Château de Carrouges (シャトー・ド・カルージュ) -2-
今回もChâteau de Carrouges (シャトー・ド・カルージュ)の続編を。
爽やかなブルーの壁紙で彩られた部屋は、サマー・ルームと呼ばれていたと思う。
涼し気なブルーの部屋だからかなと思ったら、
実はこの部屋暖炉がないので、夏の間しか使えないから、なのだそう。
部屋の手前で一番目立っているのが、ゲームテーブル。
バックギャモンに、チェスボードが抽斗状になって組み込まれている。
このテーブルもカードゲーム用。
ガイドの女性が見せているように、半分に折たたまれて、
壁際におくコンソール・テーブルになる。
通ってきた部屋を、振り返ってみたところ。
次の部屋は、オレンジ色の壁紙が目に鮮やか。
歴代の一族の肖像画が飾られている、「ポートレートの部屋」。
ここにもタペストリー。
石造りの暖炉とチムニー・ブレストが、
ルネッサンス的なペインティングで飾られている。
石の上に、直接ペイントされた例を見たのは初めて。
通路側の窓から、中庭を覗いたところ。
次の部屋は、このウィングのコーナーにあたるThe Grand Salon(大広間)。
窓が3面に採られているので、明るくて清々しい部屋。
この部屋のテクスチャーの出た微妙なベージュカラーの壁が、
いかにもフランス、シャビー・シックのお手本のような・・・。
今までの部屋もそうだけど、特にこの部屋やたら椅子が多い。
で、気がついた。なぜティエリー氏がこのシャトーが大好きなのか。
彼は18世紀椅子マニア/コレクター。
椅子のミュージアムかと思うほど、18世紀を中心にした椅子がテンコ盛りのこのシャトーが、
大好きでないワケがない^^。
椅子・・・、また椅子。
私好みのテキスタイルの張地、っていうのは(上の写真も)、19世紀のもの。
18世紀マニアのティエリー氏に見せたら、
「ふふーん、みんな19世紀の生地なんだよ。」と、軽く鼻で笑われる。
私は(イギリスの)19世紀テイストなのっ。
奥に小さな小部屋。
この部屋は城の角にあたるので、
そこに張り出したTurret(タレット=壁から突き出した小塔)の部分が、
この小さな小部屋になっている。
その隣にも、もう一つ小さな小部屋。
この部屋からちょうど、整形式庭園が、よく見渡せる。
ツアー最後の部屋は、シアター。
シアターを出て、レンガ造りの階段を降りたところから、
もう一度中庭に出て、ツアー終了。
1時間弱の、なかなか見応えのあるツアーだった。
庭を見ている時間はなくて、装飾的なゲートだけを、そそくさと撮影。
Château de Carrouges (シャトー・ド・カルージュ)
Châtau de Carrouges, 61320 Carrouges, Normandie, France.
時間がなかったのは、私達の、この日の元々のリクエスト、ハード・コア・ディープ・ブロカン、ムッシュー・ラングルのヤードにこの後向かうから。 ここは、去年フランソワーズに連れて行ってもらった。つまり、Pおじさん界隈の友人・知人一同の御用達。
ラングルさん(去年はラングさんと思っていたけど)のヤードの様子は、昨年とあまり変わりはないので、去年の標本箱のリンクを貼っておくことに<このページの後半に>。
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