Sunday 12 May 2019

Staying Antibes - digest (アンティーブ滞在ダイジェスト)-1-

アンティーブ滞在の、主にモバイルの写真だけれども整理ができてきたので、ひとまずダイジェストということで3回のシリーズに分けて、標本箱に詰め込んでみる。
マトモなカメラで撮った写真の方はまた後日、いつの日にかということで。(いやもう、写真のプロセスたまりまくりで、一年前の旅行のをまだプロセスしている状態ですわ・・・。)

Heathrow Terminal5
まず初日は移動日。
ヒースロー・ターミナル5へ、キャブで向かう。
この朝も順調に車は流れていて、予定より早く到着。
ま、ヒースローは巨大空港なので、
セキュリティーチェックに便が重なっていたりしたら、
で、なにかトラブルが合ったりしたら、
どんだけ待つハメになるか、知れたものではないので、
早く着いておくにこしたことはない。

Flying to Nice
フライトも順調に予定通り飛んで、
ここはもう地中海、あと10分程度で、ニース空港に着陸。
アンティーブ上空も飛んでいるはずだけれど、
はじめての場所は、さすがに上空から見分けることはできなかった。
それにしても空模様が曇天。

Airport Bus 250 to Antibes
今回は11日の滞在なので、大型のスーツケースできて、
預けたら(いつもの出張は手荷物で来ていた)、
荷物が出てくるまでに30分以上待たされてしまった。
ちょっと時間を食ってしまったけれど、空港から出て、
すぐ隣りにあるバスターミナルから、
250番の空港バスでアンティーブへ。
鉄道も走っているけれど、
空港最寄りの鉄道駅までバスで出ることになるので、
結局、アンティーブにはこのバス便が一番便利。
約40分で着いて、一時間に2本出ている。
バスのボディの下に、スーツケース格納スペースのあるバス。
バスが出るのを待っている間に、
どんどん雲行きが怪しくなって、大粒の雨がバラバラ。
ストーム・ハンナが地中海から北上していく、その、
地中海でばっちり嵐に遭遇。

Rainy Antibes
滞在していた、アパートの裏道だけれど、
アンティーブの第一印象がこれ、
雨、雨、雨・・・嵐だもんね。

Peter Gabrielse Box Art at Antibes Art Fair
この前も載せたけれど、ペーターおじさんのブース。
フェアの会場は、鉄道駅裏のバスターミナルから、
歩いて10分程度。
普通ならスーツケース持っていようが、問題なく歩けるけれど、
空港バスを降りた段階で大雨・・・。
鉄道駅を抜けたところのタクシー乗り場に、
タクシーが一台だけ停まっていたので、
これに乗り込んで会場へ。

Peter on the local news paper
ローカル新聞に取材されたPおじさん。
アンティーク素材を使って、アート作品を作る作家・・・、
みたいな内容だと思うのだけれど、
フランス語なのでとにかく不明。

Antibes art Fair
フェアの他のスタンドは、派手目のアンティークやら、

Antibes art Fair
アートにしても、とにかくケバいものが多い。

Antibes art Fair
大型マーキー(テント)内のメイン会場の外にも、
小さなテントのブースが並ぶ。
これは数日後に撮ったもので、
到着した日とその翌日は大雨だったので、
外のブースはみんな閉めたままだった。
そして、地中海とは思えなく寒い。
ロンドンの方がやや暖かいぐらい。
で、皆さんダウン姿。

この日はフェアが終わってから、
ディナーにクレープをごちそうになって、
会場から歩いて1分の距離のアパートに戻る。
ずーっと雨なので、まだ町は見れずじまい。

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翌2日目は、朝会場がオープンする前から入って、
おじさんのブースと、新作の撮影。
まだ雨は続いているので、外を散策する気にもなれず、
ブース内で持ち込んだPCで、写真プロセスの作業を。

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3日目は、やっと雨がやんだものの、やはり曇天。
予定ではGrasse(グラース)に観光に出るはずが、
アパートの方でちょっとトラブルがあって、
朝おじさんはアパートで待機、私がブース番をするはめに。
ニース~アンティーブ~カンヌのこの界隈は、
世界中の富裕層が別荘を持っている・・・
というようなエリアなので、フランスだけれど、とても国際的。
なので、仏語皆目ダメでも、「英語でスイマセン」と言いつつも、
全部英語で押し通して、「メッシィ・ビヤン」だけ仏語という、
私のコミュニケーション力でも、けっこういけるものだった(笑)。

Antibes
3日めのフェアが終わった7時半、
夕食の買い出しがてら、町を散策。
ようやく空も晴れてきた様子。

Antibes
広場はどこもレストランやビストロが席を広げていて、
地中海情緒たっぷり。

Antibes
海辺の町なので、魚介類も売られている。
けど、ヴェニスの方が魚介類率高かったな。

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View from bathroom window
4日目、やっと晴れたー!!
アパートのバスルームの窓からの眺め。
今日は、やっと私の自由時間。

Train to grasse
アンティーブの鉄道駅から、電車に乗って、
Grasse(グラース)に向かう。

Cannes beach from the train
列車は途中、カンヌのビーチに沿って走る。
カンヌも来てみたかったけれど、
ニースの方に重点が行っていて、
そして、今回のフェアは開催時間が長いので、
おじさんが疲れすぎないように、2日に一回
午前の部のブース番をボランティアしたら、
意外と時間がなくなってしまって、
結局のところ行けずじまいだった。
いやもう、ビーチはこの後散々見たので、
もうたくさんだったかも(笑)。

Grasse
グラースの鉄道駅は丘の麓、
そして町は丘の上にある。
足は丈夫なので、歩いて登る予定だったけれど、
駅を出たら、ちょうど来たバスに
みんな乗り込んでいたので、私もバスに乗り込む。
写真は、町の一番賑やかな通り。

この町は「香水の町」として有名で、
その香水会社Fragonard(フラゴナール)が、
街の産業すべて牛耳っている印象。
街の中心に、いくつもの店を持っている。
写真の左に見えるのは、アパレルの店。

Musée Provençal du Costume et du Bijou
この町に来た最大の目的は、
Musée Provençal du Costume et du Bijou(プロバンス衣装とジュエリー博物館)。
18世紀チンツ・プリントのルーツのような、
プロヴァンス・プリント、遡ってはインド更紗などの
プリントパターンが好きなので、このミュージアムは楽しみにしていた。
・・・のだけれど、実際にはすごく小さくて、
こんな感じの展示室が5-6室公開されているだけ。
ここもフラゴナールの所有で、入場料無料で公開しているから、
まぁ、こんな程度のものかも知れないけれど、ちょっとがっかり。

Musée Provençal du Costume et du Bijou
ジュエリーって館名に付いていながら、
ジュエリーの展示はこの一室だけ、
で、この金色の箱の中が展示って・・・
つまり数えるほどしかない・・・あぁ・・・。

Musée Provençal du Costume et du Bijou
内容もねぇ・・・あーもう、
帰ってから、改装新オープンした、V&Aのジュエリー室、
見に行くからもういいよ。ここには何も期待しない(笑)。

Grasse
そこを出た次の角の、坂道パッセージが、
とてもフォトジェニック・・・って撮っていて、
リサーチからは漏れていたThe Provence Art and History Museum
(プロヴァンス歴史美術博物館)を偶然発見。
衣装・ジュエリー館の方が肩透かしで、
すぐ見て回れてしまったので、ここも見てみることに。

Musée d'Art et d'Histoire de Provence
結果的に、自分的にはここの博物館の方が「アタリ」。
17世紀~20世紀前半の、歴史的家具やら、
絵画、装飾美術を収蔵展示している。

Musée d'Art et d'Histoire de Provence
建物自体は18世紀の屋敷を使ったもので、
地下にキッチンのエリアが残されていたりする。

Musée d'Art et d'Histoire de Provence
その地下のエリアから、裏庭に出る。
裏から見た方が、ずっと豪華な屋敷。

博物館を出て、町を散策。

Grasse
このあたりも、ビストロはイタリア系が多い。
しかし、その巨大なパスタは、一人で食べると
飽きることこの上ないので、
オムレツで簡単にランチを済ませる。

Musée International de la Parfumerie
その次に向かったのが、Musée International de la Parfumerie
(国際香水博物館)
ここはその、この町のボス的な香水会社フラゴナールの博物館。

Musée International de la Parfumerie
なんだけれども・・・、なんだか半分改装工事中という感じで、
見るほどのもほとんどなし。
いやまぁ、自分がそんなに香水好きではない、
というせいもあるのだろうけれど。

Parfumerie Fragonard - L'usine Historique Grasse
後で気づいたことだけれど、同じ一角にある、
Parfumerie Fragonard - The Historic Factory in Grasse
(フラゴナール歴史的工場)という、ショップ兼博物館兼工場
みたいなところで、歴史的なボトルやら、香水関連の
アクセサリーが展示されている。
博物館の改装か編成替えの途中なのかも知れない。

で、ここの香水販売部で、あまり使いもしないのに
せっかくだからって香水なんか買ってしまった。

Fragonard
町の中心でおしゃれで目につくのはみんな、
このフラゴナールの系列店で、これはインテリア雑貨部門。
アパレル部門やら、小型の香水店などいろいろ。
あちこちでお買い物してしまって、
すっかり、ここの地場産業の思うツボ(笑)。

ちなみに、フラゴナールって、画家のフラゴナール
親戚か一族なのかな?なんて思っていたけれど、
この会社の創設者が、この町出身のフラゴナールの絵画の、
優雅なエレガンスにあやかって名付けたものなのだそう。

Grasse
その歴史工場の前のテラスからの眺め。
海の見える辺りに、通り過ぎてきたカンヌの街がある。

Grasse
帰りのバス停がいまいちよくわからなくって、
そしてバスも20分に一本のようなので、
グーグルマップで見つけていた、近道パッセージを降りていく。
ここを歩いて登るつもりだったので、
降りる分には全然問題なし、12分ぐらいで駅に戻った。
バスだと、緩い坂道に作られたクネクネした車道を使うので、
もっと長距離走ることになる。

この後はアンティーブに戻って、
おじさんのフェアに合流する、いつものパターンで、4日目が終了。
次回に続きますよ。






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