Kettle's Yard (ケトルス・ヤード)-Cambridge (ケンブリッジ)-2-
前回から引き続きCambridge(ケンブリッジ)、Kettle's Yard(ケトルス・ヤード)のイメージより。
インフォメーションは前回の標本箱の一番下を参照して下さい。
前回の標本箱のコテージ(住居)の最上階屋根裏は、プリントやドローイング作品の展示スペースになっている。
主に、若くして第一次世界大戦で戦死したHenri Gaudier-Brzeskaの作品が集められている。
イード夫妻が暮らしていた当初は、客室として使用されたり、ケンブリッジ大学生の下宿部屋として使われていたそうだ。
コテージの2階、日の降り注ぐ温室風になっていたところ(前回の標本箱、最後の方)が、
ちょうどこの増築棟とコテージを繋ぐ部分。
1970年代に増築されたこの棟は、アートを展示するスペースを前提として設計されている。
こじんまりしたコテージ側とはまた違った印象の空間。
角にあるキャビネットの革製ハンドルが、ナイスなアイディアだったので接写。
この増築棟の奥のスペースは、ライブラリーになっている。
ジムのコレクションの美術書をベースに、現在も関連書籍が加えられている。
ここのいすに座って、自由に閲覧できる。
増築棟の一階スペース。
この広々した空間は、アートと同時にリサイタルやコンサート等の場としても、設計されている。
設置のグランド・ピアノは、このときは、壊れた陶器を並べたインスタレーションに使われていた。
コテージ棟でもそうだが、アート作品とそれ以外のインテリア小物を混在させたディスプレイがお見事・・・。
何気なさそうでいて・・・ちゃんとすべて計算されている配置。
テクスチャーなどかけて・・・ちょっと自分もアートぶってみるのだが・・・(笑)。
建物を出ると、敷地の隣にSt.Perter's Churchが建っている。
ケトルス・ヤードのギャラリー入り口受付で頼むと鍵を開けて中も見せてくれる。
かなり古そうだなと外側から見て思ったが、調べてみると11世紀に基礎はさかのぼる。
何度も改修を繰り返しているが、基本的にノルマン様式から中世のスタイルを踏襲している。
左中のFont(フォント、聖水盤)は11世紀のものとか・・・。
またちょっとテクスチャーで遊んでみた・・・。
チャーチの鍵を返して、ギャラリーの展示を最後に見て回った。
常設展示の Christopher Woodの自画像(1927年)
破滅的な繊細さの片鱗が現れているか・・・?
こちらはWoodの「ボーイフレンド」Jean Bourgointを描いたもの。
Boy with Cat by Christopher Wood 1926年
ディティール。 きれいな子ですね^^。シャム猫のグルグル・フミフミしている感じ、よくわかる。
Flora in Calix Light by David Jones 1950年
私のお気に入りはこれ。花とガラスが光の中で、たゆたい煌めく・・・。
ディティール。
Lourdes192 by David Jones 1928年 彼の風景画もなかなか味わいがある。
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余談: 日本の友人のオススメでいくつか「ブログランキング」なるものに登録・コード設置したものの・・・いろいろ同時にやったら、どれがなんだか解らなくなってしまった。Bookmarkし忘れてて、登録完了メールから探り当てるのも面倒で・・・どこで、何をランキングしてるのやら全く謎。こういうのを「年寄りの冷や水」って言うのか・・・あれ?違う意味かな?(笑)。テンプレートぶっ壊さなかっただけでも(汗)、年寄りには上出来。なので、「ここをクリック」(これは・・・ダサすぎる)もなく、ランキングを見に行くこともなく、相変わらずマイペースで淡々と行ってます^^。
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