Tuesday, 4 October 2011

Decorative Fairに出展された、Peter Gabriëlseの箱彫刻 

今回も号外ミニ標本箱で、ペーターおじさんの箱彫刻作品が、Battersea Park、The Decorative Fairに出展されていた様子。

このフェアは、ロンドンのバタシー・パークの中のマーキー(と、いっても、常設建築かと思うような、しっかりした建物)内を会場に、年3回1月、4月、9月の終わりに6日間催される、アンティークのフェア。
主に、ファニチャーやテキスタイル等のインテリア関連が中心に出展されている。
重厚なイギリスのオーセンティックなアンティークというより、フランスやコンチネンタルの軽やかなペイント家具といった、ヴィンテージ系アンティークが主体なので、現在のインテリア・トレンドとも相まって、近頃人気の高いフェア。

2年ぐらい前から、私に買えるようなものはあまりないのだけれど、目の保養によく訪れている。
この4月にペーターおじさんの箱彫刻を始めて見つけたのも、このフェアにて。
それがきっかけで、連絡を取って、シャトーまで押しかけフォトグラファーとなった次第。

Exhibition by Gaby van Schagen (st.no. 80)
Gaby van Schagen という、オランダのディーラーが、ペーターおじさんの作品を出展している。

これが彼らのスタンド。オランダ、デンマークやスカンジナヴィアの民芸家具が、得意ジャンルなのだとか。
この写真を撮ったときは初日の、フェアがオープンしてまだ1時間ぐらい。
会場に入るのに列を作って並ぶほどの盛況ぶりで、彼らのスタンドでも商談の真っ最中。しかも、右下のスツールはすでに「売約済み」。
他のスタンドでも、チェックを切っている来場者を多数目撃・・・よく売れている。
例年は、3日目のお昼頃からのんびり出かけていたから、その頃には出品者も退屈そうに新聞を読んでいたりして、あまり活気のある感じではなかったのだが、やはりアンティーク・フェアはオープン直後が「勝負」のよう。

Exhibition by Gaby van Schagen (st.no. 80)
例年になく、オープン直後に訪れたのには理由があって、
この、ペーターおじさんの作品写真で作ったカードを納品するため。
フェアに間に合うように、U.K.サイドで私が作っておいたもの。
小ロットに特化したMooでプリントした。

Peter Gabriëlse's box sculptures in exhibition
ペーターおじさんの作品が展示されているコーナー。
スペースに限りがあるため、展示されているのはこのとき3点だけだが、全部で7点持ってきているそうだ。
興味のあるお客さんは、裏のストックルームに案内して他の作品も見てもらえる。

Peter Gabriëlse's box sculptures in exhibition
ここでまた、ペーターおじさんの作品の追加撮影・・・。

Peter Gabriëlse's box sculptures in exhibition
展示位置が私には高すぎて、うまく撮れないんですけど・・・(笑)。

Peter Gabriëlse's box sculptures in exhibition
このディティール・・・とても凝っている。

Peter Gabriëlse's box sculptures in exhibition
その作品の、全体像。

Peter Gabriëlse's box sculptures in exhibition
コーナーを別の角度から。

Exhibition by Gaby van Schagen (st.no. 80)
スタンド正面を別の角度から。

Exhibition by Gaby van Schagen (st.no. 80)
センター・ディスプレイ。

たいていこのフェアには、Danaさんと一緒に出かけている。
この初日は彼女の都合が合わなかったので、私一人で出かけたが、彼女に合わせて3日目にも一緒に覗きに行った。
それで、びっくりしたのは、正面にある背の高いガラスキャビネットと、小さな椅子類を除いて、大半のものがすでに売れて搬出された後。別の小物が展示されていたが、初日に比べて、展示品総がわり。彼らもゴキゲン。
それからまだ、3日残していたので、最後にはスカスカの展示になっているかも。出展者としてこんなハッピーな話はない。
裏の壁のスペースにあった、キャビネットも搬出されていて、壁面ができたので、ペーターおじさんの箱彫刻の展示も増えている。
Peter Gabriëlse's box sculptures in exhibition
鉛屋根のような、緑青のような、典型的なペーターおじさん色の繊細な作品。

彼の作品にも、アメリカからの来場者から、数のまとまった引き合いが入ったという、いいニュース。
ペーター師匠、シャトーの修復は置いておいて、箱彫刻制作ですよ!!

次回は、そのシャトーに再び戻って、シャトーの庭のイメージを中心に。

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