ライオンのイメージ -1-
誕生日ネタが続いている・・・。
8月といえば獅子座で、そう私は獅子座。ココ・シャネル、ミック・ジャガーなども獅子座。そして、イギリス19世紀の詩人シェリーと誕生日が同じ。 そういえば現エリザベス女王の母君、Queen Mother(同じエリザベス名なので、名前では混乱するので・・・こう呼ぶ。2002年に亡くなった。)とも同じ誕生日。だから?・・・全然意味はない(笑)。
しかし、次は何座に生まれたい?と聞かれると、答えはやはり獅子座。派手そうで剛毅なところが気に入っている。守護星も太陽以外に考えられないし、好きなカラーもゴールド。とても解りやすい。
ごーごー吼えないで、気まぐれで、すぐに寝てしまうので、どちらかといえば「猫座」かもしれないが・・・。
去年思いついて、獅子座にちなんでライオンのイメージを集め始めた。実際にモノを集めるのは、黒猫だけで手一杯、違う・・・部屋一杯。デジタル・イメージなら、かさばらなくて都合がいいので。
気にかけて見てみると、ヨーロッパにはライオンモチーフが、たくさんある。どこででもみかけると言っていいほど。
まず、教会関連では、四福音書記者のSt.Mark(セント・マーク、聖マルコ)の象徴がライオンなので、教会には必ず一つはライオンの装飾物が着いている。そして、ライオンはイギリス王家の紋章でもあるので、とりわけイギリスには多い。
手当たり次第撮っていてもきりがないので、ゆるいながら自分内基準がある。出来の「美しい」ものか、素朴でもちょっと奇妙なもの、歴史的ヘタウマとでも言おうか・・・。百聞は一見にしかず、さっそく展覧してみよう。今日は、イケてるライオン達から。
Cambridgeの建築の石彫装飾。
近所にその名もSt Mark's Churchという教会がある。そこの壁には、当然ライオンの装飾。
四福音書記者の象徴の場合は翼が着いている。天使(Matthew、マシュー、マタイ)、鷲(John,ジョン、ヨハネ)に合わせて、雄牛(Luke,ルーク、ルカ)にも翼が着く。天上の存在なので・・・きっと。
ロイヤル・アカデミーの入り口の装飾。
これは、セント・マークとは関係ない。18世紀のネオ・クラシカル様式のモチーフ。
例のハンプトンコート・パレスの入り口。門柱の上の装飾。
紋章の中にもライオンたちがいるが、このように紋章を支えて立っている動物を文字通り、サポーターという。
紋章によって、どの動物がサポーターとして描かれるかも、決っている。
通常は左右から支える2頭の動物が支えるが、イギリス王室の場合、
左に金(黄色で表現)のライオン、右に銀(白で表現)のユニコーン。
なので、門の反対側には、ユニコーンが紋章を支える装飾が着いている。
ハンプトンコート・パレスのコート・ヤード。屋根の庇の装飾。
これはチューダー期のもの。
赤レンガで作られているので、沖縄のシーサーに似ている・・・。
15世紀末ドイツの教会屋根の装飾。 V&A収蔵
この写真をFlickrにUpしたら、コンタクトの一人が「Bert Lahrに似てる!!」とコメント。
Bert Lahrは1939年の「オズの魔法使い」でライオン役の俳優。
ココをクリック かなり、笑えた。
紀元前6世紀の陶器に描かれたライオン。大英博物館所蔵。
ステンドグラス。これもセント・マークのライオン。 V&A所蔵。
ロンドンの街の中で見かけたメダル。
何度か同じメダルを見たことがある。
はっきり知らないが、建築協会のようなものから、
賞を受けた建築に与られるメダル・・・なのだろう。
13世紀 リモージュ製装飾レリーフ。 パリ、クリュニー中世博物館所蔵。
16世紀、法王シクストゥス5世の紋章。V&A所蔵
グリニッジ、ペインティッド・ホール内の装飾。
これは黄道十二宫の「獅子」。
続く・・・明日は、ちょっと情けない子達。お楽しみに。
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