Medieval re-enactment (中世 リ・エンアクトメント)-2-
2009年のイースターホリデー(4月)、Warwick Castle(ウォリック城)での、中世リ・エンアクトメント・イベントのイメージの2回目。 今日は中世の人々の暮らしぶり。
これはランチタイム。テーブルの上はすべて中世のリプロダクションの食器。
食べているのは、チーズに無漂白パン、豆のシチューなど。料理も史実に基づいて作られる・・・。
食器をクローズアップで・・・。陶製、木製のボウル、スプーンは木製か錫製。
ガラス器は高級品で、商人や騎士階級以上でないと使われていない。農民は木製品と陶製の食器を使っていた。
ここもランチタイム。チーズ、チキンのサラダ?と思しきもの、葱のキッシュ。
これは肉屋さん。
パン屋さんは大忙し。車の上に載せた移動式オーヴン。
右下では、オーヴンに蓋をして、泥で蓋を止めつけている。
パン屋さんは・・・鍛冶屋も兼ねている。
右下はワインの樽。上の写真、真ん中で木炭に火を入れて、その回りに土器のピッチャーを置いてワインを温めている。
いろいろな豆を入れたシチューも1日がかりのスロー・クッキング。
騎士達の「野外飯処」。豆のシチューに無漂白パン、ビールかワインの飲み物と言うのが定番。
しかし、実際には安全規制で、イベント中はアルコール禁止なのだとか・・・。
なにしろ、このあと「模擬戦」をやるので(笑)。
これは、もう少し後で・・・、晩御飯の用意。
肉とマッシュルームを炒めたものと、根菜のスープ。
ちなみに、中世ヨーロッパ人は、まだトマトもポテトも知らなかった。
これらはコロンブスのアメリカ大陸発見以降、南米からもたらされたもの。
食事の後は、おしゃべりで盛り上がっている。
テントの中のおじさんは、ご婦人方の話題には入っていけないものと見える(笑)。
こちらではNine men's Morrisというボード・ゲームの対戦中。
このゲームはローマ時代からあるとかいう話。いまのとこと・・・互角かな?
遊んでいる人もいれば、働いている人もいる・・・糸紡ぎ。
これはTablet weaving(タブレット織)と呼ばれ、薄い木の板にあけた穴に羊毛の糸を通して、
その何枚もの板をパタパタ動かしながら、織っていく。右下のような平組みひもが出来上がる。
しばらく見ていたが、原理は全く解らずじまい・・・。
中世テント村。
リプロダクションの器や壜など。
今でも「歴史モノ」の好きな工芸家がいて、それぞれハンドメイドされている。
リ・エンアクトメント・マニアのための、こういったリプロダクション製品のフェアも開催されているとか。
一度行ってみたいと思っている。
次回は、中世の「職業」、まだ続きますよ。
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