Monday 25 April 2011

ブダペストの街-3-

続・滞在編で、今回は主に食べるところ。
Cafe - collage
ブダペストは食べる物が美味しい、そして安い!!
・・・と、いうのはロンドンからやってきた観光客の持つ第一印象。高い・いまひとつ美味しくない・・・のロンドンに比べたら、どこでも「食道楽」。
実際には、我々が(マーケットで食材を買う以外に)食べに入るようなところは、大半が「観光客」向けなのだろう。こぎれいに、美味しくアレンジされているし、インテリアも国際都市スタンダードを見事にクリア。雰囲気満点。それでいて、値段はさすがに旧社会主義圏だけあって、物価高ロンドンから来ると割安。「なんて素晴らしいんだ!!」と最初は思った。
ところが、博物館等で、地元の人の食べるようなサンドイッチを買って食べたら(そもそも選択の余地がなく、サンドイッチか、ケーキ)、これが、3日前焼いたかのようなボソボソパン・・・激・不味い(笑)。その代わり値段は1ポンド(150円程度)と激安。やはり、地元VS観光客、あるいは貧富の差的なるものは強く存在する。
Mint lemonade
上のコラージュにも入れたが、アパートの近くのCafe Centralのミント・レモネード。
炭酸か炭酸抜きか選ぶことができる。甘すぎず、酸味が爽やか。
暑い日だったので、もったいないことに一気飲みしてしまった・・・。
コラージュの右上の写真がインテリア。
ブダペストでCafeと呼ばれるところは、夜になるとたいていビストロ・バーと化す。

Violinist in Cafe Central
夜のCafe Centralはミュージシャンも入って、雰囲気満点。

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Cafe restaurant - Pesti Lampas - Budapest
Cafe CentralのあるKárolyi Mihály utca(通りの名前)を、
何軒か下がった向かいにあるPesti Lámpás(ぺスティ・ランパス・・・かな?「ペストの灯」という意味だと思う。)
ここも、カフェという名のレストラン。
夏は裏のコートヤードにもテーブルが並ぶようだが、4月は夜は冷え込んでくるためか、屋内のみだったような・・。
夜のディナーで、3コースをアラカルトで頼み、ドリンク(グラスだが)、チップを入れても一人大体£20(3000円)程度。
この雰囲気で、この値段は、ロンドンではまずあり得ない・・・。

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New York Palace - Budapest
ブダペストで一番有名なCafeといえば、多分このNew York Cafe
1894年にニューヨーク生命保険会社のヘッド・オフィスとして、建造された建物の一角にあるカフェなので、こう呼ばれている。

New York Cafe - Budapest
豪華絢爛たる内装だが、オープン当初はジャーナリスト、作家、アーティストのたまり場となっていて、
けして高級なところではなく、ボヘミアン気質あふれるカフェだったそうだ。
その後、国とともに動乱期をのりこえ、2001年にイタリア系ホテルチェーンとして再オープン。<Boscoloホテル・リンク

New York Cafe - Budapest
ロココな内装。
Tripadvisor等トラベル・レヴューサイトでの評判は、いまひとつよくない。
入口に写真禁止マークを大きく出したり(撮影に別料金チャージしたり)、ウェイター・ウェイトレスが無愛想だったり、料理が不味かったり・・・とまあ、たいがいひどいことも書かれている、ので、覚悟して行った。
確かに写真禁止マークは入口に大きく出されていたが、まず、席に案内される時に「どうやったら、撮影許可もらえるの?」と尋ねてみたら、「フラッシュなしで、他のお客さんの顔を写さなかったらいいわよ。」と、あっさりO.K. 他の席でも仲間で記念撮影している人は見かけた。これに関しては、なんらお咎めなし。一人旅と思しきお嬢さんが頼んだら、彼女の写真も撮ってあげていた。
私のハンバーガー+サラダも、配偶者氏のシーザーサラダも美味しくて、デザートのパフェも、コーヒー+ケーキも全く問題なし。ウェイター・ウェイトレスも(2-3ヶ国語を駆使して)親切で熱心・・・たぶん・・・マネージャーでも代わったのではないだろうか? ブダペストにしてはやや高めだが、「いまのところ」いいカフェですよ(笑)。
New York Burger
ニューヨーク・バーガーとサラダ。3890HUF(£12/1800円)

Ice cream
アイスクリームというのは・・・いわゆるパフェ。こんな立派な物だった。2150HUF(£7/1000円)

New York Cafe - Budapest
この内装を「拝見」するために、Cafeを利用するようなもの。

New York Cafe - Budapest
心地よい午後の日差し。

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Façade
インテリアといえば、このレストランApostolok (アポストロク、12聖人の意味)。
アパートの近くにあって、気になっていたので最終日のランチをここで食べた。

Entrance
1902年オープンの元々はバー。
1913年の改装時に現在のネオ・ゴシック・スタイルのインテリアが導入され、ビストロ・レストランとなった。

Restaurant - Apostolok - Budapest
そう、最愛のゴシック(笑)!!

Restaurant - Apostolok - Budapest
ビアホール・・・的でもあるか・・・。

Our lunch
料理は伝統的ハンガリアン、というか家庭料理風。
値段の方は、2コースの日替わりランチ+デザート+ドリンクで£10(1500円)程度。
味の方は、ちょっと塩辛い(ハンガリアンは、どうやらどこでも塩辛いような・・・)が、まずまず。
珍しい内装の「飯屋」という感じ。エレガントな料理には、あまり期待しない方がいい。
ここも、インテリア拝見が、食事の中でも大きなウェイトを占めている。もちろん、写真撮影O.K.

1902 original menu on display
エントランスに展示されている、オリジナルメニュー。1913年当時の物。

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話は変わって、「みやげ物ショップ」。もちろん、ショッピング街のVaci utcaや、セントラル・マーケット、あるいはOld Townの中、観光客の集まるところ・・・どこにでも土産物屋ありなのだが、どこも似たり寄ったりの量産品的なる製品の洪水で、ちょっと見る気を失っていた。
そうしたら、Vaci utcaから少し入ったところにFolkart Cratsman's House(フォークアート・クラフツマンズ・ハウス)という、ハンガリーでハンドメイドされたものだけを扱う、チャーミングな店を発見。
Folkart Craftman's House
外からだと、あまり魅力は伝わらないが・・・大きな店で、
刺繍ものから、陶器、トールペインティングなど、多彩な品揃え。
店内は上記のリンクのサイトから、VideoのページをクリックするとYoutubeヴィデオで見られる。

Folkart Craftman's House
しかしまぁ、いいものは当然いいお値段なので、細々したものをいろいろ買って帰った。

Folkart Craftman's House
ハンガリーのハンドクラフト健在がよく伝わってきて、見ているだけでも充分楽しい。

地図:

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次回は我々の滞在した、ホリデー・アパートメントの標本箱。

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