ロンドンの街-WaterlooからLambeth
April shower(4月の、にわか雨)という言葉通り、毎日シャワーが通っていく。
日差しは暖かくなったけど、空気はぐっと冷え込んで、曇ると冬に逆戻りした感じ。
少なくとも、水不足は少しは解消されたかな・・・な、今日この頃で、実はちょっと、撮影に出かけるのも億劫になっている(笑)。
来週からは、また日本からの雑誌取材撮影が入っているので、しばらくは、天候おかまいなしで撮影にどっぷり。
今回はMarylebone界隈と、BatterseaのThe Decorative Fairの取材で(別々の雑誌)、どちらも好きなところなので、楽しみにしている。今回はレストランじゃないので、美味しい思いはしないだろうけれど、「目」に美味しい・・・ということで。
そんなわけで、またしばらくブログがお休みモード。その前に、3月末の暖かな日にうろうろしていた、Lambeth(ランベス)周辺の写真。
目的は、Garden Museum(庭園博物館)だったのだけれど、ここのイメージはまた、まとめて次回に。
今回は、テムズ川に沿ってリヴァー・ウォークでランベスまでたどり着くところまで・・・。
ターミナルのWaterloo(ウォータールー)から、London Eyeに向かって歩く。
ここからランベスまで川沿いを歩く。手前の建物は旧カウンティ・ホール。
もともとはグレーター・ロンドンの「州役所」にあたるのかな。
現在は、水族館やら、ホテルやら、もっぱら観光用に使用されている。
その、旧カウンティ・ホールの正面。
その前が遊歩道で、川の対岸にはビッグベンという・・・、あまりにも、いかにもな観光名所。
ポストプロセスでレイヤーをかけて、「いかにも観光写真」をなんとかしようとしているが・・・、
いちだんと「いかにも」度を増しただけか・・・(笑)。
川沿いは、鳩もだけれど、ガル(カモメ)がいつもたむろしている。
パーラメントと・・・ポーズ(をとっているつもり)の配偶者氏。
どちらもアンティークなイギリスということで・・・(笑)。
うちの「父さん」よりお古いのが、Old Father Thames(テムズじいさん)、街灯の下のレリーフ。
テムズ川を神格化したイメージで、ポセイドン的なるおじいちゃま「こんな」として描かれる。
ウェストミンスター橋のたもと。
ええ、そう、ここが観光写真スポット!!このアングル・・・(笑)。
今度は、あえて観光処を外して、撮ってみる。
ウェストミンスター橋の次にランベス橋、そのまた先にヴォクソール橋がかすかに見える。
建造中の高層ビルはヴォクソールのSt George Wharf Tower(セント・ジョージ・ワーフ・タワー)。
2014年完成予定の高層マンションで、完成予想は「こんな」風。まだまだLondon景気がいいなぁ。
「絵葉書」観光モードに戻って、ウェストミンスター橋+ビッグベン+パーラメント。
まだランベスまで遊歩道は続いている。
ウェストミンスター橋からランベス側に下ると、London Eye前「観光激戦区」
(団体観光客の集合場所だったりして、クレープやアイスクリームを食べながら大量の人々がたむろしている・・・)
から少し外れて、歩きやすくなる。
このあたりで、川と反対側に不思議な廃墟風景が現れる。
取り壊された、18世紀の建物に残る彫像。
どうやら、立地からはGuy's & St Thomas'Hospital(ガイズ・聖トマス病院)の一角のようなのだけれど、
川沿い遊歩道からはアクセスできないので、詳細は不明。
見た感じだと、18世紀に建造されたGuy's Hospitalの方の一角で、
創設者Sir Thomas Guy(トマス・ガイ卿)の彫像なのではないかな・・・。
これもその廃墟に連なる建物。
荒廃した18世紀建築に、後年いろいろ仮設建造物が付け足された・・・様な感じ。
関係者以外立入禁止、的なる印象。
廃墟写真も結構好きだったりするので、心惹かれるんだけどな・・・(笑)。
川の方は、まったりのんびり、ボートが行き交う。
その横を飛ばしてきたボート。後ろに曳いているのは、旧式の手漕ぎボート。
前にカメラクルーも乗っていたので、何かのフィルム撮影に向かうのかもしれない。
ランベス橋が見えてきたら、庭園博物館ももうすぐ。
Lambeth Palace(ランベス・パレス)のグレート・ホール。
クロムウェル軍に破壊されて、王政復古後の17世紀後半に、後期ゴシック様式を復刻して建築されたもの。
ここは、歴代カンタベリー司教のロンドンの公式住居となっていて、一般公開はされていない。
春と秋の限られた日に有料ガイドツアーが催されている「このページ参照」。
ここでレクチャーをした男性が、ここに滞在した時の写真を、FlickrにUpしているのを見つけた。
中の様子をちょっと覗いてみたい方は「このページ」を参照。
このランベス・パレスの前にあるSt Mary’s (聖メアリー)教会が、現在は庭園博物館となっている。
次回は、この博物館からのイメージ。
ではでは、しばらく仕事に専念することにして、その「次回」は来月の初めに・・・、See you next month!!
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