Adrian McCourt (エイドリアン・マクコート)-フォトグラファー
以前どこかの標本箱で書いたかもしれないが、私は人から何かを教わるのが下手で、どちらかといえば独学が得意。たいていなんでも見よう見まねで試してみて、行き詰ったところを調べるか・尋ねるかしてなんでもマスターしてきた。おのずと・・・「師」とか「先生」というものにはあまり縁がない。
そんな風なので、写真に関しても全くの独学。Flickrの数あまたの写真の達人たちが、先生といえば先生。それでも特定して「この人」ということは特になかった。Adrian McCourt(エイドリアン・マクコート)氏の写真を見るまでは・・・。
ほんの数ヶ月前、友人の夫の友人の弟・・・というかなり遠い「知人」のエイドリアンのウェブサイトを紹介された。これが、かなり衝撃的。彼の写真は主に人物ポートレイトだが、一言でその特徴を言うなら・・・写す対象の表面だけではなく、内面のその人の持つ魂の「要素」「素顔」「気質」を写しだす写真とでも言おうか・・・それも実にGraceful(優美な)フィルターを通して・・・。
彼の写真を見て以来、勝手に「師匠」と呼んでは、その光と影の効果、色調、構図を研究して、私の写真も影響を受けつつある。まだまだ見習い丁稚は「師匠」の足元にも及ばないのだが・・・。
ともあれ、ちょうど今年はわたしのXX歳記念でもあり、彼にポートレイト写真を依頼することを思いついて、連絡をした。気さくな彼はすぐに返事をくれて、在住のローマから(主にイタリアン・ヴォーグ誌の写真を撮っている)、イギリスでのポートレート注文を何件かまとめて、ロンドン入りする8月に私のセッションも合わせてもらうこととなった。その完成作が、ちょうど先日届いたところ。
そんなわけで、今日の標本箱は、けしてフォトジェニックとはいえない、私と配偶者氏ばかりが詰め込まれているがご容赦。ぜひ、まずは彼のサイトのリンクも見ていただきたい・・・。
Adrian McCourt
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これが私の一番のお気に入り。うちの庭にて撮影。Photo by Adrian McCourt 2010

これが「師匠」のお気に入りのよう。私の「山賊」ぶりがよく発揮されている(笑)。
着けているのはリヴァンプ・ラインのジュエリー。Photo by Adrian McCourt 2010

これも「師匠」のお気に入りで、彼のサイトにも入っている。これは「海賊風」あはは・・・。
うちのリヴィングルームで、かなりのローライト、自然光のみで撮影。Photo by Adrian McCourt 2010

これはかなりストレートな処理。Photo by Adrian McCourt 2010

庭にて。この「深み」が気に入っている。Photo by Adrian McCourt 2010

「師匠」DoF(被写体深度)で遊んでいる。
私は「ボケ」の方がよく見えるではないか・・・。Photo by Adrian McCourt 2010

うちの配偶者氏。配偶者氏も師匠もこれがお気に入り。Photo by Adrian McCourt 2010

配偶者氏に私の服を着せて、ちょっとコスプレ。宮廷の執事風? Photo by Adrian McCourt 2010
まだまだあるのだが・・・これぐらいにしておこう(笑)。
さすがに個人のポートレートでは日本までの出張はお願いできないが、イギリスへは年に2-3度来るそうだ。興味がある方は、直接コンタクト(英語・イタリア語)をどうぞ。
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