Wednesday 22 June 2016

Bern(ベルン)の街 -1-

今回からは、先月3泊4日のミニ・ホリデーで訪れていたBern(ベルン)の街のイメージを。

ここを訪れるきっかけは、以前も書いたと思うけれど、ウチの配偶者氏が、画家、Paul Klee(パウル・クレー)の大ファンで、彼の作品を集約したミュージアムがここの郊外に、2005年に開設された、そこに訪れるための、いわば配偶者氏孝行。
なので、自分自身は「ベルンってどこ?何?」というぐらいわかっていない。ここがスイスの首都だということも、ぜ~んぜん知らなくて、ずーーーっとスイスの首都はジュネーヴかチューリッヒだと思っていた・・・。その昔、共通一次で(あ、年がバレた・・・)世界地理専攻していたにも関わらず、だ。
で、自分的にはベルンというのは、3月に行っていたベルギーのメヘレンや、12月に行っていたドイツのビールフェルドと同じような、地方の町としか思っていない、それで、ホテルを探していた時に、その値段の高さに呆れる。
メヘレンは自分で宿をとっていないので解らないけれど、ビールフェルドの約3倍の値段、これ、ほとんどロンドン並み。スイスの物価は高いとは聞いていたけど、「このぅ、クソ田舎のくせに何様!!」とちょっとムカツク。
とにかく、ここでは安い目のホテルをブッキングして、随分たってから、ここはスイスの首都・・・ということに気づいて「あ、なるほどね。」と妙に納得したのだった。
ユネスコ世界遺産に、オールド・タウンの街並みがすっぽり指定されているという、美麗タウンでもあるので、物価高もヤムナシということ。

Bern - Town
その美麗タウンのまっただ中のハイストリート。

Bern - Town
なぜまたこの通りに、ことごとく旗が翻っているのかは不明。
フェスティヴァルでもあったのか、これが日常なのか?

Bern - Town
1530年設置の、Zytglogge(時計塔)が、ここのフォーカル・ポイント。

Bern - Town
2つの時計とカラクリ人形、裏のもう一つ時計、
すべてが同じ機械じかけで機能しているという話。

Bern - Town
この盤は、天文時計になっているそう。
カラクリ人形の方は、オクロックになると、
ベルンの紋章のクマ達が、ぞろぞろ動き出すものかと。
4月末なのに、この日は雨がちで、気温10℃前後。
寒すぎて、とてもオクロックまで待つ気になれなかったが・・・。

その天文時計の表示内容を(英文で)見つけた。
Zytglogge astronomical clock with labels.png
By Sandstein - Own photograph. Labeling according to Ueli Bellwald (1983). Der Zytglogge in Bern. Gesellschaft für Schweizerische Kunstgeschichte. ISBN 3-85872-341-0. Page 19-20., Public Domain, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=1952837

Bern - Town
こちらは裏側(西面)。

Bern - Town
このフレスコ画は、1929年に描かれたものなので、アールデコのスタイル。

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時計塔から東に伸びるハイストリートKramgasseには、
噴水(給水場)が点在していて、その真中が彫像で飾られている。
これはベルンの紋章クマ君と、ベルンの傭兵かな?
(そう、スイスは中世以来、地域単位の傭兵産業で成り立っていたのだった。)

Bern - Town
これは、ランボーもののサムソン氏。

Bern - Town
これは目隠しされた「正義」の象徴かなぁ?

Bern - Town
通りに面して建物にも、様々な彫像が付いている。
これは大工かな?
アムスの街の建物にはめ込まれたプラークと同様に、
住所がナンバー・システムでなかった時代に、
住所代わりの「屋号」を表すものとして、設置されたものじゃないかと想像する。

Bern - Town
赤ライオンやら、

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グリフォンやら、

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ハンマー持参のライオン(?)。

Bern - Town
ヘンデルさんだけれど、16世紀のコスチュームなので、一体何者かは不明。

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そして、トラムがこの通りを走っている。

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通りに面して、建物の前面はアーケードで繋がっている。

Bern - Town
裏通りにもアーケード。

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一建物に一つづつ、地下室への入り口がついていて、
通りに面している。
その昔は、ここに石炭か薪の暖房用燃料を貯蔵したのだろう。
現在では、それぞれが地下の店やら、ビストロになっていたりする。

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建物は5-6階建て。
屋根の上の煙突の構造が独特。
まるで煙突の上に小屋が建っているような・・・(笑)。

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Turret(張り出し窓)。

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路地を通って、

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ベルン大聖堂のある、Junkerngasseの通りへ。

と、いうところで、また次回に続きます。




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