Monday 4 February 2019

Historic Warehouse District, Hamburg (ハンブルクの倉庫街)

「次回からは、イギリスに戻って、Rochester(ロチェスター)のシリーズを」なんて、前回書いていたのだけれど、昨年9月に訪れた、ピーカン夏日のロチェスターの写真より、このくっらーい冬に載せておいた方がいいんでないか・・・というシリーズがあったのを思い出した・・・ので、そちらを先に。
ちょうど一年前の今日、2月4日に、ドイツ・ハンブルグの倉庫街(Speicherstadt=シュパイヒャーシュタット)を、吹雪の悪天候の中、さまよい歩いていたのだった(物好き- 笑)。
カメラは、雪やみぞれ吹雪に濡れないように気をつけていた・・・だがしかし・・・、インスタにアップするのに便利なようにと、時々モバイルでも写真を撮っていたら、どうやら-3℃の気温が寒すぎたのか(?)、途中でバッテリーはまだ60%近くあるのに、写真を撮った直後にブラックアウト。後でチャージし直したら、復活するという出来事があった。(ちなみに、この時点でモバイルは2年半ものだった。)
そして、それ以来、バッテリーが部分的に凍死したかのように、バッテリーがキャパを失ってしまったのだった・・・。
(で、その後外付けチャージャーを持ち歩いて、使ってたのだけれど、ついに9月にPixel2に買い替えた次第。)
うーむ、-3℃でブラック・アウトしてたら、現在のNYの-20℃なんて、モバイルは外で使えないのかなぁ・・・などと考えるのだが・・・、余談でした(笑)。

さて、その倉庫街、19~20世紀初頭にエルベ川の中洲建造された建造物群で、ドイツの世界遺産にも認定されている。
なぜだか、とても詳細な日本語版解説がWikiにあったので、細かい解説は、上のリンク先のWikiのページに丸投げしてしまって、ここでは写真を中心に。(Wikiに倉庫街とともに取り上げられている、「チリハウスを含む商館街」の方は、行ってないですよ。)

Historic Warehouse District - Hamburg
前の日から雪、この日も雪。
現在も、大陸側は雪が多いそうなので、
ちょうどこんな感じかなーと思ったりする。
ロンドンは、先日の朝、ほんのり雪が積もったけれど、
それで終わり。
今日なんか、日中10℃ぐらいまで上がっているし。
相変わらず、マイルドなロンドン気候。

Historic Warehouse District - Hamburg
倉庫街はレンガ造り。

ロンドン・テムズの倉庫街もレンガ造りだけれど、レンガの色が全く違うので、印象がずいぶん異なる。
ロンドンのレンガ造りは<こんな><こんな>ので、もっと明るい黄色い色。
このLondon Stock Bricks(ロンドン・レンガ)はロンドン周辺の、ケントやミドルセックスの土で作られたもので、ライム質が強く入っているので、こんな明るい色になるのだそう。
つまり、そのレンガを作る粘土の採れる土地で、(陶芸みたいに)発色が違うのだった。
ベルギーのレンガは、ここよりもっと暗い赤の色だし、 アムステルダムでは、ここと似ているけれど(そして、いろいろ多様性があるけれど)もう少しオレンジがかった色。 こうやって町並みの色ができてくるかと思うと、レンガの製造工程/流通というのも、なかなか興味深い。

Historic Warehouse District - Hamburg


Historic Warehouse District - Hamburg
様式としては、19世紀ゴシック・リヴァイヴァル様式。

Historic Warehouse District - Hamburg
最初の写真で、中洲の中央に写っていたこの建物は、
Wasserschloss(moated castle = 堀割城)と呼ばれるもの。
19世紀には、各倉庫に設置されたウィンチ(引き上げ機)の、
メンテナンス工房が置かれていた。
現在のリフト(エレベーター)に匹敵する、
当時としては最も重要な倉庫機材だったのだそう。
この建物は、現在ではレストランとして使われている。

Historic Warehouse District - Hamburg
このあたりはルネッサンス・リヴァイヴァル?
まぁ、19世紀にありがちな、
なんでもとりあえずリヴァイヴァル。

Historic Warehouse District - Hamburg
このあたりで、吹雪いてきたー。

Historic Warehouse District - Hamburg


Historic Warehouse District - Hamburg

当初の予定では、あまりに天候が悪化してきたら、この一角にあるミニチュア・ワンダーランド、Miniatur Wunderlandを見に入る予定だった。
ところが、行ってみたら、Webでチケットを買ってなかった場合、「1時間待ちです」なんだそう。どうやら、観光バス乗り付けの団体さん(主に子供だと思うけど)の予約が入っているような・・・。小さなマイナーなミュージアム(?)と思っていたら、ハンブルグ観光の人気No1なんだとか。うむー、たしかにハンブルグって、他にあまり観光するところがなさそうだったな、調べてみたけど。
で、1時間待つぐらいだったら、これぐらいの吹雪なら彷徨いますよ(笑)。チェコで-5℃の夜に歩いたけれど、平気だったぞ(比較的、寒いのに強い。)
とはいうものの、まずはそのミュージアムの斜め向かいで、唯一見つけたカフェで、ホットチョコレートを飲んで、エネルギーを補填して、出発。

Historic Warehouse District - Hamburg
カメラがんばれー(笑)。

Historic Warehouse District - Hamburg
Frederick Barbarossa(フリードリッヒ・バルバロッサ
=フリードリヒ1世赤髭王)の像、なんだけど、
吹雪いててディティール解らないし・・・。

Historic Warehouse District - Hamburg


Historic Warehouse District - Hamburg
カナルの向こうに見えるのは
Hauptkirche St. Katharinen(聖カテリナ主教会)。

Historic Warehouse District - Hamburg


Historic Warehouse District - Hamburg
カナルを挟んで、いくつも鋳鉄の橋がかかっている。
この橋とレンガ造りの建物のコントラストが、フォトジェニック。
ま、この雪も雰囲気・・・ということで。
いや、自分的には、ピーカンの青空よりも、
この倉庫街には吹雪のほうが似合っている(と、悔し紛れに思う)。

Historic Warehouse District - Hamburg
Fleetschlösschen、もともとは、
カスタム・コントロールの事務所があったそう。

Historic Warehouse District - Hamburg
建物に囲まれた小さな中庭。

Historic Warehouse District - Hamburg
その奥にまた、カナルが広がる。

Historic Warehouse District - Hamburg
解説ボードを見つけるも、ドイツ語のみの表記で意味が不明。

Historic Warehouse District - Hamburg
カナルを越えて南に下るとそこはもう、
現代的なハーバーになっている。

Historic Warehouse District - Hamburg
このショットの後、建物の下に逃げ込むほどの猛吹雪・・・、
が、数分続いて、にわか雨・・・ならぬ、
にわか雪は去っていったのだった。

Historic Warehouse District - Hamburg
さっき入れなかった、ミニチュア・ワンダーランドと、
そのとなりに「ハンブルグ・ダンジョン」。
いやー、それは入りたくない(笑)。

Historic Warehouse District - Hamburg
教会を模したような装飾。

Historic Warehouse District - Hamburg
橋を渡って、この後、ハンブルグの街の中心へ。

次回も続きますよ。


Historic Warehouse District, Hamburg
(ハンブルクの倉庫街)


Map:




おまけヴィデオ:
ミニチュア・ワンダーランドの公式ヴィデオを見つけた。
いやぁ、実はすごかったんだわー、これが(笑)。
入ったら、帰りのフライトの時間まで出てこれなかった、と、思う・・・。
いやいや、入らなくてよかったんだ・・・ということにしておく。





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