ハンガリアン・ジュエリー -17世紀・後編
今回もしつこく、ハンガリー17世紀のジュエリーを、ブダペストのハンガリー国立博物館(Hungarian National Museum)と、Museum of Applied Art(工芸博物館)から。
一段と、エキゾティック度を増して、これはイギリス・フランスでは見たことがない、と、いうようなジュエリー達。
ハンガリー国立博物館 所蔵
plume(羽飾り)と呼ばれるタイプのジュエリー。
ハンガリー貴族の男性の帽子には、羽飾りが付き物で、羽とともに留めつけられるジュエリー。
下の写真参照。
ハンガリー国立博物館 所蔵
これは19世紀の軍服なのだが、基本的にこんな風に帽子に羽を立てるのがハンガリー式。
実にかっこいい・・・。(個人的に大好きで、自分でもかぶろうかと思うぐらい^^)
ハンガリー国立博物館 所蔵
他の東ヨーロッパでもあったのかもしれないが、ハンガリーのコスチュームで一番よく見かける。
あと、ムガール帝国インドの男性のターバンにも、こういったPlumeジュエリーがついている。
Museum of Applied Art所蔵
これが、一番見事だったPlume。残念ながら、巨大なPlumeなので(全長30cm位)窓の映り込みを避け切れなかった。
後処理でごまかすが・・・あまり成功していない。
Museum of Applied Art所蔵
悔しいので・・・ディティール。
前回のジュエリー同様、何層にも重なるメタルパーツにエナメル彩、そこに石留め、という複雑な構成。
Museum of Applied Art所蔵
華麗だ・・・なんとも美しい。野郎どもにはもったいなさ過ぎる(笑)。
ハンガリー国立博物館 所蔵
どうやら、私は羽飾りフェチのようで・・・全部撮ってきた。
そういえば、うちのVyacheslav(ヴィヤチェスラフ)殿下にも、簡単だけど羽飾りを付けてあげたな・・・。
これは、全く・・・・余談。失礼。
話を戻そう。そう、今回は西ヨーロッパでは見かけない、エキゾティクなジュエリーのテーマだった・・・。
ハンガリー国立博物館 所蔵
これは、ベルトのバックル。
ほとんど3Dのような部位にエナメル彩するもので、こんな平面は簡単なもの?
とにかく、エナメルが多い。インドやイスラム圏のジュエリーの影響でもあるのだろう。
ハンガリー国立博物館 所蔵
クラスプ。
ハンガリー国立博物館 所蔵
クラスプ。
ハンガリー国立博物館 所蔵
マントを留めるチェイン。(上のメンズのコスチューム参照)
ハンガリー国立博物館 所蔵
装飾的なチェインの一部。 下のチェインと同じ物。
ハンガリー国立博物館 所蔵
巨大なチェインなのだが、ベルトなのかマント用のクラスプなのか、もうよく解らない。
男性用のコスチュームだろう・・・というのも想像の域。
デザイン的には、ほとんどペルシャ風。
ハンガリー国立博物館 所蔵
ベルトの部分。ヴェルベット地に金襴地張り、その上にジュエリーを留めつけたもの。
ハンガリー国立博物館 所蔵
これもブローチなものだか・・・クラスプなのか不明。
ハンガリー国立博物館 所蔵
今回見た中でも、究極の装飾主義・・・。これも上と同じく、ブローチかクラスプ。
ハンガリー国立博物館 所蔵
最後に・・・これでもか・・・と、接写イメージ。
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