Museum of Decorative Arts, Lisbon (装飾美術博物館、リスボン)-1-
8月1日(火)~8月22日(火)の間、
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よろしく、ご了承ください。
日本は暑中お見舞いなシーズンかと。 ロンドンは、近頃秋のように涼しくて、今日などは、何度も雨が来て、最高気温15℃・・・、これでも一応夏です(笑)。 暑いのが苦手な自分的には、実に快適。
この感じだと、来月からのノルマンディー滞在には、重衣料が要りそう。せっかくリネンの短パン買ったのに、これでは寒すぎて履けないので、持っていかないかも・・・。
標本箱は、今よりも暑かったリスボンの4月末。今回は、Museum of Decorative Arts (装飾美術博物館)のイメージ。
この博物館、正式にはFundação Ricardo do Espírito Santo Silva(リカルド・エスピリト・サント・シルバ財団)という名称で、2014年に破綻した、かつてはポルトガル最大級だった銀行、Banco Espírito Santo(バンコ・エスピリト・サント)の一族の銀行家、Ricardo do Espírito Santo Silva(リカルド・エスピリト・サント・シルバ)氏が、収集したアンティーク・コレクションを収蔵・展示している。
収蔵・展示の博物館機能だけでなく、様々な修復技術を引き継ぐ工房・研究所としても機能している。
2014年以降、倒産したバンコ・エスピリト・サントの多大な支援を失って、存続が危ぶまれていたそうだけれど、現在はどうやらRepublica Portuguesa Cultura(ポルトガル文化庁)や、コングロマリットの道路事業団などの支援で、運営されているようだ。
正面エントランス。
17世紀建造の、Azurara Palace(アズララ・パレス)を、
1947年にリカルド氏が購入して、コレクションを収蔵公開の博物館とした。
エントランス・ホールの、18世紀の馬車。
ボディの装飾ペイントは、ギリシャ神話のモチーフ。
階上の展示室に登る階段には、アズレージョ。
18世紀前半の、ローマ兵士を描いたスタイル。
建物自体は、17世紀建造だけれど、
コレクションの背景として、18世紀の貴族の屋敷という設定で、
改装されたそうなので、これらのタイルも、
その時に導入されたものなのかも。
階上から展示室が始まる。
アンティーク工芸品を、組み合わせたコーナーが演出されている。
アフリカをテーマにしたタペストリー。
18世紀のタブナクル。
Ordem Militar de Cristo(キリスト騎士団)の章飾クロス。
キリスト騎士団は、ローマ教皇令で、1312年に廃止された、
テンプル騎士団に相当するポルトガルの勲位。
なので、このタイプのクロスは、ポルトガル独特のもの。
次の部屋は楕円形。
隣の部屋との間に挟まれた、小部屋。
天井の構造が美しい。
その次の部屋。
18世紀コンソール・テーブルいろいろ。
この部屋のタイルは、シノワズリー。
見事なタペストリーのディスプレイ。
同じ展示室のキャビネット。
扉の中の絵は、オリエンタルのラッカー風に描かれているけれど、
ヨーロッパの手になるコピーかと?
濃厚な赤のベッドルームのディスプレイ。
これは、17世紀っぽい。
また、次回もこの博物館のイメージを。
Museum of Decorative Arts(装飾美術博物館)
Map:
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