St Fagans National History Museum (セント・フェイガンズ国立歴史博物館)-1-
Cardiff(カーディフ)旅行の後半分の目的は、St Fagans National History Museum (セント・フェイガンズ国立歴史博物館)。1946年にプリマス伯によってカーディフ市民に寄贈されたセント・フェイガンズ城と、その広大な敷地にウェールズの歴史的な家屋を移築して造られた、野外博物館。
私が1991-2年ごろにロンドンに滞在していた時に、その当時格安だった鉄道の日帰りチケットで、ここを見に来たことがある。まるで、それぞれの時代に遡って歴史の中に溶け込んでしまうような感覚が、あまりにも面白かったので、デジタル一眼レフを持って、ぜひもう一度訪れたかった博物館。その当時は、Welsh Folk Museum(ウェールズ民族博物館)と呼ばれていたように思うが、それは通称だったのか、近年のウェールズのウェールズとしての「国家」意識でそう改名されたのか、事情は知らないが・・・。とにかく、その頃に比べて一段と建造物の数も増えてパワー・アップ、ますます面白い博物館になってきている。今回は朝から夕方まで丸一日滞在したが、まだすべて回りきれていない。コスチューム・オタクの私が、入口のメイン・ビルディング内のコスチュームの展示を見る時間がなかった・・・なんということだ・・・。またいつか、再・再度訪れることになりそうだ。
博物館は、カーディフからバスで20分程度郊外に出た、セント・フェイガンズの村にある。
鉄道カーディフ駅の向かいにある、バスターミナルから午前中に3本ほど、夕方に博物館から3本の便がある(日曜日は1時間に1本バスが走っている)。あまり、便利とはいえないが、比較的時間通りに運行している様だし、帰りは博物館の駐車場にバスが入ってくるので、地方のバスにしては解りやすい。そして、ウェールズ人はイギリス人よりはるかに親切なので(笑)、もし何か解らなくても誰か教えてくれる、きっと。
丁寧な行き方を書いてくれているブログを見つけたので・・・無精者の私はリンクを張ってお任せ・・・。<このページ> (最新更新事項:カーディフ、バス・ターミナルは「D」ベイから発車。バスは現在はメイン・ビルディング前の駐車場に入ってくる。)
バスのタイムテーブルはこちら 320番 32番
そう、この標本箱のとりえは・・・ヴィジュアルだった。写真いきます。
あまり、美しいともいえない写真が出だしなのだが、まず、どんな規模のものかをご覧頂きたし。入口にある地図のボード。昨日(カーディフ城を訪れた日)の大雨で、どこもずぶ濡れ。
セント・フェイガンズ城の庭。上の地図でいうと右側。
メイン・ビルディングを出て右手のルートを取り、地下道を越えたところから、城の敷地が始まる。
前回こちら側を見る時間が全くなかったので、今回はこのお城側からタックルすることにした。
左手に少し見えているのが城。城(Castle)と呼ばれるが、まあ「大屋敷」ということ。
戦いや防御のためのものではなく、もっと後年の(1580年建造)住むためのもの。
あいにく朝一番に向かったため、まだ城の内部が開いていなかった。また次回に持ち越し・・・。
それでも、まだまだ見るところが圧している・・・どんどん進む。
雨上がりの薔薇のトレリス。
イタリア式庭園に合わせて、彫像もイタリアン・バロック風。
城の裏手の成形(漢字不明)式庭園。
城のコートヤード。
自然式庭園。
雨上がりもなかなかフォトジェニック。ガラスビーズを振り撒いた様に輝く。
庭園の先に石造りの建物が現れる。これは羊毛織りのための水車小屋。
水路が下に走っていて、水車は建物の地下部分にある。外からは見えない。
水車小屋の内部。水力で羊毛を紡いで糸にする。
建物自体は18世紀中ごろ建造で、この水力機械システムは19世紀のもの。
アンティークなマシン・・・。
ここではもう糸により上げられている。
隣の部屋には機織機。日曜日には実演をやっていることもある。
林の中のような小道をたどって・・・野外博物館のメインの敷地に向かう。
自然に囲まれて、ハイキング気分。
まだまだ、果てしなく・・・続く、なのだけれど、明日は一度アトリエに話は戻って、最近入手したカット石やら天然石ビーズの展覧。友人曰く「建築家のブログかと思った・・・。」そうなので(確かに、言えてる・・・笑)ジュエリー・デザイナーの部分をお披露目。そしてまた・・・話をウェールズに戻す予定。
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