キノコ狩り in Richmond Park (リッチモンド・パーク)
昨日の標本箱のアンティーク・ロードショーもロンドン・ホメオパシー&ヒーリング通信のDanaさんと一緒だったが、今日の標本箱、キノコ狩りも彼女と一緒。彼女が私の守備範囲、西ロンドンに引っ越してきたこともあり、たいてい連れ立って遊んでいる。
Danaさんはホメオパシーが専門なわけだが、それ以外にも彼女の頭の中には、ありとあらゆる博物学が詰まっている。歩く「自然史博物館」状態。キノコとて例外ではない。今年のイギリスの夏は、天候不順で雨がち。すると、うちの庭先にでも直径15センチぐらいの、かなり大きなキノコ達が出没。うちに遊びに来たDanaさんに見てもらうと、どうやら「消化できない人もいるキノコ」。猛毒とはいわないが、避けておくに越したことはないものたち。
では、食べられるキノコは近所で採れるのか?きっとリッチモンド・パークが狙い目、ということになった。
キノコ狩りは朝早起きする必要があるが(キノコは夜育ち、マニアは早朝から狩りにやってくるので・・・)、朝が苦手な私のこととて、早起きの限界が、10時半リッチモンド駅集合。
リッチモンドの高級住宅街を抜けて、坂を上ってリッチモンド・ゲートに向かう。
丘の上からの眺めは格別・・・のはずだが、少し小ぬか雨まじりで、天候はよろしくない。
真下に蛇行するテムズ川が見える。
この眺めが、テムズ一美しいとかいわれる。他の地域の住民の反論もあろうかとは思うが・・・(笑)。
中はところどころ林状になっているが、基本的に9.55平方キロの大草原。
コンパスは持ってこなかったので、入ってきたリッチモンド・ゲートの方角を何度も確認しつつ歩く。
Danaさん登場。彼女といえども、念のため、キノコ図鑑持参。
キノコ狩りには「バスケット」が必携だそうだ。採ったキノコが呼吸できるので、傷まないのだとか。私はスーパー袋を持参して満杯にして帰る「幻想」にとらわれていたが、現実はそんなに採れるものではないと始めて知る・・・。
それ以外にも「安全」と思われるものを採ったが、採ってすぐに変色したり、ぐずぐずになってしまってあまり食べる気にはなれない。結局パラソル・マッシュルームだけを料理することに。
道々、誰かが先に来てキノコを抜いていったと思われる穴をいくつも発見・・・やはり、少し出遅れたようだ。
それでも2人の晩御飯には充分な量を収穫で、Danaさんご機嫌。
再びパークを抜けて・・・、ピーターシャム・ナーサリーのCafeでランチ。
(ここは明日また改めて標本箱に詰めてみよう)
そのあとは、テムズ川沿いのファームを抜けて・・・。
川沿いの遊歩道を行くつもりだったが・・・
昨日の雨と満潮で(このあたりはまだ潮の干満の影響を受けるテムズ川)、プチ洪水。
毎度のことなので、あまり驚かない。やむなくバス道を歩いて駅に戻る。
Danaさんの部屋に戻って、改めてキノコ鑑賞。
小腹がすいてきたので、調理開始。メニューはオムレツ。
ハンサム猫バブルスが手を貸そうとするが、シェフに却下される。
出来上がり。具だくさんで実に美味しい。
しいたけの食感で、味も・香りも強くはないけれど、いい「出し」がでている。
ご馳走様でした。
あしたは、ランチを食べたピーターシャム・ナーサリーを展覧予定。
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