Bagnoles-de-l'Orne(バニョール・ドゥ・ローヌ)にドライヴ、等。
ノルマンディーホリデーも1/3の一週間が、過ぎようとしている。
借りてきたMifiは、去年の会社のものより、ちょっとシグナル受信が弱くて、3G+以上にスピードが出ないので、重い写真がアップロードしずらくて、ブログもなんだか滞りがち。インスタグラムの方にはぼちぼちUPしているんだけど・・・。
今回は、多少話題が遅れながら、先日Pおじさんに連れて行ってもらった、Bagnoles-de-l'Orne(バニョール・ドゥ・ローヌ)のイメージなどを。
普段はPおじさんは、私たちをどこかドライヴに連れて行ってやろう・・・などというような、面倒見のいい性格では決してないのだが、これにはわけがある。
おじさんのル・シャトーの裏側に生い茂っていたアイビーを、庭師に刈り込んでもらったのはよかったのだけれど、切り捨てられたアイビーを片付けるのはおじさんの仕事。それが、ちょっと面倒でしばらくほかってあったのを、私たちが片付けのお手伝いをして、その時にそこにあった排水溝の掃除も、行きがかり上する羽目になって、そんなこんなで、3時間以上の重労働を提供したのだった。
そのへんは律儀なPおじさん、「午後にバニョールに行かないか?」と、オファーしてくれた。
バニョールは、ここBass-Normandie(低地ノルマンディー)界隈では「繁華街」とみなされている町で、19世紀には温泉リゾート地として人気があったそう。ちょうど、イギリスでいえばバースやハロゲイト、という感じ(あー、それよりはもっと田舎っぽいけれど)。現在は走っていた鉄道も廃線になってしまい、スパもイギリスのように、優雅なリゾート系ではなくて、純粋にリューマチ治療・・・みたいな療養施設しかないので、以前のような華やかさはなくなってしまったけれど、それでもル・シャトーから一番近いオシャレ・タウンはここ、ということになる。
町の中心の噴水。
去年もこの街にブロカンテ・マーケットを見に連れてきてもらった。
今年も8月14日の日曜にブロカンテ市が立つ。
ちょうどこの日は、Pおじさん夏恒例のル・シャトー・パーティの日。
行けないかなーと諦めてたけれど、
忙しいPおじさんの代わりに、友人のティエリー氏が
朝に連れてきてくれることに話がまとまった。
なので、また2週間後に来ることになった。
噴水にズーム・イン。
カフェやら、レストランで賑わっている、噴水前。
チョコレート専門店や、ケーキ屋さんなど、
美味しい店が通りにかたまっている。
花いっぱいのラウンド・アバウトの向こうは、
屋根に花盛りのインフォメーション・センター。
その先の駐車場でブロカンテ市が立つ予定。
低地ノルマンディーの中でも、この町は、
19世紀に栄えていたので、19世紀様式の独特の、
少しディズニーっぽいような(つまり、おとぎ話風の・・・笑)
デコラティヴな建物が続く。
建物の端にタワーがついている。
ハーフ・ティンバーに、傾斜のきつい屋根が特徴的。
一階のファサードがガラス張りになっているのは、
20世紀の改装だけれども・・・。
この大きな建物は、町で最高級のホテルだったそう。
現在は、アパートとして分譲されている。
ハイストリートの先には、大きな池(湖?)がある。
その先の建物は「カジノ」。でもなんだか、ひなびた感じ。
その前では、足漕ぎボートレンタル。
なんだか、ちょっとキッチュな雰囲気が漂う・・・笑。
チョコレートを買ったり、ケーキとお茶をしたりで、
次に15世紀の城の遺跡に残る、タワーを見に行くことになった。
バニョール界隈は、開けた農地の続くル・シャトー界隈と違って、
森や林が続いている。
その中のドライブは、なかなか快適。
駐車場の前に残る城壁の痕跡。
着いたところは、La Tour de Bonvouloir(ボンブロア塔)。
これがそのタワーで、26mの高さだそう。
残念ながら中は登れないので、外から見ているだけ。
ウォッチ・タワーとして建てられているのだけれど、
こんなにスリムで背の高い塔はあまり見たことがない。
(まるで、イタリアの都市国家で建てられた塔の様。)
想像だけれど、この界隈が土地に起伏があって、森が深いので、
遠くを監視するためにはこうなったのでないかな・・・と思う。
その横にもう一つ塔が残っていて、ここはオープンされている。
中はなにかというと、鳩小屋(小屋か?)。
この四角の穴がすべて、鳩のアパート。
上の階にも鳩用の穴が作られている。
さぞかしたくさんの鳩が飼われていたいたことと。
周りを散策していたら、農地の向こう側から、
馬が私たちを観察しに来た。
そしてまた、ドライヴでル・シャトーへ戻る。
Pおじさんどうもありがとう、の、午後でした。
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