Rijksmuseum(国立博物館), アムステルダム -4-
話は再びアムステルダムRijksmuseum(国立博物館)に戻って、今回は中世~ルネッサンス室より。
St. John the Evangelist, St. Barbara, St. catherine c 1460,
Master of statues of Koudewater
博物館入口ホールとつながっている通路から入った部屋の、
15世紀木造彫刻。
左から福音書記者ヨハネ、聖バルバラ、聖キャサリン。
なんとなく顔の表現が天平仏像のような・・・。
Virgin and Child, c.1225, Pyrenees
13世紀前半の聖母子像。
襞の表現が、まだビザンティン的に様式化されている。
これは詳細を記録してきてないけれど、
14-15世紀の感じの聖母子。
これも15世紀頃のものかと。
描かれているのは聖ウルスラ。
これも詳細不明のトリプティック・アルター・ピース。
The Virgin and Child in Glory with Saints
栄光の聖母子と、聖バルバラ(多分・・・左)と聖キャサリン。
栄光の聖母子がなぜだか、千手観音に見えるのは私だけか(笑)。
Christ's Descent into Limbo c. 1565
煉獄に下るキリスト。
を、ゴシックなフレーム・ワーク越しに。
やはり、モンストランスは見逃さず・・・撮影。
Angel with the Arma Christi, c 1480, Master Arnt of Kalkar
キリストの兜を持つ天使、1480年。
Reliquary bust of one of Saint Ursula's virgins,
c.1325-1350, Cologne
聖ウルスラに従う乙女の一人をかたどった聖衣遺物容器。
14世紀前半のものだけれど、現代作家の手になる・・・
と言われても信じる。
独特のモダーンさがあって、不思議。
The Annunciation, c.1485-87, Tilman Riemenschneider
受胎告知、なので、大天使ガブリエル。
Tilman Riemenschneiderと名前が残っているのをみても、
当時から著名な(ドイツの)彫刻家だとわかる。
アラバスター彫刻。
一応後期中世に分類されているけれど、
表情、髪、手、襞の表現から、これはもう中世というよりルネッサンス。
こちらは告げられている方の聖母マリア・・・なんだけど、
あまりに襞の表現が見事だったので、全体像撮り忘れた・・・。
The Crucifixion, c.1475-1533, Jacob Cornelisz van Oostsanen
北方ルネサンスの磔刑像。
これはどちらかというと・・・、
デコラティヴなディティールが秀麗で目を引いた。
Triptych with the Virgin and Child, and Saints Mary Magdalene and Ansanus,
Florence 1350, Andrea Orcagna
この独特の初期ルネッサンスの表情は、
フローレンスのものに違いない・・・と思ったら、
やはりオルカーニャ。
幼子ジーザス君が、なんともおっさんぶりを発揮しているのだが・・・。
天使がチャーミング。
Mary Magdalene, ca.1480, Carlo Crivelli
うわ、クリヴェッリ!! ここで会えるとは思わなかった。
ここに入っているとは知らなかった。う・・・嬉しい。
このちょっと爬虫類的な冷酷な感じが、子供の時から好きで・・・
(難儀な子供だったかもしれん・・・笑)。
そしてこの装飾性。
印刷で見ていたら解らなかったけど、
ジェッソで盛り上げて、レリーフ状になっていると、初めて知った。
いやはや、印刷だけでは(そして写真でも)伝わらないことの多さよ・・・。
次回も同博物館から引き続き。
Rijksmuseum(国立博物館)
Museumstraat 1, 1071 XX Amsterdam
開館:毎日 9:00am- 17:00pm
(クリスマスも、New Years Dayも、国王誕生記念日もオープン)
入場料:大人17.5ユーロ、特別展とのコンバイン・チケットだと25ユーロ。
チケット売り場がかなり並ぶ、という話なので、E-チケットが推奨されている。
プリントアウトを持っていけば、そのまま直接館内入口に向かい、
係員にプリントアウトをスキャンしてもらうだけ。
チケット、プリントアウトを持っている限り、その日の内の出入りは自由。
毎回、入口でスキャンして入れてもらう。
地図:
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