Sé de Lisboa (リスボン大聖堂)
8月1日(火)~8月22日(火)の間、
Etsyショップは夏休みで、クローズになります。
よろしく、ご了承ください。
気がついたらもう・・・、夏休みのお知らせを載せる時期になっていて、時間が過ぎるのが早すぎる・・・まったく。
夏休みというのは、つまり、また今年も恒例のノルマンディーは、Pおじさんのアネックスに、Danaさんと滞在する予定。
近年は、おじさんのローランド(オランダやベルギー)でのフェアに呼ばれていて、そこで新作撮影が済んでしまう。
つまり、夏の間の作品撮影はほとんどないわけで、ル・シャトーも、もうさんざん撮ったし・・・ということになると、「撮影がなかったら、庭仕事手伝わんかね?」と、おじさんにうまいことそそのかされ、農場の季節労働者・・・という状況になりつつある。
まぁ、ジム行かないで、だらだら食べて飲んで寝ころんでいると、中年としては、3週間でオソロシイ体形になりそうなので、エクササイズ兼ねて庭仕事は大歓迎。
今年は、日光アレルギー対策の巨大麦わら帽子も買ったし、自分の手のサイズの革ガーデニング・グラブも買ったし、労働体制も万全。
標本箱の方は、ノルマンディー便りになる前に、なんとか春のリスボンの話を済ませたかったけれど・・・あぁ、もうムリムリ、絶対ムリなことだけがわかっているので、なすがまま・・・いけるところまで行くことに。
さて、そのリスボン話、前回のAlfama(アルファマ)地区を散策して、たどり着いたのがSé de Lisboa (リスボン大聖堂)。
今回はそのイメージを。
リスボンで一番古い教会だそうで、12世紀ロマネスク様式。
1147年のレコンキスタ後に、リスボンの主モスクの跡地に建てられた。
とはいうものの、ここも18世紀の大地震で大きくダメージを受けて、
現在の形にまで修復されたのは、20世紀に入ってからなのだそう。
主祭壇の部分は、震災後の復興時に建て直されたもので、
バロックとネオ・クラシカルが軽く入り交じった感じ。
この震災で破壊されたのは大半、
13世以降のゴシック様式の拡張部分のようなので、
様式としては、窓の少ない柱のどっしりしたロマネスク様式の方が、
随分丈夫なんだろうな・・・。
パイプ・オルガンは、こってりバロックな雰囲気。
ちなみに、英文Wikiによると、再建された18世紀当時は、
内外ともに、もっと如実にバロック/ネオ・クラシカルに飾られていたらしい。
20世紀初頭の改修時に、より中世的な様相に戻すために、
バロック/ネオ・クラシカルの装飾が取り除かれたのだとか。
なので、全体にシンプルなスタイルとなっている。
提げられたThurible(シュリブル=振り香炉)が装飾的で、美しい。
エントランス上部のバラ窓。
これが古い(13世紀)のもののようでもあり・・・、
それにしては完璧にきれいにできすぎてるので、
古い様式で20世紀に作られたもののようでもあり・・・、
なんとも判別がつかないと思ったら・・・、
12-13世紀のステンドグラスの断片を繋いで、
20世紀に修復されたものなのだそう。
Ambulatory(アンビュラトリー=主祭壇後ろの、回廊部分)より先は、
博物館になっていて、入場料を払って入る。
このあたりは、修復されたゴシック様式のものかと。
この連続したチャペルの一角に、扉があるので外へ出てみる。
その先にはクロイスター。
それも発掘・修復途中の状態を見ることができる。
これはアプスからの出入り口を振り返ったところ。
左側の部分は、それぞれがチャペルだった部分。
これらが、18世紀の大地震で、破壊された。
クロイスター中庭部分で、
中世、アラブ、ローマン期の遺構が発掘されている。
そう言われてみると、
下の方に薄いタイルのようなレンガが収まっているのに気がついて、
これは、ローマ期のレンガに違いない・・・。
ゴシック期の文字が刻まれた、建築の断片。
どこでもそうなんだけれど、クロイスターにとてもソフト・ポイントあり。
どこを撮っても、フォトジェニックだし・・・。
クロイスターの周囲のチャペルには、中世の墳墓が残る。
チャペルの一つには、装飾的なフェンスが。
もう一度アンビュラトリーに戻って、
多分14世紀頃の素朴な聖母子。
Source: Wikimedia
正面写真はいつも撮り忘れるので、借り物で。
地図:
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