Pitt Rivers Museum (ピット・リヴァース博物館)Oxford -2-
Oxford(オックスフォード)から、Pitt Rivers Museum(ピット・リヴァース博物館)の2回目。
今日は一段と「私」フィルターが入って、ジュエリーとビーズを中心に・・・。
この博物館の吹き抜け二階部のギャラリーには、各地からの民族色豊かなジュエリーが収蔵されている。
これを目当てに行ったのではなく、偶然の発見。これは楽しい!!
このあたりのキャビネットにはアフリカへの交易のために作られたビーズ。
主にベニスあたりで作られたガラス製だが、当時の(19世紀)アフリカの人たちには美しいお宝。
「商品の価値は市場性が決定する」の最たる例。安物をあてがって搾取したと、皮肉な見方をする説もあるが・・・。
要は欲しい人がいるから、交易が成り立っただけのこと。
交易ビーズ、およびその他いろいろのビーズ。
交易ビーズの古い見本カード。
大阪で、昔古いガラスビーズ製造会社の外注契約デザイナーを10年ばかり勤めていた。そこの会社の、昔(60年代位だろうか)のガラス玉サンプルカードを時々目にすることがあった。これと大して違いはない。そういう自分の経歴のためか、このサンプルカードというものに妙に愛着を感じてしまう。ちょうど来年の春物に、この右のサンプルカードのQを1Mass(1400個)発注したいな(笑)。
この右のガラス塗りパールも即発注したいもの・・・。
当時のシードビーズ。色味が現代のものよりまったりしていて、ナチュラルな感じ。
アフリカのエスニック・ジュエリー
これは主に北アフリカ、アルジェリアのジュエリー。
あ、右下の紫の石のブローチは東ヨーロッパ、バルカン半島のジュエリー。
東ヨーロッパ、ブルガリア周辺のジュエリー。
ビザンティンのこてこて装飾の末裔と感じてしまう・・・・。
ええその通り・・こんな風なビザンティン風のものを見ると撮らずにはいられない。
私の好きなクロス達。
これが極めつけのバルカンジュエリー。
左のバルカン・ジュエリー(19世紀)は右のビザンティンジュエリー(7世紀初期 大英博物館所蔵)のまるで末裔・・・。
そんなわけで、結局どんな博物館を訪れても、結局は自分の「好き」のフィルターに引っかかってくるものだけをピックアップしているのだ・・・と思う。
同じくバルカンのブルガリアのフォークソングをバックに、19世紀のコスチュームのポストカードをスライドショーにしたものをYoutubeで見つけたので、参考までに添付。
メランコリックないい曲。
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