Friday 20 August 2010

Temple (テンプル)、Londonの街

テンプル教会周辺の、同じくTemple(テンプル)と呼ばれる地区は、17世紀風の入り組んだ街並みが残る地区。第二次世界大戦中の空襲で被害を蒙っているが、古い町並みを生かして修復されている。
中世以来の伝統で、この地区に法曹院がおかれていて、建物はすべて弁護士事務所か法律研究機関で占められている。ロンドンではいまや貴重な「古い街並み」のため、映画やTVドラマのロケにもよく使われるらしい。
街並みも古めかしいが、この地区で勤務する弁護士達もなかなか「古めかしい」。シティーで働く、インターナショナルやり手ニューリッチ諸氏とはかなり雰囲気を異にする、今や希少種の伝統的英国紳士達が棲息している地区。

Near Temple
テンプル地区のメイン・ストリートMiddle Temple Laneの南側、テムズ川に面するゲート。

Near Temple
先にまたゲート。この地区は迷路のように入り組んでいる。
建物を自然発生的に増加させていくと、こうなる物の様・・・。

Near Temple
そのゲートの上にもまた、法律事務所。

Around Temple
シャーロック・ホームズ君など出てきそうな小道。

Around Temple
ツィードジャケットの紳士。
この奥は小さな中庭になっている。このような中庭も点在する。

Around Temple
手前の建物はかなり古い。もともとは17世紀以前か・・・。
この地区は1666年のロンドン大火を、ギリギリで逃れている。
なので、空襲からも逃れた建物は17世紀以前ということもありえる。

Near Temple
右はテンプル教会。
裁判資料を今でも大量に紙で持ち歩く必要のある法律関係者は、
写真内の女史のように、トロリーを引っ張っていることが多い。
典型的な法務地区風景。

Near Temple
これはHall(ホール)と呼ばれる建物。前は広場になっている。

Near Temple
ホールの屋根の部分。

Temple Garden
テムズ川沿いのEmbankment(エンバンクメント)に面するMiddle Temple(ミドル・テンプル)の庭。
建て込んでいる地区だが、実は緑も多い。

Temple Garden
迷路のような中から突然現れた中庭。
よく手入れされていて、宝石のように輝いている。

Temple Garden
同中庭にて、ニコチアナの花。

St.Clements Cafe
上記のミドル・テンプルの庭に面してカフェがある。
入り口はMiddle Temple Laneの古い建物の中で、看板が出ていなかったら気がつかなかった。
St. Clements Cafe&Barという店で、ゆったり落ち着いた雰囲気。
庭にも出られるし、ホームメイドのデリやケーキが美味しい。
5月から10月の、夏場のみオープン。


さて、明日は何にしようかな・・・まだ考えているところ(笑)。Have a nice day.

Labels: