Hamton Court Flower Show (ハンプトンコート・パレス・フラワーショウ)2011-4-
ハンプトンコートパレス・フラワーショウの最終回は薔薇のイメージを中心に。
まあ、野菜や楚々としたラヴェンダーも美しいのだが、ゴージャスなのはやはり薔薇。
ハンプトンコート・フラワーショウでは、毎年「ローズ・マーキー」という薔薇育苗業者専用のマーキーが建つ。
今年はショウのメインテーマが「不思議の国のアリス」なので、(昨年はシェイクスピアの「真夏の夜の夢」、一昨年は即位500年記念の「ヘンリー8世」)ローズマーキーにもアリスやマッド・ハッター登場。
ティー・パーティーやら、
女王様やら・・・。
ここでも薔薇の中でティー・パーティー。
そう、ティー・パーティーもトレンドの一つ。
イギリスの薔薇といえば・・・、最初に思い浮かぶのがDavid Austin(ディヴィッド・オースティン)の薔薇。
ここでも、ティー・パーティーを花で演出。
サイトが日本語にまで対応しているところを見ると、日本でも普及していることと。
19世紀に開発されたモダン・ローズ- 株の先に一個だけ見事な花を咲かせるようにする、花びらが巻き上がって尖がってる(剣弁咲き)、公園によくある、アレ- の、色・サイズ・四季咲きのメリットと、オールド・ローズの丈夫さ・カップ咲きのノスタルジックな形・花数の多いフロリバンダ性のメリットの、両方を受け継で掛け合わされた「イングリッシュ・ローズ」を開発したのが、ディヴィッド・オースティン氏。
この、イングリッシュ・ローズは薔薇の中でも別格、まるで別種の花のようにも見える。
もちろん、イギリスでも大人気で「イングリッシュ・ローズ以外は薔薇とは思えない・・・・。」と感じている方々も多し。
ファッション雑誌、インテリア雑誌の小物といえば・・・たいていこのイングリッシュ・ローズ。
芍薬ですか、牡丹ですか・・・というような、花びらの多さ、
その花びらの、ニュアンスのある、グラデーションカラーも、典型的なディヴィッド・オースティン印。
しつこく撮っている(笑)。
なにしろ、ディスプレイのセンスも見事なもので・・・。
花一輪だけでも、充分美しい。
実際に切花ギフトのパッケージに、花一輪のものもある。
これは、カップ・ケーキに見立てたアレンジメント。
ゴージャスなイングリッシュ・ローズは、野草と組み合わせるのが定番。
ヴォリュームを出したいときに、組み合わせられるアジサイ。
ここでは、アジサイだけをジャグに差して、ティーパーティーの演出に。
いや・・・べつに、ディヴィッド・オースティン・ロージズ社の、アフェリティ貼っているわけではありません(笑)。
他の薔薇達にも眼を向けてみる。
いや、なに・・・豪華なばかりがバラではなくて、
こんな愛らしいシュラブ系の薔薇も、コテージガーデンにはふさわしいかと。
チョコレート色の・・・これはアストランティア・メージャーかな?・・・とともに。
ここでは、ミニ薔薇が販売されている。
日本だと夏に蒸れてしまって、すぐお亡くなりになってしまうミニ薔薇だが(私の場合)、
イギリスでは原産地だけあって、よく育つ。
地植えにしたら、野ばらのように育ってしまった・・・。
バラと好対照のアジサイもにもさまざまな別種・新種あり。
これもバラとのアレンジによく使われるスカビオサ。
蜂の好きな香りなのか、マーキーの中までバンブルビーがやってきた。
ローズ・マーキーを出てうろうろしていたら、またマッドハッター発見。
これは地元の小学生が、毎年テーマにちなんだ、花のディスプレイを展示するコーナー。
ショウガーデンでも、バラ・スカビオサ・草ものの、コンビネーションが爽やか。
最後にまた、「お買い物」スタンドにもどって、ローズのポプリ。
あまりにもいい香りで・・・一袋買って帰った^^。
次回は、レトロなカメラで遊んでいる話。
Labels: イベント
<< Home