Surbiton Festival (サービトン・フェスティバル)
少し前の話になるが、9月の最終土曜日には、うちのローカル、サービトンのフェスティバルが毎年催される。
駅前商店街に沿って出店が出て、パフォーマーやらミュージシャンが繰り出し、ブラスバンドや地域の子供たちのグループのパレードがある。いわば地域の「秋祭り」といった感じ。
私も毎年ぶらぶらカメラ片手に出かけている。写真を撮るのもだが、出店で買い食いする方で忙しい(笑)。
左上が駅前商店街、ヴィクトリア・ロード。普段はバスや車が走っているのだが、フェスティバルの日は歩行者専用になって、出店が出る。エスニック料理好きの私は、いつでもモロッコ料理の出店でランチ。ラムのシチューにクスクスとサラダ、これを「立ち食い」・・・。
一週間前から通りはフェスティバルの黄色い旗で飾られる。
サービトンは19世紀のヴィクトリア時代に開発された、当時の新興住宅地。隣町の中世からマーケットタウンとして記録が残されているキングストンに、当時鉄道が導入される案が出たが、当初鉄道は汚いうるさい嫌われ者。街からずいぶん離れた、まだ農場しかなかった、ここサービトンに鉄道駅は「隔離」されることになった。しかし、すぐに鉄道の便利さは不可欠のものとなって、このサービトンに続々と住宅が建てられるようになった、といういきさつ。なので、サービトン・フェスティバルの旗にも若き日のヴィクトリア女王が描かれていて、全体にどことなく「古きよき」をテーマにした演出。
このモリスダンス、いいおじさんたちがハンカチやら棒やらを手に手に、可愛らしく飛び跳ねて踊っている・・・。脚に鈴を鈴なりに付けていて、これがしゃんしゃん賑やか。昔これを最初見たときは笑わずにはいられなかったが、真面目に伝統芸能。各地に保存会があって、このグループはサービトンではないが、少し先のウィンブルドンのチーム。毎年ここのフェスティバルに参加している。本来は、春のお祭りMay Day(メィ・ディ)の出し物。
モリスダンスの演奏。アコーディオン、バイオリン(フィドル)、笛、ドラムというのが定番。
これはモリスダンス「棒踊り(正式名ではないよ)」。
フェスティバルを知らずに、たまたま駅から降りてきた人たちが、駅前でのこのモリスダンスにびっくり(笑)。
この人達はまた別のモリスダンス・グループ。今年は2チームが参加。
最後は2チーム合同で、レッツ・ダンス・・・。
こちらも毎回参加の「お達者クラブ」系ジャズバンド。渋くて上手い演奏。
別のジャズ・シンガー。少し年齢層は下がったかな。
後ろに見えるサービトン駅は2代目で1930年代にアールデコのデザインで建造されたもの。
Grade II listed(第2等保存建築)に指定・保存されている。
ゴキゲンにラテンを踊るペアは・・・、
実は、身長3m・・・。
ここにも、身長3mの虫・・・。
「今日は、いったい何事・・・?」
12時にはパレードがやってくる。
最後は、ヴィンテージカーのパレード。
この後も、フェスティヴァルは夕方まで賑やかに続く。
モリス・ダンスを見たことがない方のために・・・おまけヴィデオ。きっと笑う・・・ふふふ。
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