V&A Museum of Childhood (ヴィクトリア・アンド・アルバート子供博物館)-1-
Budapest(ブダペスト)から帰ってきたばかりで、まだぜんぜん写真の整理も出来ていないので(2000枚越しの撮影新記録・・・自慢している場合ではない・・・Sigh)、しばらくは再びロンドンの博物館からいろいろ展覧してみよう。
今回は、V&A Museum of Childhood (ヴィクトリア・アンド・アルバート子供博物館)。
西ロンドンのV&Aの分館なのだが、立地するのはイースト・エンド地下鉄Bethnal Green (べスネル・グリーン)の駅の近く。 19世紀後半にべスネル・グリーン博物館としてオープンしたものが、1920年代に次第に「子供博物館」として形成されていった。
おもちゃ、ゲーム、人形などがコレクションの大半を占めるので、来館者はおのずと子供達が中心。しかし、収蔵品の質・量ともに充実しているので、大人でも充分に楽しめる博物館。私的には、彫像や人形の撮影が大好きなので、ここもまたいい遊び場の一つ。
標本箱は3箱構成で、今回はまず、この博物館の2階部に集中して展示されている「ドールハウス(人形の家)」のイメージから。次回はその他の人形達。最後はおもちゃと人形劇関連。
今回撮影した中で、一番お気に入りのイメージ。人形の家自体は19世紀末期の「Amy Miles(アミー・マイルス)のドールハウス」と呼ばれているもののディティール。全体イメージは<このページ>参照。
アミーちゃんというお嬢ちゃんのために作られたドールハウス。ドールハウスの面白いところは、その当時の生活スタイルが忠実に再現されていること。例えば、当時の「坊ちゃん」は学校へは行かない。学校などに行くと「ろくなこと」を覚えてこない、なので、自宅で家庭教師の授業を受ける。この「ボク」は教科書を抱えて、先生が部屋にやってくるのを待っているところ。
彼はドア・ボーイで、手紙を主人に届けるところ・・・のよう。
ここはナーサリー(子供部屋)で、幼い妹はここでナニー(乳母)と一緒に昼間の時間をすごす。
パーラー(居間)のお母様。
ダイニングルームでは執事氏が食事の準備を取り仕切っている。
これはバスルーム。電気の照明が入って、シャワーが付いているのは当時としては、
とてもトレンディーで裕福な家庭。それでも、この大きな屋敷にトイレ/バスルームは1つしかない。
一軒の家に2つも3つもバスルームを付けるようになったのはほんの最近の話。
アメリカで始まったスタイルかも・・・?
Footman(フットマン=使い走りなどの雑用全般を受け持つ使用人。執事の下で働いている)君と、
最新型の自転車。
これは、Killer Cabinet House(キラー・キャビネットハウス)と呼ばれる、
1830年代のドールハウスにお住まいのお嬢さん。全体のイメージは<このページ>
同家の坊ちゃま。
乳母が幼い妹(弟?)の世話をしている。
キッチンでは、フットマン達が食事をしに来ているようす。
これは、Nuremberg House(ニュレンバーグ・ハウス)と呼ばれる、ドイツのドールハウス。
煙突に記された年号から、1673年に製作された物とされている。扉を閉めた全体像は<このページ>。
この博物館に収蔵のドールハウスの中でも最古のもの。
同じドールハウスの、居間。といっても、寝室もかねている様子、ベッドが見えるので。
ダイニングルームと見事なピュ-ター(錫)の食器。
キッチン。犬も鶏も同居。
最後にダイニングテーブルの上を静物画風に・・・。
V&A Museum of Childhood : 入場無料 10:00AM~17:45PM 12月24・25・26日と1月1日以外無休。
毎月第1木曜は、9:00PMまで一部ギャラリーがOpen(詳細は<このページ>)
館内バーチャル・ツアーは<このページ>
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