Cardiff Castle(カーディフ城)-2-
Wales(ウェールズ)旅行から、ウィリアム・バージェス設計のCardiff Castle(カーディフ城)の2回目。
昨日はバンケティング・ホールまでしかたどり着いていなかった・・・。先は長いので、イメージでどんどん飛ばすことにする・・・。
小ダイニング・ホール。ビュート候の家族だけでの食事は、この部屋でとられた。
テーブルは、中心部の板が取り外せる構造なのだが、真ん中に穴も開いている。
テーブルの下の台座に葡萄の鉢を置いて、この穴から葡萄の木が出るように配置して、
食後、まだ木に生えている新鮮な葡萄をデザートとしたそうだ。
暖炉の上の装飾部分の天使たち。
何を相談しているのやら?衣装の装飾が見事。
天井部。やはり安土・桃山かな(笑)?
図書室。ビュート候は熱心な読書家で、何ヶ国語にも堪能だったとか。
当時はこの書架も蔵書で満杯だったことだろう。
中世好きのビュート候だが、当時の最先端テクノロジーの採用にも余念がない。
机の下には、セントラルヒーティングのラジエターが仕込まれている。
アーチの奥にドローイング・ルームが見える。
ここは建築家バージェスの死去で、改装が完成せず18世紀の先代のインテリアのままで残された。
ビュート候の奥方は実はシンプルなこのドローイング・ルームが一番のお気に入りだったとか・・・。
暖炉上部の装飾。図書室の内装のテーマは言語と文芸。
左からギリシャ語、アッシリア語、ヘブライ語、エジプト語(ヒエログリフ)、ルーネ語を表す彫像達。
壁面には小さな天使たちが描かれているが・・・
それぞれビュート候の愛読する詩人・作家の名を掲げている。
これは古代ギリシャの詩人、ホメロス。
出窓に立つ彫像はビュート候。
動物好きの候のために、まるで自然史博物館のような動物モチーフがいろいろ。
家具の金具や、木目込み象嵌の書棚のサイド・パネル。
真ん中は、使用人を呼ぶためのベル。何一つ既成品は使われていない。
紋章のコーニス装飾。
真ん中のポウイスに、Paw(ポウ)=獣の手が紋章というのは、駄洒落っぽくて笑える・・・。
スモーキング・ルーム。
スモーキング・ルームというのは、当時の晩餐の後、紳士諸氏が、
タバコをふかしながら男同士の話で盛り上がる・・・ための部屋。
ご婦人方はというと、昨日展覧した「アラブ・ルーム」の方ででお茶を飲みながら、
これまた「女だけの話」で盛り上がる。合理的(?)ともいえるシステム。
スモーキング・ルームの窓。
明日は子供達の部屋と、寝室。これがやっぱり・・・派手(笑)。
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