Museu Nacional de Antiga, Lisbon (国立古美術館、リスボン)-1-
撮影仕事やら、製作やら、そしてジムやら・・・(笑)で、時間がなくて、更新スキップしてしまったけれど、しばらくまた復活予定です。
ようやく、リスボン最後のエントリー、Museu Nacional de Antiga (国立古美術館、ムゼウ・ナシオナル・デ・アルテ・アンティガ)にたどり着いた・・・。(で、2週間後に今年のホリデーが待っているって、どうよ・・・笑)
このミュージアム、中世~19世紀までの美術・工芸を収蔵展示するもので、自分的には一番ヒットのはずなのに・・・なぜだか、リサーチで漏らしていて、なんか古代美術の博物館があるのかなー?程度にしか認識できてなかった。ちょっと、考古学博物館的なものと、勘違いしてた感あり。
で、最終日、フライトが夕方なので、空いていた時間に、28番トラム・ツアーするつもりが、あまりの混雑に(もちろん同じ目的の観光客で)、辟易して断念。 トラム始発ストップ近くのタクシー乗り場から、タクシーをひらって、思いつきで来てみた。
来てみて、びっくり・・・どうしてここをもっと早くに、予定に終日入れてなかったのか・・・。ま、見逃さなかっただけでもよかった。

このミュージアムは、リスボン中心部からだと、2kmほど西に出たところ。
20分に一本の、714バスのルート上にある。
順路に従って最上階から見て回る。
まずここは中世美術から始まる。

polychrome(ポリクローム=彩色)彫刻達。

聖人さん達女子部。
15世紀ごろのものかな?
左と中央はシュロと乳房を持ったSt. Agatha(聖アガサ)、
右は車輪を持つ、St. Catherine of Alexandria(アレクサンドリアの聖キャサリン)。

14世紀のもの、左は皮剥にされた(自分の!!)皮を背負った、聖バーソロミュー、
中央のジーザス先生に、右は剣と本を持つ聖パウロ。

15世紀後半の聖母子。
聖人さんより、聖母子がやっぱり、血生臭くなくていいかも(笑)。

15世紀中頃の聖母子。
手に持っているのは、ベルがくっつけられた「ガラガラ」のよう。

この素朴な感じは、もう少し古くて、14世紀前半の聖母子。

同様に14世紀前半なんだけど、表現がエレガントなのは、
フレンチ・ワークショップ製作だから、ということのよう。

15世紀後半の聖母子。

1470年頃製作の、「聖ヴィンセント(←英語読み、正確にはサラゴサの聖ヴィセンテ)」。
12世紀にリスボン大聖堂に聖遺物がもたらされてから、リスボンの守護聖人なのだそう。
取り囲んで礼拝しているのは、献納者の一族かと。

16世紀中頃の祭壇画「受胎告知」なんだけど、インテリアに目が行く(笑)。

これも、16世紀前半の「受胎告知」。

「受胎告知」づくし、これも16世紀。

「雪の聖母」と呼ばれている、16世紀初頭の聖母子祭壇画。

そのディティール。
目が覚めたら、ベッドサイドに聖母子が立っていたら、それは驚く(笑)。

16世紀前半の「キリストの昇天」の、天使のディティール。
色合いが軽やかで、チャーミング。

時代は下って、18世紀後半の聖母子像。
足元の、ちょっとお兄ちゃんなのは、洗礼者ヨハネ。

18世紀末のThe Immaculate Conception「無原罪のお宿り」像。
三日月に乗って上昇する聖母像で、よく表現される。

17世紀中の「無原罪のお宿り」像。

これは、聖母子ではなくて、幼いマリア母様と、
そのまたお母さんの(教育熱心な)St.Anne (聖アンナ)。
18世紀後半の作。

17世紀の「アレクサンドリアの聖キャサリンの神秘の結婚」

典雅で、貫禄の聖母像。
次回も引き続き、国立古美術館より。
Museu Nacional de Antiga (国立古美術館)
ヴィジター情報は英文で<このページ>
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