Saturday 9 October 2010

Adrian McCourt (エイドリアン・マクコート)-フォトグラファー

以前どこかの標本箱で書いたかもしれないが、私は人から何かを教わるのが下手で、どちらかといえば独学が得意。たいていなんでも見よう見まねで試してみて、行き詰ったところを調べるか・尋ねるかしてなんでもマスターしてきた。おのずと・・・「師」とか「先生」というものにはあまり縁がない。
そんな風なので、写真に関しても全くの独学。Flickrの数あまたの写真の達人たちが、先生といえば先生。それでも特定して「この人」ということは特になかった。Adrian McCourt(エイドリアン・マクコート)氏の写真を見るまでは・・・。
ほんの数ヶ月前、友人の夫の友人の弟・・・というかなり遠い「知人」のエイドリアンのウェブサイトを紹介された。これが、かなり衝撃的。彼の写真は主に人物ポートレイトだが、一言でその特徴を言うなら・・・写す対象の表面だけではなく、内面のその人の持つ魂の「要素」「素顔」「気質」を写しだす写真とでも言おうか・・・それも実にGraceful(優美な)フィルターを通して・・・。
彼の写真を見て以来、勝手に「師匠」と呼んでは、その光と影の効果、色調、構図を研究して、私の写真も影響を受けつつある。まだまだ見習い丁稚は「師匠」の足元にも及ばないのだが・・・。
ともあれ、ちょうど今年はわたしのXX歳記念でもあり、彼にポートレイト写真を依頼することを思いついて、連絡をした。気さくな彼はすぐに返事をくれて、在住のローマから(主にイタリアン・ヴォーグ誌の写真を撮っている)、イギリスでのポートレート注文を何件かまとめて、ロンドン入りする8月に私のセッションも合わせてもらうこととなった。その完成作が、ちょうど先日届いたところ。
そんなわけで、今日の標本箱は、けしてフォトジェニックとはいえない、私と配偶者氏ばかりが詰め込まれているがご容赦。ぜひ、まずは彼のサイトのリンクも見ていただきたい・・・。

Adrian McCourt
(すべてサムネイルをクリックすると写真が拡大するシステム。)

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これが私の一番のお気に入り。うちの庭にて撮影。Photo by Adrian McCourt 2010

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これが「師匠」のお気に入りのよう。私の「山賊」ぶりがよく発揮されている(笑)。
着けているのはリヴァンプ・ラインのジュエリー。Photo by Adrian McCourt 2010

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これも「師匠」のお気に入りで、彼のサイトにも入っている。これは「海賊風」あはは・・・。
うちのリヴィングルームで、かなりのローライト、自然光のみで撮影。Photo by Adrian McCourt 2010

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これはかなりストレートな処理。Photo by Adrian McCourt 2010

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庭にて。この「深み」が気に入っている。Photo by Adrian McCourt 2010

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「師匠」DoF(被写体深度)で遊んでいる。
私は「ボケ」の方がよく見えるではないか・・・。Photo by Adrian McCourt 2010

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うちの配偶者氏。配偶者氏も師匠もこれがお気に入り。Photo by Adrian McCourt 2010

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配偶者氏に私の服を着せて、ちょっとコスプレ。宮廷の執事風? Photo by Adrian McCourt 2010 


まだまだあるのだが・・・これぐらいにしておこう(笑)。

さすがに個人のポートレートでは日本までの出張はお願いできないが、イギリスへは年に2-3度来るそうだ。興味がある方は、直接コンタクト(英語・イタリア語)をどうぞ。

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