Wednesday, 2 February 2011

Kettle's Yard (ケトルス・ヤード)-Cambridge (ケンブリッジ)-1-

2009年の秋にCambridge(ケンブリッジ)に遊びに行った折の写真を引っ張り出してきた。
今日はまず、小さな博物館Kettle's Yard(ケトルス・ヤード)。
ここを博物館と呼べばいいのか、美術館と呼べばいいのか・・・。1920年代から30年代にかけてテート美術館の学芸員を務めた、Jim Ede(ジム・イード)とその妻Helen(ヘレン)の暮らした家が公開されている。家自体が、当時ジム夫妻と交友のあったアーティスト達の作品で満たされている上、専用ギャラリーも隣接しているので「美術館」と呼んだほうがふさわしいのかもしれない。呼び名はともあれ、知人の家を訪れているかのような、のんびりした和み系空間。20世紀中ごろの程よいモダンさが、現代から見るとレトロで、日本人にも受け入れやすいテイストだと思う。
Kettle's Yard, Cambridge 20/09/09
石に美しく刻まれた銘文。

Kettle's Yard, Cambridge
この、石と陶片のディスプレイが、ここの「看板」

Kettle's Yard, Cambridge
一階の部屋はこんな感じ。
東西に細長く部屋が続くこの一角は、いつでも南に面した窓から日が差している。

Kettle's Yard, Cambridge
最初の部屋と、ダイニングとそのディティール。
左下の絵はChristopher Wood(クリストファー・ウッド)のFlowers(1930年)
最初Elizabeth Blackadder(エリザベス・ブラッカダー)<こんな絵>とばっかり思っていた。
どちらも同時代で、お互い知り合いのようだが・・・、似てる・・・。

Kettle's Yard, Cambridge
何気ない暖炉の上のディスプレイなのだが、実に美しい・・・。

Kettle's Yard, Cambridge
二階の奥さんのヘレンの居間。
一階はジムのスペースで、訪問者を接客するのは、主にジムだったとか。

Kettle's Yard, Cambridge
ディティール。
左上はBen Nicholson(ベン・ニコルソン)のレリーフ、他の作品は誰のものか解らないな・・・。
下中の木彫のスタンドの上に、ミロの小さな絵画があったようだが、完全に見逃している・・・。

Kettle's Yard, Cambridge
そしてまた、ディティール・・・。

Kettle's Yard, Cambridge
二階へ階段を上がったところがまるで温室のように、植物であふれている。
ぶら下がっているのは大きなレンズ。

Kettle's Yard, Cambridge
ここの写真をレイヤー加工して、遊んでみた・・・。

Kettle's Yard, Cambridge
この2階の光のあふれた空間から、建物は増築棟へと繋がっている。

増築棟には大型の絵画、彫刻、が多数収蔵されている。この続きはまた次回に。

ケトルス・ヤードの中の様子はこのウェブ頁でも、見ることができる<ここ
「Enter Tour」をクリックして、次のページの左コラムにある、平面図をクリックしていくと、内部の写真が表示されるシステム。「View Panorama」のボタンが右下にある部屋は、360℃ヴューもできる。

ヴィジター・インフォメーションは<この頁
月曜休館、コテージ(住居):2時から4時Open(夏は1時半から4時半)入場無料
地図と入口のイメージ

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ギャラリー部が通りに面しているので解りやすい。
コテージ(住居)の方は、この細いパッセージを入っていったところが入口。
オープン時間中でも、たいていドアは閉まっているので、
ぶら下がっている黒い平たいドーナツのような形の呼び鈴を引いて知らせると、中から開けてくれる。

写真撮影は、ギャラリーの入り口受付で申請する。確か2ポンド程度の手数料を払って、名前・住所を登録し、著作権に関する同意書にサインする・・・だったと思う。するとスティッカーを貼ってくれて、後は撮影自由。ギャラリー内の作品でも撮影自由。

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