V&A (ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館) セラミック室 Open
先日から、モリス、ド・モーガンと、V&Aねたが続いている。そう、V&Aは私が一番お気に入りのミュージアムで、「ここに住みたい」と思うぐらい・・・(笑)。今日は、そのV&Aにこの夏、新オープンした、セラミック室を展覧してみよう。
日本語の中で「セラミック」というと、「磁器」ということになったと思うが、Ceramicの語でPottery(陶器)やEartenware(土器)もひっくるめて呼ぶので、「陶磁器室」と呼んだ方がいいのかもしれない。
6階に相当するレベル6にあるので、少し他の部門からは切り離された感じがする。そのせいか、以前にV&Aに「セラミック」の括りの部屋あったとは、全く覚えていない。5年前から順番に部屋から部屋へ、最新のディスプレイを導入する大改装が進んでいるが、この6月に全セラミック室がオープンしたニュースを見て初めて、そのような部屋があることに気づいた。常設展示26,500アイテム・・・という話で、一体どうやって展示されているのかだけでも興味津々。まずは、その圧巻のディスプレイのイメージから。
部屋の真ん中に、ガラス棚が「部屋」状に作られていて、すべての棚は内側から開くようになっている。このガラス棚部屋の両端に、ガラスの出入り口ドアがある。申請・認可された研究者は、内側で、それぞれのアイテムを手にとって閲覧できる。もちろん、私のような一般見学者は、このように檻の外から、ガラス越しに拝見するのみ・・・。
この、ガラス棚部屋はセラミック・スタディー・ルーム(陶磁器研究室)と呼ばれ、同じ規模の部屋が2つある。
ここを見ただけでも、26,500アイテムに誇張はなかったのだな・・・と思う。
何箇所かにスクリーン・ディスプレイが設置されている。これで、探している陶磁器が、どこに展示されているのか検索する。そうでもしないと、全10室に及ぶディスプレイから、目当てのものを見つけるのは、なかなか難しい。私も、ド・モーガンをこれで探した。
今回は、他のジュエリーの調べ物をした後に寄ったので、あまり時間はなかった。以下は、ド・モーガンの他にぶらぶら見てまわっていて、目に留った物達を脈絡なく・・・。
ただAgate earthenware(メノウ焼き)のみの表示。
色の違う土を混ぜているのか、釉薬でそうなっているのかはよく解らない。
よく似たものを、南フランスでいまでも製作されているのを見たことがある。
ちょっと興味があるので、いくつか参考までに撮ってみた。
V&Aサイトで検索してみたら、出てきた。Agate Earthenware
どうやら、18世紀中に北イングランドの陶磁器産地Staffordshire(スタッフォードシャー)で作られていたもの。
南フランスとは関係なかったな(笑)。
このテイストは、いまでも日常に使えると思う。
そのフィギアもの(動物や人物像)の猫達。後ろの子は鼠をくわえている。
個人的には、こんなロマンティック系はタイプではないのだが・・・写真には面白いかも。
今回は他にも、いろいろロマンティック系フィギア物を撮ってみた。
棚にてんこ盛りのフィギア物達。群集といってもいいぐらい。
仲良くやってるかと思うと・・・、
もめていたりもする。
不思議な「何か」を売り歩く人もいれば・・・、
Rockしている人もいる。
最後は、ソーサーに・・・・、
カップで、お茶をどうぞ。
新しい遊び場。また、何度も撮りに来ることになるだろう。
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