Gustave Moreau (ギュスターヴ・モロー)美術館と絵画 -3-
パリの「ギュスターヴ・モロー美術館」より3回目。今日はモローのデッサンを中心に展覧。
昨日も載せたが・・・このアトリエの左の窓の下、今ちょうど男性が見ているが、ここのカーテンの後ろに、額装されたデッサンが本のように、幾重にも折り重なっている。Webによると彼の生涯にわたる400枚以上のデッサンが収蔵されているとか・・・。デッサンなのでタイトルもなにもないが、いつものごとく、私のフィルターで目に留まったものをピックアップ。

これは、New York Metsの下の絵の構想。

撮影:RasMarley@Flickr Oedipus and the Sphinx (オディプスとスフィンクス)
Metropolitan Museum of Art, NYC(ニューヨーク、メトロポリタン博物館)所蔵

これは、初期のイメージスケッチだろうか・・・、

次第に構想が固まっていく・・・。左は最終作品のための拡大プロセス。

最後の完成作品がこれ。撮影:freeparking@Flickr
Thracian Girl Carrying the Head of Orpheus on his Lyre(竪琴に載せたオルフェの首を持つトラキアの娘Musee d'Orsay, Paris パリ・オルセー美術館所蔵。

サロメのテーマも、最初はいろいろなイメージで描いてみているのが解る。

イメージが固まってきたら、ディーティールの考察・・・。
この完成作がモロー初日に展覧した、L'Apparition(出現)となるのだが、
Flockrで水彩画の同テーマのものを見つけたので引用してみよう。

撮影:freeparking@Flickr The Apparition
後は、いろいろランダムに・・・。








最後に、写真での写り方もあるのだが、一番気に入ったのがこれ。テクスチャーレイヤーをいれてみた。

明日は、引き続きモロー美術館から、彼の暮らした部屋を展覧。
Labels: アート/デザイン
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