Ashmolean Museum (アシュモリアン博物館)-ギリシャとエジプトの発掘品
Ashmolean Museum(アシュモリアン博物館)から3回目の標本箱は、ギリシャとエジプトの発掘品。
紀元前6世紀頃のギリシャのBlack-figure lekythos(黒像式レキュトス壷)のコレクション。
レキュトスはオリーブ・オイルを入れて、副葬品として使われたもの。
大きなディスプレイ・スペースに圧巻のコレクション。
こちらは紀元前5世紀頃の、Red-figure lekythos(赤像式レキュトス壷)。
Black-figureより1-2世紀後で、よりナチュラルで柔らかい表現。
赤像式レキュトス壷のディティール。なかなかチャーミング。
紀元前6世紀後半から5世紀にかけてのWhite ground Technique(白地技法)のレキュトス壷。
古代ギリシャの壷絵に関してはJa.Wikiの<このページ>に詳しく解説されている。
白地技法レキュトス壷のディティール。
同じく、白地技法レキュトス壷のディティール。
古代ギリシャには薀蓄なしなので・・・見た目だけで楽しんで、次は古代エジプトの部屋に移った。
猫好きの私としては・・・
Bastet(バステト)を激写。
上記リンクのJa.Wikiの雌ライオン・セクメトから、飼い猫・バステトへと転移する話は興味深い。
Bastets(バステト)とSekhmets(セクメト)のコラージュ。
片手に握っているのはSistrum(シストラム)という、打楽器。
もう一方の手には、ギリシャ神話に由来するAegis(イーギス)の盾(右上段)を持っている。
そして、なにやらハンドバック状のものは籠らしいのだが、それ以上の詳細は知らない・・・。
Bastets(バステト)とSekhmets(セクメト)のディスプレイ。
こちらはShawabtis(シャワブティス)。Ushabti(ウシャブティ)、shabti(シャブティ)とも呼ばれる。
副葬品でとして作られ、死後の世界で、死者の使用人として身の回りの世話をすると信じられていた。
私はまだ生きているが・・・糸通し仕事手伝ってくれないかな?(笑)
最後に古代エジプトのジュエリー。
デティールを控えてこなかったが、カーネリアンとターコイズかな?
アシュモリアン博物館は、これ以外にも中東工芸美術品、中国工芸美術品、ヨーロッパ絵画など、さまざまな分野にわたっての収蔵品が充実。
発端は17世紀の収集家Jon Tradescant(ジョン・トラデスカント)親子の博物学標本、古代コイン、書籍などを引き継いだElias Ashmole(エライアス・アシュモール)が、彼自身のコレクションを付け加えて、オックスフォード大学に寄贈したことから始まる。1683年に公開が始まったこの博物館は、イギリス最古の、そしてヨーロッパ最古の・・・つまり世界最古の「博物館」。オックスフォードでは見逃せない博物館の一つ。
(祭日以外の)月曜休館、10am - 6pm
このGoogleStreetは、まだ大改装中の頃。
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