Friday 6 February 2015

Utrecht(ユトレヒト)の街、と、新しい鉄道システムの話(を、少し)


前回のSlot Zeist(スロット・ザイスト=ザイスト城)の撮影を終えて、バス停まであと100mのところで追い抜かされたバスを、叫びながら大手を振って停めて、かろうじて乗り込む。
この界隈のバスは、ロンドンよりずっと融通が利いて親切。行きのバスも、バス停を間違えてて、乗り逃しそうになったのを、やっぱりバス停間違えてたオランダ人のオバサンと一緒に、バスに追いすがって停めて、無理やり乗り込んだ。(ロンドンは安全規制がめっぽう厳しいので、バス停を少しでも発車したら、まず無理、停まってはくれない。田舎の便数の少ないバスなら、きっと多少は融通が利くんだろうけれど。)
行きのバスの時に、オバサンの派手なアクションで、どうやって発車しかかったバスを停めるのか、を、学習した・・・ともいえる(笑)。
で、戻ってきたUtrecht、昨年もミュージアムを見に訪れたことがあるので、今回で2回目。(前回のユトレヒトの標本箱は<このページ>から。)
今回は戻ってきて、カメラ器材荷物を駅のロッカーに預け、駅から出るともう2時前。 あまり時間もないので、見てみたかった教会を1か所訪れただけで(このイメージはまた次回)、アンティーク・ショッピングで過ごしていた。
その話は後半で、まず前半は自分内覚書、オランダの新しく導入されたチケットシステムの話。

最初に撮影に行った2年前に、「アムステルダム界隈の鉄道メモ」を標本箱に詰め込んだことがある<このページ>。
そのページにも、簡単に「追記」として差し挟んでおいたけれど、どうやら、2014年に鉄道のチケットシステムが一新されて、すべてのチケットがチップ式になった。

Train ticket - Netherlands - Amsterdam
チケットはこんなもの。
以前よりずっと分厚くて硬いカード。

以前は大きなセントラルの駅でしか、海外カードは使えなくて不便だったのが、すべての券売機で、世界各国のクレジットカード(ただし、VISAとMasterだったと思う)が使えるようになった。
右に書いてあるToeslagというのは追加課金のことで、クレジットカードを使ったり、駅窓口で買うと一枚につき、1ユーロ余分にかかる。う~ん、さすがオランダ人、ケチというか、細かい・・・(笑)。

以前は、事前にチケットを買えて、当日乗る前に駅のスタンピング機でスタンプして使う・・・だったのが、前売り券のシステムがなくなった(長距離便にはあるのかもしれない。今回は郊外線にしか乗っていないので、その点不明)。
なので、前回のように、行きのスキポール空港の駅で、全行程分のチケットを先買いすること・・・は、できなくなった。
これ、UKだと、朝早くに出発したいとき、チケットを買う手間を省くために、先買いしておくのだけれど、そういうことはできないので・・・やっぱり不便。


Touch-in-out machine
入るときも、出るときも、駅にあるピンク・パネルにタッチする。


タッチしていないと、検察官が回ってきた時に、無賃乗車扱いになる・・・とか、リターンチケットや一日券だと、帰りの際に無効になってしまっている・・・とかいう話。必ずタッチするように、何度も言われた。新システムの鉄道で、初めて1人でユトレヒトからアムスへ向かったPおじさんも、グラダおばさまに、チケットをタッチするのを忘れないようにと、少なくとも10回は言われた・・・とぼやいていた(笑)。
改札というものがなくなって、こんなコラムが立っているだけなので、確かに、気をつけてないとタッチし忘れる。
(タッチ式の)ロンドンのオイスターカードだと、思い込むようにして・・・乗った。

ちなみに・・・、検察官は前回のようなアーミー・ポリス系のコワモテ・アンチャン達は見かけなくて、車掌さんがチップリーダー片手に和やかに回ってきた。

さて、鉄道前置きが長くなったけれど、ここからがユトレヒトの街のイメージ。


Utrecht - Street
PおじさんがNaardenのフェアの撮影に私を呼んでくれるのは、
例年このシーズン、1月末。
なので、アムステルダム界隈を訪れて写真に撮るのは、毎回1月冬景色。
オランダに夏があるって、想像できなーい(笑)。

Utrecht - Street
石畳の古風な街並み。

Utrecht - Street

Utrecht - Street

Utrecht - Street
絵に描いたような、オランダ建築。

Utrecht - Street

Utrecht - Street

Utrecht - Street

Utrecht - Street
街の真ん中を貫く、Oudegracht(アウデグラフト)に沿って、
南に下って行くと、アンティーク/ブロカンテ・ショップが
何件か並んでいたのを覚えていた。


昨年の滞在はたまたま、「ヨーロッパ最大のフリーマーケット」IJ-Hallen flea marketの開催日と重なっていたので、訪れることが出来たけれど<標本箱はこのページ>、今年は1月開催が前半の1週末だけになっていて、行けなかった。
最終日のアムスも、大改装後まだ訪れてなかった、Rijksmuseum(国立博物館)に行くことにしていたので、アンティーク屋巡りの時間はなさそう。ならば、ユトレヒトで、というので、まっすぐアンティーク屋街、アウデグラフトの東岸をタラタラ南下する。


Antiques shops on Oudegracht, Utrecht
アンティーク、といっても、各店ヴィンテージ、ブロカンテ、ブリッカブラック混ぜこぜ。

Antiques shops on Oudegracht, Utrecht
程よく敷居が「低い」。

Antiques shops on Oudegracht, Utrecht

De Oude Pijpenlade - Oudegracht 314 shop
一番はまったのがこのお店。
川の対岸(西岸)、Oudegracht 199にある「De Oude Pijpenlade」(後述)の2号店。

De Oude Pijpenlade - Oudegracht 314 shop

De Oude Pijpenlade - Oudegracht 314 shop
この物量、そして、値段が安い。
ロンドン、パリ、アムスの価格より30-50%安い感じ。

De Oude Pijpenlade - Oudegracht 314 shop
ユトレヒトでブロカン屋めぐりは、「アタリ」かも^^。

De Oude Pijpenlade - Oudegracht 314 shop
ロンドンでいうと、サンバリー(ケンプトン)のマーケット、
チズウィック・カーブーツ的なる価格帯。

My booties
で、私のお買い物。
小さなラグやら、絵付けの皿やら箱やら、多分・・・オブジェに使われるボトル、

My booties
なんでまたブリタニーのカンペール焼きが、ユトレヒトで?
1970年代頃の物のようだけれど、ほぼ無傷で10ユーロはお買い得。

De Oude Pijpenlade - Utrecht
その本店の方の「De Oude Pijpenlade」を教えてもらって、行ってみた。
ここがまた、奥深い・・・深い。
その上、地階もあって、

De Oude Pijpenlade - Utrecht

De Oude Pijpenlade - Utrecht
なんだかもう、無限に続いていく感じ。

De Oude Pijpenlade - Utrecht
今年もまた、エアラインの手荷物に収める必要があるので、
もはや、かさばるものは一切買えず、
そして、この店の閉店時間5時半が迫ってくると・・・、

De Oude Pijpenlade - Utrecht
もう落ち着いて見ていられなくて・・・退散。
ブロカン屋巡りで、半日はつぶせるかも・・の、ユトレヒトでした。


De Oude Pijpenlade
Oudegracht 199, 3511 NG Utrecht

Oudegracht 314 (2号店)

地図:

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おまけ:余談。

夕食に入ったタイ・レストラン、「De Thai
(Oudegracht 273, 3511 NN Utrecht, Netherlands)
Tripadvisorでサーチして行ったのだけれど、ここが激美味しい。
ロンドンでもパリでも、タイ飯が常食の、私が推薦します(笑)。
干しエビ出汁がとても良く利いていて、味付けは濃くないのに旨味満点。
ロンドンでも、(まだ)こんなに美味しいタイ飯に出会ったことがない。
値段も2コース+お茶で、チップ込み30ユーロだと、まずお手頃。
(ユトレヒトだと、ちょっと高い目なのかな?)
うちの近所にあったらいいのにー。


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