Thursday 23 December 2010

雪景色 -2-

どうやら「厳寒の冬」の長期天気予報は当たっていたようで、先日(18日)また大雪。
2週間前の「雪景色」に引き続いて、またもや雪景色のイメージ。
12月にこんなに雪が降るのは、私が12年前にロンドンに来てからはじめて。「敬老フリー・パス」所持者の年代の配偶者氏によると、1960年代までロンドンでも積雪は毎冬のことで、池は凍ってスケートが出来たとか。1970年代から地球温暖化なのだか、理由はともかく、冬が特に暖かくなってきたそうだ。
歴史的には、19世紀頃までテムズ川は凍結するもので・・・、1814年までロンドン・ブリッジの上流側の凍結した河上で、ウィンター・フェア(冬のお祭り)が開催されていた。とりわけ、19世紀に新しく架け替えられる前の、中世以来の旧ロンドン・ブリッジは橋桁の間隔が狭かったため、凍結しやすかったらしい。1831年に新しいロンドン・ブリッジが架けられて以来、テムズ川が凍結することはなくなった。(現在のコンクリートの橋は1973年にオープンした三代目。)
テムズ川の話はさておき・・・、雪のイメージ。

St Mathew's Church in Surbiton
かなり積もった、7-8センチかな。
今回は少し歩いて、自然式庭園風の公園まで撮影に出かけた。
これはその公園から、セント・マシューズ教会を見たところを絵葉書風に加工してみた。

Surbiton Farmers Market Dec. 2010
朝起きたときは雪は積もっていなくて、今年最後のファーマーズ・マーケットに出かけた。
買出しの前に、カフェで朝ごはんをのんびり食べていたら、空が暗くなり始めて・・・吹雪。
気温が氷点下なので雪は溶けずにどんどん積もる。

Surbiton in snow
傘を持ってきていなかったので、急いで買い物を済ませ、ひとまず退散。

Our street in snow
帰ってきたら、うちの通りはこんな風。
前回の雪景色より積もり方が本格的(?)なのがご覧いただけるかと・・・。

Refugees in our window-redge cafe
冬の間は、窓際の鉢の中に鳥用の餌を置いておく。
Tit(シジュウカラ)、Robin(コマドリ)、Black Bird (クロウタドリ)、Jackdaw(コガラス)、Starling(ムクドリ)等が常連客。
この日は、Starlingがここのカフェで吹雪を退避中。邪魔しないように、こっそり望遠で撮影。

I can't go out...
スノー・ブーツに履き替え、傘を持って撮影に出発。
途中のアンティーク・ショップのウィンドウ。お嬢さん、今日はパーティーには行けませんよ・・・。

Snow in a park
公園に着いたら一面の銀世界。ロンドン郊外とは思えないな(笑)。

Snow in a park
せせらぎと柳。

Snow in a park
すでに雪だるま出現。

Snow in a park
池は半分凍結。

Snow in a park
日本画風の風情。

Snow in a park
鴨も白鳥も、めったにない凍結で困惑気味。

Snow in a park
この白鳥はまだティーンエイジャーなので、雪も氷も初めてに違いない。

Snow in a park
砂糖菓子みたいだ・・・。

Snow in a park
ローズヒップ。

St Mathew's Church in Surbiton
最後にセント・マシューズ教会を別の角度から。


雪は美しいのだけど、雪が苦手なイギリス社会は麻痺状態。ホリデー・シーズン突入したところで、飛行機は飛ばない、電車はキャンセル、車は動かない(英人はけして、タイヤ・チェーンを知ろうとはしない・・・笑)。
うちはどこにも出かけないので、平気だが、郵便等の配達物が届かない・・・、やれやれ。
まぁ、愚痴っても状況に変わりはないので、エンジョイするしかないということ(笑)。

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