David Bowie by Masayoshi Sukita展
先日から、V&Aで70年代以降のブリティッシュ・ロックの代名詞ともなっている、Devid Bowie(デヴィッド・ボウイ)の回顧展、「David Bowie is」が催されている。
自分自身が聞いていたのは、ボウイさんの次のジェネレーション、ボウイさんや、TRexのマーク・ボラン・・・などの影響下にある、80年代のNew Romantics(ニューロマンティックス)やGoth(ゴス)、New Wave改めDark Wave系、オルタナティヴ系の音楽なので、「Ziggy Stardust」などもBauhaus(バウハウス)のカヴァー・ヴァージョンの方で知っている・・・という状態。 (あ、別に「若い」わけじゃなくて、(オルタナティヴ)ロック系の音楽を聴きはじめるのが遅かっただけなんだけれども・・・。)
ともあれ、ボウイさんが70年代を象徴するアイコン(偶像)だということは重々承知している。
ロック音楽を、ファッションやアートと融合して、「カルチャー(文化)」にまで持っていったのは、このボウイさんに他ならない(ビートルズよりもストーンズよりも、「文化度」は高いという評価)。なので、「国立文化博物館」であるV&Aが、大回顧展を催すというわけなのだった。
ちょうど、10年ぶりの新アルバム「The Next Day」の4月1日発売も予定されていて、ボウイさんファンにはなんともエキサイティングな2013年。
その「ムーブメント」の一翼を担うのが、現在Piccadillyの Snap Galleryで催されている、「David Bowie by Masayoshi Sukita展」。
これは40年以上に渡って、デヴィッド・ボウイの写真を撮り続けてきた、日本人写真家、鋤田正義氏の、アイコニックなデヴィッド・ボウイ作品の中から、「クラシック」ともいえる代表作とともに、未発表の貴重な作品が、展示販売されている展覧会。
この作品展が実現した背景には、よく撮影のお手伝いをさせてもらっている、ファッション・デザイナー・神戸真知子姐さまと、ご主人のMax氏の尽力が潜んでいる。そんな経緯で、私の方も真知子姐さま関連の、雑誌取材の撮影を担当させてもらったりして、ギャラリーに出向いていた。
今回はそのギャラリーからの、速報イメージを中心に。
まずはV&Aのイメージ。
最寄のSouth Kensington駅から、V&Aに向かう地下道に並ぶボウイさんポスター。
「David Bowie Is (デヴィッド・ボウイとは・・・)」というタイトル自体、
時代とともに変転変化を続けるボウイさんの定義を、
オーディエンス(受け取り手)にゆだねる、複(多)眼的コンセプトから出てきたもののよう。
V&Aの入り口には、Ziggyのギザ・マークが輝いている。
エキジビション会場横のShopはデヴィット・ボウイ一色。
もちろんこのV&Aの展覧会にも、鋤田さんのボウイ作品は何点も展示されているのだが、ここでは「展覧」のみ。
その直筆サイン入り、限定プリントの作品を「購入」できるというチャンスが、Snap Galleryの「David Bowie by Masayoshi Sukita展」。
これがその会場。
Snap Galleryは1階と地階の2フロアで、
この写真の1階部はボウイさんの70年代前半の写真で構成されている。
そして、地階部は70年代後半以降の写真。
手前に写っているのは、かの「Heroes」のジャケットを飾った名作。
新アルバム「The Next Day」のジャケットも、「Heroes」からの展開なので、
この作品がベースになっている。今回の展覧会では、はずすことのできない一枚。
その限定オリジナル・プリントが入手できる・・・というのだから、ファン感涙もの。
鋤田さんと真知子姐さま。
念願のLondon展実現で、感慨深い記念撮影。
真知子姐さまのBustleプロデュース、鋤田さんのボウイ作品プリントの
Tシャツ、トートバッグも販売中。
モデルは、NYから駆けつけたフォトグラファー・Mark東野氏。
今回は展覧会のヴィデオ・ドキュメンタリーを担当。
この日は、夕方からオープニング・パーティー。
それまでに、最後に持ち込まれた限定ストック分の作品に署名して、準備完了。
左はアシスタントの宇都宮氏と、ギャラリーのオーナーGuy(ガイ)さん。
その後、TV用のインタヴュー進行中。
インタヴューが終わった後で、意外なゲストが。
ファッション・デザイナー/プロデューサー・山本寛斎氏乱入(笑)。
70年代にボウイ・コスチュームを手がけたのが寛斎さん。
ちょうどこの後ろの写真が、Bowie x Sukita x Kansaiコラボレーション作品ということになる。
もちろんV&Aの今回の回顧展にも、そのコスチュームは何点も展示中。
ご本人もこの前日の、V&A展オープニング・パーティーのためにロンドン入り。
ヒースロー空港からの帰国途中に、ギャラリーに立ち寄られた、といういきさつ。
パーティーが始まったところに、真知子姐さまのお嬢ちゃん、美少女たーちゃん登場。
真知子姐さまのダンナ様Maxさんと鋤田さん。
続々とゲストが来場。
続々とセールス>サイン>記念撮影が続く。
右は、ボウイさんのバックのギタリスト、
今は亡きMick Ronson(ミック・ロンソン)氏の妹のマギーさん。
この後もパーティー大盛況、ボウイさんのコピー・バンドの演奏が入ったりで、
だったそうなのだが・・・私の方、UK時間深夜の日本の雑誌社の締め切りに間に合わすべく、
残念なことに、ダッシュで帰宅>ポストプロセス仕上げて納品という深夜操業なのだった。
鋤田さんはじめ、スタッフの皆さんにも挨拶も出来ず・・・と思っていたら、
都合のいいことに(?)スカーフをバックルームに忘れてきた(ワザとか?という疑惑はあり)。
そこで、また翌々日、友人のDanaさんが、通訳でギャラリー入りするのに便乗して
この日は、一般公開の初日。パーティー並みに来場者が続く。
V&Aのエキジビションからまわってくるお客さんも多い。
右はその、V&Aのキュレターの方々。
この日の意外なゲストは、Bob Marley (ボブ・マーレィ)や、
Sex Pistols(セックス・ピストルズ)の撮影で知られるフォトグラファー・Dennis Morris氏。
「昔から大ファンなんですよ。」と、がっつり握手。
スイスの雑誌社からのインタヴュー内容を、Danaさんが翻訳質問している横で、
ポートレートを撮らせてもらった。
その時にも、その後スタッフの皆さんと一緒に食事に招いてもらった時にも、色々な話をうかがうことが出来た。
一番印象的だったのが、ボウイさんとのセッションで、最初は通訳をはさんで簡単にうちあわせはするものの、実際に撮影が始まれば、ボウイさんのプレゼンテーションする「表現」に対して、そこから鋤田さんが最高のカットを切り撮っていく・・・そこに言葉や説明はもはや全く必要ではない、という話。2人のアーティストの、まさに理想的なコラボレーションのあり方といえる。すばらしい話を、ありがとうございます^^。
2013年3月23日~4月30日
Snap Gallery
12 Piccadilly Arcade, London, SW1Y 6NH England
(日・月休廊) コンタクト情報は<このページ>
地図:このアーケードの中にある。
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直筆サイン入り限定プリントの作品は欲しい!!
しかし、ロンドンまで行けない・・・という方に朗報。
Snap Galleryでは、UK内外からのネット・オーダーも受け付けている。
<このページ>から、サムネイルをクリックしてオープン。
各ページには、それぞれの写真にまつわる撮影逸話も記されていて(英文)、
これを読んでいるだけでも、写真が一段と立体的に感じられる。
各イメージ、大サイズ・プリント(30"x40"=約76x102cm)10枚限定 £3,000、
小サイズ・プリント(16"x20"=約40x50cm) 30枚限定 £1,500
中でも鋤田さんとギャラリーが、特別に選んだ3枚は、
8"x10"プリント=約20x25cm 100枚限定 £195、と、お手ごろ価格に設定されている。
(すべて、サイズは紙面サイズ。価格はプリントのみで、マット・額装なし。)
お部屋に鋤田作品ボウイさんをご招待する、またとないチャンス!!
すべて限定プリントのところに、世界中からのオーダーなので、会期中の売り切れ必至。
決断は、お早い目に^^。
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