Tudor Re-enactment(チューダー リ・エンアクトメント)-2-
チューダー期(イギリスの、ほぼ16世紀)の、リ・エンアクトメントのイメージを、2009年夏、グリニッジ海事博物館でのイベント「Henry Days」より、第2回目。
今日もいろいろな「仕事」の続き。
ご婦人方の仕事はもっぱら、糸紡ぎ、染色、機織、刺繍、などなど、布帛にまつわるもの。
ここではウールを紡いで、ウール糸を作り、天然染料で染色、の、デモンストレーション。
天然染料でも、これだけ鮮やかな色が出せる。それでいて、こっくりとした深みのある色。
右上はウールではないけれど、リネンの刺繍。
イギリスでは綿花は自生していなくて、インドや中東から輸入されるためほとんど普及していなかった。
下着やブラウスに使われるのは、たいていこのリネン。
写真真ん中の女性がせっせと作っているのは「組みひも」。たいていウールで作られる。
右は彼女がベルトから提げていたもの。「何?」と聞いたら、開けて見せてくれた(写真中上)。
ピンホールダー。被り物や帽子を留めたりいろいろと使われる。
安全ピンはないので、この待ち針状のピンを使う。
左下は、やはりベルトから提げて使うポシェット。
こちらでは編み物と縫い物。
ジュエラーのおじさん。
この先生は、医者兼、錬金術師。
患者の診断で重視されるのは「尿」。
色や透明度、臭いはもとより・・・味も診断のうちに入っているとか・・・うぅ・・・。
さまざまな薬。かなり怪しげ・・・だが。
一方こちらは、ハーバリストのテント。いわば現代の「薬剤師」にあたるだろう。
同じくハーバリストのテントより、壜のいろいろ。
こちらは「鷹匠」。
鷹狩りは中世・チューダー期にかけて、王侯貴族の娯楽であり社交イベント。
自ずと「鷹匠」はとてもいい待遇を受けている。この鷹匠の奥方の見事なチューダードレス!!
彼らはRaphael Historic FalconryのEmmaとMike Raphaelご夫妻で、歴史的鷹狩りを研究・伝承している第一人者。
リ・エンアクトメントのイベントで「鷹狩り」といえば、たいていここのチームから参加の場合が多い。
最後に、奥方様の写真をチューダー絵画風に・・・。
うーん、現代人ではないかもしれない(笑)。
次回は、貴族達のコスチュームを中心に。
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