Tuesday, 28 December 2010

Kotomiジュエリー近況-材料仕入れ

年末も押し迫って、日本の皆さんはNetなど見ている場合ではない・・・ことかと。
イギリスはまだまだホリデー真っ只中で、全然仕事にはなってはいない。クリスマス明けの26日から、バーゲンセールがどこでも始まるので、まだまだショッピング熱は続く。とりわけ昨今のように不況が入ってくると、どこでも店の売り上げは低迷。お店はこのバーゲンで少しでも取り返そうと、かなり必死・・・。
一方、製造業者の私は仕事も一段落で、本格的に次のシーズンに向けて準備が始まる。
前回クリスマス・カウントダウンの標本箱の後半にに、インドの業者から仕入れた石のイメージを載せたが、その話の続き・・・。

White Quartz from India
雪にも負けず、路面凍結にも負けず、アトリエに到着した、ホワイト・クオーツ。
みんないい状態の石で、きらきらに輝いている。フレッシュで元気のいい石達。

Fresh water pearls
小ぶりの淡水パールは中国から。Francisから買い付け。

crystal stones from China
ブローチ大ブレークを支えた、中国製クリスタル。もっといろいろな形をFrancisから仕入れてみた。

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Crystal stones from Chez.
こちらは、チェコ製のクリスタル石。Preciosa社から直で仕入れている。
天下のスワロフスキー社だと、私のような個人商店では、全く手も足も出ない様なミニマム購入量を課せられる。
これでは、取引不可能。
Preciosaでも近頃はミニマム量が増えてきているが、それでも何とか、年に一度まとめたらクリアできる。

Crystal stones from Chez.
同じくPreciosaからのカット石。こんな風に届く。

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Meeting with glass-maker Jim
一方こちらは、フューズドグラス。ガラスのクラフトマン、Jimさんに年に2回発注して作ってもらっている。
使うガラスの色と、サイズ、量を指定して、発注書を出しているところ。
ではその材料のガラス板はどこから来るのか、というと、ここ。

Getting the glass sheet for fused glass
Rochester(ロチェスター)にある、Creative Glass UK
ロンドンから鉄道で1時間弱南東に出たKent(ケント)にある。<ここ
駅からも随分離れていて、車でないとアクセスしにくいのだが、いつもJimさんの車と駅で合流して乗せて行ってもらう。
ここのウェブサイトも充実して買いやすくなったということなので、今度はウェブ・オーダーしてみようかとも思っている。

Bullseye fused glass sheets
まあ、実際に目で見て確かめて入手するに越したことはない。
特に私のよく使うStreaky(ストリーキー・シリーズ=マーブル状になったガラス・シート)は、
カットされる部分によって色がかなり違うので・・・。
とはいうものの・・・目とてあまりあてにはならなくて・・・、

"Striker" series chenge the colour after fuging...caution...
もう少しで間違ってこの"Striker"のガラスを買ってしまうところだった・・・。
このタイプのガラス・シートは、フューズドをかけると、色が全く変わってしまう。
クリアを買おうとして、手に持っていたのは、このStrikerシリーズのクリア。
これを使ったら、全部ピンクになってしまうところだった・・・危なすぎる・・・。
ウェブ・オーダーだとこんな間違いもないだろう。

Creative Glass Warehouse
ゴキゲンなスタッフのおじさん。


Rchesterは古いのんびりした港町で、作家のディケンズが住んでいた町でもある。ガラスを入手した後、Jimさんと私がいつでもランチを食べながら打ち合わせをするカフェも「Deckens Cafe」と呼ばれている。
ここの町の写真もかなりあるので、次回展覧予定。

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