Saturday, 16 October 2010

子羊舎とmistletoeさんのオブジェ

ここのところ、オックスフォードの奇妙な博物館を展覧していたが、それとも多少相通ずるところのあるアート・オブジェが東京から届いた。
Flickrで知り合ったmistletoeさんのオブジェが意識に張り付いてはなれない。彼女のオブジェは一種の3Dコラージュ。アンティーク小物やら、天然石やら、リボンの切れ端やら・・・あらゆるものが世界中から、彼女の呪縛によって一つの磁場に繋ぎとめられんがために集まってきたかのような・・・。繊細で詩的で、そこから一篇の短編映画が始まるかのような、そんな期待を封じ込めたオブジェ。
そんなに気になるものなら入手してしまおう、というので、在庫なし状態のところをお願いして作ってもらった。

Bottled Homunculus
「瓶入りホムンクルス」到着。ドイツ歌曲の楽譜に包まれて登場。

ホムンクルスというのは、錬金術師の作り出す小さな人型の生命体のことで、ここではスペル(呪文)と天然石と自然の断片に包まれて、静かに熟成を待っているかのよう。

Bottled Homunculus
クローズアップ。

Bottled Homunculus
我家のバスルームに落ち着いたホム氏。
生まれ持つといわれるあらゆる英知を問いかけてみようかな(笑)。


届いたのは彼だけではない。mistletoeさんは子羊舎という、不思議な肉桂色の雑貨店兼出版社の主催者でもある。物質の後ろに潜むなにものかを幻視する人々のための媒体(メディウム)を販売している。そこでまた・・・この「主なき庭~遺物たちの囁き」の写真葉+散文集を入手。これもまた同時に届けられた。

「主なき庭」 - Masterless Garden publishe by Kohitujisya
タイトルはポーランド語にて。

「主なき庭」 - Masterless Garden publishe by Kohitujisya
写真家の松浦文生氏の鉱物写真と大野露井氏の語り口のコラボレーションは・・・、

「主なき庭」 - Masterless Garden publishe by Kohitujisya
伝説と地質学と美意識を縒りあわせたもので・・・見飽きることがないな・・・。


ほかにもいくつかmistletoeさんの作品を、彼女のFlickr写真から借りてこよう。

Bleu・・・Mémoire
"Bleu・・・Mémoire" 撮影:mistletoe Mistletoe@Flickr

ange
ange 撮影:mistletoe Mistletoe@Flickr

moon
moon 撮影:mistletoe Mistletoe@Flickr

Secret Garden1
Secret Garden1 撮影:mistletoe Mistletoe@Flickr

Ce live ange
Ce live ange 撮影:mistletoe Mistletoe@Flickr

Petite boîte1
Petite boîte1 撮影:mistletoe Mistletoe@Flickr

La treizième fausse lune
La treizième fausse lune 撮影:mistletoe Mistletoe@Flickr

Medicine Bottle in Forest mushrooms
秋の最新作は・・・キノコ達!! 撮影:mistletoe Mistletoe@Flickr


彼女のブログは<こちら>。美意識の幻視者、mistletoeさんは意外と(失礼・・・笑)愉快な方なのだと気づくのだった。

明日は、秋冬物の追加ネックレスがUPしたので、まずはそのお披露目を予定中。

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