Monday 29 November 2010

Tudor Re-enactment(チューダー リ・エンアクトメント)-3-

チューダー期(イギリスの、ほぼ16世紀)の、リ・エンアクトメントのイメージを、2009年夏、グリニッジ海事博物館でのイベント「Henry Days」より、最終回。
今日は、貴族のコスチューム。

Portrait of Tudor Lady
チューダー・レィディ

この女性も、以下のイメージの大半はリ・エンアクトメント・グループHungerford Household(ハンガーフォード・ハウスホールド)の皆さん。
Cambridge近郊のLong Melfordという村にある、Kentwell Hall(ケントウェル・ホール)のチューダー・リ・エンアクトメントにレギュラーで出演している。(ちなみに、ここのお屋敷はチューダー以外でも、ヴィクトリアン期、第二次世界大戦中のリ・エンアクトメントのイベントを定期的に催している。くわしいスケジュールは<このページ>)

Tudor Gentleman
こちらはチューダー紳士

Tudor Gentleman with... Canary Wharf far behind!!
この男性を撮って後で気がついたら、背景はカナリー・ウォーフの高層ビル群だった・・・(笑)。

More lecture for Tudor costume
右写真の女性がコスチューム史の専門家で、コスチュームに関するミニ・レクチャーの時間がある。

このときの解説は・・・チューダー貴族とはいえ、高価な刺繍や織地をふんだんに使えるわけではなくて、ちゃんと節約して使っている。左の写真の女性のドレス・スカート部や袖の、目に付く部分はジャガード織地が使われているが、重ねスカートの下で見えない部分には使われていない。右の男性のシャツの飾りテープがここで終わっているのは、そこから上はジャケットに隠れるため、つけても「もったいない」ということ。

Tudor ladies costume was explained
そして、ドレスや被り物がどのような構造で出来上がっているかの解説。

Famous Tudor "Cod Piece"... How they grew!!
一番うけていたのがこれ。

チューダー期の紳士方のコスチュームで有名な「コッドピース」がいかに「発達」していったか・・・左から右へ。
このCodpieceてっきり魚のタラ(Cod)と何か関連しているのかと思ったら(タラの切り身・・・のように聞こえる・・・笑)、中世英語のCodからきていて「○○玉」の意味だそうな。なんともあけすけだが、確かに・・・(笑)。

Queen Elizabeth I's favourite dance
これは、別のロケーションで、別の時間帯。チューダー・ダンスのミニ・レクチャー。
エリザベス1世のお気に入りのダンスで、当時貴婦人方がつけていた、硬い胸板状コルセットを持って、
よっこらせっと放り上げる・・・。

Let's dance !!
みなさんでLet's dance...

Tudor dance
なかなか優雅なもの。

Tudor musicians
伴奏のミュージシャン達。

Tudor Battle re-enactment
こちらでは、別のチームが「模擬戦」のデモンストレーション。

Henry VIII was interviewed
今日の主役、ヘンリー8世はTV局のインタヴュー中(笑)。

Portrait of Henry VIII
なかなかゴキゲンの王様。


おまけヴィデオその1は、映画「Elizabeth」より、エリザベス1世の即位式でのダンス。ここでも「よっこらせ」している(笑)。




おまけヴィデオその2、Kentwell Houseの夏のリ・エンアクトメントを撮影したものを見つけた。10分近くで少し長いが、実際に行ってみた気分が味わえることうけあい・・・。

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