Saturday, 30 July 2011

Blurb本 到着

暑いよりか寒い方が得意なはずなのだが・・・、近頃明け方の気温が下がるのに、薄い夏ブランケットで寝ていて夏風邪を引いた。
花粉症の余韻?とか思っていたが、のどが痛くて微熱があるってのは風邪なんだ、と、気づいたときにはすでに遅し。
なので、いちだんと不真面目に、だらだらしておくに越したことはない。

今回は、以前書いたBlurb本作りの話の続きで・・・、<このページ>と<このページ>で書いていた、Blurbで作った写真本「Budapest」と「Home」が出来上がって届いてきた。
「Budapest」の方は大型写真本で33x28cmでハードカヴァー80ページ。「Home」の方は、小型のスクエア版18x18cmでハードカヴァー80ページ。
共通しているのは、今回どちらもプロ用コーティングなし上質紙を使ってみたこと。約20%~25%程度割高なのだが、ナチュラルな独特の質感は、版画や水彩画風の仕上がりで、レトロな時代がかった、絵画風の、あるいはナチュラルなテイストの写真には特に向いているかと。私的には仕上がりに大満足、割高の値打ちは充分にあると思う。
Blurb book "Budapest" has arrived
表紙はいつものハードカヴァー・イメージラップ。
個人的にダストジャケット(一枚ものの紙で巻き込んだ、表紙カヴァーのこと)が嫌いなので、
(読むのに邪魔で、いつでもはずしてなくしてしまう。あまり本体と一緒に生存したためしがない)
自分で本を作るときも、ついついダストジャケットでないものを選んでしまう。
そして、Blurb本の場合、ハードカヴァー・イメージラップだと、セミ・マット(サテンともいえる)の仕上がりなので、
これがまた気に入っている。(ダストジャケットやソフトカヴァーだと、グロス(艶)仕上げ。)

Blurb book "Budapest" has arrived
スタンダード仕様の紙だと118g/㎡だが、Proline uncoatedは148g/㎡で、ちょっと厚いめ。

Blurb book "Budapest" has arrived
マットな仕上がりの感じは、グラビア印刷風で、懐かしい感じ。

Blurb book "Budapest" has arrived
スタンダード紙に比べて、ほんのわずかだが暗い目に仕上がる(見える)傾向にある。
私はあまり気にならないけど・・・。

Blurb book "Budapest" has arrived
総合的には大満足。しばらくはこのコーティングなしの紙Loveが続きそう。
このプロラインシリーズの紙(Proline-uncoatedとProline pearlphoto)でオーダーすると、今のところすべてU.S.A.工場での印刷となる。
スタンダード紙やプレミアム紙でオーダーすると、ヨーロッパ圏のオーダーは、すべてオランダの印刷工場から発送されている。
Fedexを使って空輸されるので、オランダ配送とあまり時間的には差がないのだが、今回たまたま運が悪かったのか、本のバックカヴァーに配送中のダメージがあった。

Blurb book "Budapest" has arrived
Damaged book on delivery was replaced promptly!!
自分用なので、一瞬「まあいいっか」なんて、いい加減に考えたが、もしこれが「売り物」なら、これは明らかにB品で、私が製作販売者だとしたら転売できないよな・・・ということに思い至る。
以前も一度だけオランダ工場からの本で、私のジュエリー本の真ん中に、よそのお子さんの記念写真が入っていて、ぶったまげたことがある。 
これは、カスタマーサポート<ここ>に、証拠の写真を添付して(Type of issueからQuality concern With Received Order等を選ぶと、自動的に画像・書類添付のボタンが出てくる仕組み)、コンタクトすると、全面的に向こうのミスなので、大至急再刷・再送してくれた。
間違っていた方の本は返送する必要はなくて「とっておいてください」だったので、ていねいにお子達の写真を切り離して捨てて、自分用のジュエリー本予備コピーにした。(自分のジュエリーの内容に、ページ落ちはまるでなかったのが幸い。)
それに比べると、マイナーなダメージだが、ダメージはダメージ、写真つきでコンタクトしてみた。
「写真本を共同企画中のクライアントに対して、来月プレゼンテーションするにあたり(こんな傷物では)、つごうが悪い。」と書いて(本当なんだもん)。
そうしたら、2時間以内に「再刷・再送手配しました。」の返事が入ってきた。
今回はFedexのミスだったせいかどうかは知らないが、Fedexでも特急便に乗っかったようで、カスタマーセンターにコンタクトしてから6日目には、美麗なる完全版が到着。(通常は、オーダーして2週間ぐらいかかる。)
配送中ダメージ分は、手元に持っておいていいとのことだったので、またまた、ラッキーなエキストラ・コピー。
どんな会社でも失敗はあるけど、それをフォローするBlurbのカスタマー・サービス体制は、なかなかしっかりしている。
安心してオーダーできるというので、 いちだんとBlurbファンになった次第。

いっぽう、こちらはTtV(Through the Viewfinder)写真の本「Home」。

New Blurb book has arrived
へへへ・・・来た来た。

New Blurb book has arrived
これは「Budapest」よりずいぶん小さい18cmx18cmのスクエア本。
ちょうどTtV写真が正方形なのに引っ掛けて、このフォーマットを選んだ。
これまた・・・自分で言うのも変な人だが、超かわいい^^。
そしてこれまた、TtVのどことなくボヤーンとしてレトロな写真のイメージと、
Proline uncoatedのマットな質感がよくマッチした。
とまあ・・・、Blurb Love, Proline uncoatedペーパーLoveは続いている。
しかし、このマット紙というのも、写真の内容によるとは思う。
ジュエリー本を作るにあたり、このマット紙を使うかというと・・・たぶん使わないな。キラキラ命のジュエリーはやはり、写真・印刷ともに「艶紙」の方がマッチするような気がする。まあ、何事も実際に試してみないと解らないのだが。

最後にやっぱり広告(この前見たってば・・・と言われても貼る)

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