Rochester Cathedral (ロチェスター 大聖堂)
南フランスから帰ってきましたよー。
まだ、写真も全然整理できていなくて、ダイジェスト版モバイル写真・・・・ですら、まとまっていないという状態なので、今回は、前々回までの話題の続編で、イギリスのロチェスターの大聖堂の写真を。
爽やかな秋晴れの夕方、まるで絵葉書のように写った、
Rochester Cathedral (ロチェスター大聖堂)
教会としては、アングロ・サクソン期の7世紀から記録に残っていて、
現在も12世紀建造の、ノルマン様式の部分を残した建物。
正面西門上部のTympanum(ティンパヌム)の部分。
12世紀の建造だけれど、
多分ヘンリー8世の修道院解散の時か、
17世紀のクロムウェルの頃かと、想像するのだけれど、
ひどくイコノクラスト(偶像破壊)を受けて、
像の顔はすべて破壊されている。
左右に立つ彫像は、19世紀後半か、
スタイル的に20世紀初頭の修復時のものかと。
その正面西門を入って、振り返ったところ。
ステンドグラスのクローズアップ。
15世紀中頃のもの。
内部正面の写真を撮っていなかったので、
Wikiからの借り物。
正面奥に見えるのは、祭壇ではなくて、
パイプオルガンと、クワイア席を仕切るスクリーン。
これは19世紀後半のゴシック・リヴァイヴァル様式。
George Gilbert Scott(ジョージ・ギルバート・スコット)によるもの。
石彫彫像の立つスクリーン部分。
クワイヤ席の内側から、振り返ってみたところ。
クワイヤ席の壁のペイントは19世紀。
これも典型的なゴシック・リヴァイヴァルの装飾。
その、19世紀の修復時に発見された、中世の壁画。
「運命の輪」を描いたもの。
これも壁のコーナーに残された、中世の壁画。
これが一番奥の祭壇。
アラバスター(かな?)彫りの、最後の晩餐のシーン。
これも19世紀修復のときのものかと。
上階部分のオープニングは、これは明らかにノルマン、
12世紀のもの。
アーチがまだゴシックのトンガリでなくて、
ロマネスクの丸型。
そして、そこに、ギザギザ模様が典型的な例。
クローズアップで見ると、素朴な顔が2つついてる。
素朴すぎて、イコノクラストでも破壊されなかった?(笑)
この大聖堂には、ヘンリー8世の修道院解散まで、
修道院も付属していて、そこに図書室があった。
その図書室への入口は、14世紀のゴシック様式。
破壊された(あるいは、風化した)部分と、
19世紀の修復部分が、いり混じっていて、
修復とオリジナルのタッチの違いがよく分かる。
アーチの下部に立つ聖バルバラ。
このたおやかな表情が、典型的な19世紀のもの。
ステンドグラスは19世紀のものだけれど、
とても中世風にできている。
このステンドグラスは、もっとはっきり19世紀だとわかる、
キレイなもの。
19世紀初期のネオクラシカルな墓標。
こちらも、同時期のもの。
AD 604年に、(ケント王)Æthelberht(エゼルベルト)によって設立された・・・
的なことが書かれているのだと思うけれど、
多分、後年付け加えられたものかと。
最後に印象的な西門の、装飾ドアを。
Rochester Cathedral (ロチェスター 大聖堂)
Garth House, Rochester ME1 1SX
公開:週日7:30-18:00、土曜 08:30-17:00、日曜 07:30-17:00
地図:
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