ハンプトン・コート・パレス(Hampton Court Palace) -3-
また、ハンプトン・コート・パレスを訪れる機会があった。
先月、コスチューム・イベント(専門的にはLive interpretationと呼ばれている)に関してのミニ・トークがロイヤルパレスの会員だけのために催されていたので、その話を聞きにきた(あまりによく来るので、秋から会員になった)。話も面白かったのだが、その話では「ヴィジュアル」にならないので・・・その後にパレス内でうろうろしながら撮ってきたイメージを展覧。
幸か不幸か、この日は嵐。風が強くて、にわか雨の暗い雲が通り過ぎるかと思ったら、突然日が射す。英人は「Stormy Day・・・(荒れてるねぇ)」などといいつつも、季節の変わり目には毎度のことなのであまり気にしていない。まあ、日本なら台風警報かも・・・という感じの天気。ひねくれものの英人よりは、「雨は嫌」というまっとうな感覚を持った外国人観光客が主なお客のこのパレスなので、その日はガラガラ。昼頃まで、校外授業の小学生が先生に引率されて何組かきていたが、ミニ・トークの終わった2時過ぎには、みんな帰っていって、係員以外誰もいない状態。
ウィリアム3世アパートメントのギャラリー。
そんなわけで・・・この写真を撮ることができた。
同じ部屋を反対側から・・・。このときだけ、日が射して明るくなった。
ギャラリーの窓から、プリヴィ・ガーデンを覗いたところ。
庭にも人影はなくて・・・、異様に暗い雲。
イースト・ガーデンに出る途中のこの回廊も、いつでもヴィジターでごった返している。
特に・・・実は左のベンチの奥はトイレなので、観光シーズンは外まで列が並んでいたりもする。
クロック・コートの時計を、メンバー・ルームから覗いたところ。
古い手流しガラス板の窓は、どこでも風情がある。
ウィリアム3世アパートメントのシャンデリア。
ドアノブ。こんなディティールをのんびり撮っていられるのも、空いている日ならでは。
ドアの上の装飾用Pelmet(ペルメット)と、その上のオランダ風絵画。
こんな風に壁をぎっしり絵画で埋めるのは、私も好き。空間恐怖症?(笑)
ディティールばかり撮る傾向があるけど・・・部屋全体はこのような感じ。
これは圧巻の寝室。バロック様式は濃ぃーなあ・・・。
鏡に映った天井画。
壁の照明、もちろん当時はキャンドルライトだったのだが。
こういった白砂糖を使ったお菓子が当時(17世紀後半)とてもトレンディだったもの。
額装された18世紀の地図。
パレスからテムズ川を隔てた右側に、私の町SurbitonがSurbetonとして記されている。
パレスから出てきた頃には、天候は回復して、夕日がまぶしい。
ガチョウもゆっくり晩御飯。
なにしろ会員で入り放題・・・。また今後も、ハンプトン・コート・パレスのイメージは続きますよ。
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