Bellême Brocante Fair (ベレムのアンティーク・フェア)
しばらく激忙しい日々が続いて(新作納品のピークですわ・・・)、標本箱の更新が滞っていたけれど、ようやく復活。
今回はまだノルマンディーで、Pおじさんに連れて行ってもらった、アンティーク・フェアの話を。
会場はBellême(ベレム)という、ル・シャトーからパリ方面に100km近く行ったところにある町。
Pおじさんにしたら、歳のせいか100kmを運転していくのは、近頃は面倒なようで、行くか行かないかビミョーなところだったようだけれど、Danaさんと私が、さんざん庭仕事を手伝ったので、じゃあどこかに連れて行ってやろうかという気になったらしく、それなら、一同アンティーク・ブロカンテ好きなので、このフェアに行くことにした様子。
ベレムまで、2時間弱見ておいて、朝は8時半に出発。
まだ朝もやの残る中を、東へ走る。
なだらかな丘を走って、
点在する町々を抜けて、
フランス的なる並木道を抜ける。
丘の上にベレムの町が見えてきた。
町へのアプローチの並木道。
これ、ノルマンディーではあまり見かけない。
パリに近づくと、そして南フランスではこんな感じに並木道を
よく見かけるように思う。
目にとまったパーキングに車をうまく入れて、
さて、会場はどこかと、なんとなく人の流れについていくと・・・、
着いたところは日曜でも開いている人気のパン屋さん。
行列ができていた。
あー、パン屋さんに用事があるのじゃなくて・・・、
並んでる人にアンティーク・フェアはどこか尋ねて、
この道を上がって行くよう教えてもらう。
坂を登って行く。
この街自体がステキな、どことなく南仏風の街だったので、
そのイメージをまた次回に。
10時過ぎに会場に到着。
このフェア、正式には「Salon des Antiquités & Brocante」というもの。
年に一度この時期、8月最初の日曜日に催されている。
普段はもっと激安いジャンク・ショップのようなところから、
オブジェ材料を掘り出していることが多いのだけれど、
「ここのはちゃんとしたアンティークやぞ。」と、
Pおじさんから、事前にちょっと脅されていた。
が、恐れていたほどシキイの高いものではなくて、
色々なものが入り混じっている感じ。
ピーカン天気の日差しにガラスボトルがキレイに映えるブース、
に、Pおじさんが吸い込まれていくと思ったら、
おじさんの目にとまったのは、左上のタブナクル。
鍵が見つからなくて、中が開けれなくなってしまっていたけれど、
解体して作品材料に使うおじさんには関係ない、その分値切って購入。
サイドのアーコーヴのブルーのテクスチャーがいい感じ。
来年ぐらい作品になってそう。
この辺りで・・・、
18世紀フリーメーソンのタイルが目に留まるも・・・、
1000ユーロ弱の価格に、考える余地無しで手が出ない。
ここではオブジェの材料になりそうな、
シェルやらサンゴを購入。
近頃、キャビネット・オブ・キュリオシティーのトレンドで、
アンティーク業界で、博物誌系はじめ、シェル、サンゴもの大流行。
ついつられて手を出してしまう。
ここのブースの・・・、
このディスプレイなど、その典型。
ここのキャビネットを覗き込んで、どこかで見たような・・・、
と思ったら、先日連れて行ってもらった、バニョールの町の、
ちょっとお高いアンティーク屋さんが、ここに出店しているのだった。
ここでも、やっぱりちょっとお高い・・・。
テントの中の展示。
手前のブースはヴィンテージを扱っていて、手頃な価格。
カトリックの国のアンティークは、宗教ネタが多いので興味津々。
その奥の建物の中にも展示は続く。
ここは、おじさんのお友達で、しばらくお店を持っていた間は、
Kotomiジュエリーも取り扱ってもらっていた、フランソワーズのブース。
ここのフェアは入場料2.5ユーロを払うと、
紙のテープを手首に巻きつけてくれて、
これをつけていると一日出入りは自由。
なので、一巡りしてブランチに向かう。
その後もう一度戻って来たのだけれど、
写真はその最初の前半戦の戦利品。
このあと、まだ小さなフレームやエングレーヴのグラスなどを購入。
一同戦利品を手にして、なかなか収穫のあったフェアで楽しめたのだった。
次回は、このベレムの町と、その教会のイメージを。
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by KotomiCreations
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