The Decorative Fair (デコラティヴ・フェア)2013春フェア
また、墓場写真はお休みして、今回はこの日曜日までBattersea Park(バタシー・パーク)で開催中の、The Decorative Fair (デコラティヴ・フェア)2013春フェアのイメージ。
見事な蝶のディスプレイは、Alex MacArthur Interiors。
(裏水銀張りのはげてきた)ミラーと、おなじみの蝶のディスプレイ。
ここのアイテムだけは、いつでも一体どこでどうやって入手されるのか、全く想像が付かない、
現在だと・・・別の意味のドラッグになってしまうタイプの薬剤だそう。
(Danaさん曰くに・・・)
裏塗装がはがれてきている質感が絶妙。
パーンの彫りの入ったUrn(壷)に、フォックスドの凸面鏡。
ブースの側面に展示されていた時計。
来客で詳しく尋ねられなかったけれど、「文字盤の裏を、表にセッティングし直した」
というようなことを、ちらっと言っていた。
Alexの独創的な美意識。見た目、とてもとても、スチーム・パンク^^。
*******************************************
大型の棚に、びっしりの珊瑚とフランス本のディスプレイが見事で、写真を撮らせてもらった。
大型の家具や、石彫刻もののような、重厚・迫力のあるアイテムが得意。
この写真を撮る前にも、売れた巨大な石彫刻の頭が、
台車に載せられて搬出されていっていた。
*******************************************
フレンチテイストは、いつものAppley Hoare Antiques。
今回キャビネットの中は駄菓子屋さん感覚。
アンティークの菓子紙箱と、蜂蜜が入っていた紙ポット。
ガラスジャーに入っているのは、現行品のお菓子で「食べても大丈夫よ。」だそう^^。
春フェアなので、シェルで春夏のイメージを演出。
春フェアでは、ガーデン・アンティークも色々出てくる。
いい感じに緑青のふいた、銅のじょうろ。
こっちをじっと見つめているのは・・・、
木彫にペイントされた、ライオン君。
*******************************************
こちらも、フレンチ・テイストの、M.Charpentier Antiques。
お母さんのマギーさん亡き後も、カミラさんと、お姉さんのチームで、商材も一段と充実。
美しい彫りのメダリオン・レリーフ。
鏡に映りこんでいるところを、撮ったけれど、
こういったアンティーク「博物学事典」の挿絵リーフの額装は、
いつでも、どのブースでも、人気のアイテム。
*******************************************
今回とりわけ目を引いたのが、青絵付け陶器の専門ディーラー、
以前見かけたことがないと思ったら、毎回このフェアに参加しているのでなくて、
青絵のイメージにマッチした春フェアのみに、時々参加しているのだそう。
Transferwareなので、手描きではなく転写プリントのものなので、お値段も手ごろ。
青絵プリントは、他の様々なセラミックや、実際の料理とも相性がよくて、使いやすい。
花鉢のカヴァーにもよく使われる青絵セラミック、装飾的であり実用的なアンティークス。
伝統的なのだけれど、コーディネーション次第でいろいろな表情を引き出せるアイテム。
*******************************************
ここも、初めて目にしたディーラーさん、The Reclaimed Tile Companyは、今回が初参加。
Reclaimed(リクレームド)というのは、建築・インテリア資材関連では、
Salvage(サルヴェージ)と似た意味合いで、「リサイクル」や「廃材再使用」ということ。
「廃材」といっても、現在では生産コストが合わないような、
高度な技法が使われているものや、「時間」しか作り出せない古びの質感が付加されているので、
それ自体がアンティークとしての価値を持っている。
ここは、床タイルが専門。
主に、19世紀スペインのものなのだとか。
再使用材の場合、建築プロジェクトのサイズに、ストックが合致できるかも重要なポイント。
なので、パターンとともに、どれだけのストックを持っているかも表記されている。
量の少ないタイルは、壁面装飾としてフレキシブルに活用される。
小型のタイルがとてもチャーミング。
*******************************************
今回の春フェアは2013年4月28日(日)までの開催。
次回の秋フェアは2013年10月1日~6日開催。
チケットを持たずに出かけると、(原則的に)入り口で£10をチャージされる。
しかし、入場料を払って入る人はまれで、<この頁>で登録すれば送られてくる、
入場無料E-メールをプリントアウトして持っていけば無料。
何枚でもプリントアウトして、持っていってかまわない。
the Decorative Fair
Battersea Park, London
late January, late April and early October.
View Larger Map
Labels: アンティーク
<< Home