Igreja de São Roque (サン・ロッケ教会)Lisbon
リスボンの中心部にあるRossio(ロッシオ)駅の裏手の坂道を延々登ったところに広場があって、そこに面して建つIgreja de São Roque (サン・ロッケ教会)。
街を散策した後、近くまで来ていて、そして、16-18世紀の内装がコテコテでスゴイ・・・という話だったので、見てみることにした。
外見はこんな感じで、とてもシンプル。
ほんとにここが「コテコテ」の教会なの?
と、もう一度Google mapを確認してみたら、やっぱりここ。
中に入ってみて、「あぁ、確かに・・・。」
それも本堂自体より、サイド・チャペルが濃厚。
16世紀に描かれた天井画は、トロンプルイユでドーム風に描かれている。
全体図は<このページに>
主祭壇は聖母子で、この教会の名前になっているロッケ(ロック=英語読み)さんは、
控えめにサイド・チャペルに。これは後ほど。
クローズアップ。
主祭壇の横で、目が釘付けになったのが、聖遺物コレクション。
この彫像型の聖遺物容器って、ポルトガル(と、多分スペイン?)独特だわ。
胸の部分に「容器」が取り付けられていて、
ここに聖遺物が収められているものと。
主祭壇を挟んで、反対側は、男性部。
サイド・チャペルの聖ロッケ。
ペスト避けの聖人さんで、足の(ペストでできた)傷を見せて、
パンを咥えた(傷を癒やしてくれたり、面倒を見てくれた)犬が隣りにいる。
このあたりからもう、コテコテの本領発揮。
ちなみに、この教会は18世紀のリスボン大震災で、ダメージを免れて、
16-17世紀の様式が、そのまま現在まで保たれているのだそう。
Chapel of the Most Holy Sacrament (至高聖餐チャペル)の、ディティール。
天使が鈴なり・・・。
Chapel of St. Anthony(聖アントニー・チャペル=英語読み)。
フランス・ノルマンディーの教会でも、よく登場する、
子煩悩な聖アントニー。
Chapel of Our Lady of Piety (ピエタの聖母チャペル)。
Chapel of Our Lady of the Doctrine(教義の聖母チャペル)
この濃厚さ・・・、ちょっと仏教様式にも相通ずるものを感じる。
彫像もどことなく、仏像的 !?
上部のパネルに組み込まれた彫像たちも、聖遺物。
下の部分は、大理石象嵌。
17世紀かな?
最後に、極めつけのコテコテ。
どのチャペルか不明だけれど、チャペルの天井部分。
いやもう・・・堪能しました。
Igreja de São Roque (サン・ロッケ教会)
Largo Trindade Coelho
1200-470 Lisboa - Portugal
Map:
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