Île-de-Bréhat(ブレア島)-1- Brittany Drive (ブリタニー・ドライヴ)
標本箱は相変わらず、夏のブリタニーから戻ってきていない。
今回はブリタニー・ドライヴの第一目的地、Île-de-Bréhat(ブレア島)のイメージを。
モン・サン・ミッシェルが、ノルマンディーからブリタニーへの入り口で、そこから大西洋に突き出した、ブリタニーの半島の突端までが約400km。このブレア島はちょうどその中間位に位置している。
前々回のボーポール修道院から、Paimpol(パンポル)の町を通って更に北上すると、島へ渡るフェリーの乗り場に着く。
ブレア島の中では車は許可されていないので、本土のフェリー乗り場近くの駐車場に車を入れる。
島の住民も、駐車場は本土側に持っているのだそう。島の中で、唯一の「車」はトラクターで、バス代わりの観光トロリーを引っ張って走っているのを見かけた。あとは、ただただ歩くか自転車。(消防車や救急車は、あるんだろうかね?)
なので、フェリーも人と自転車用のもの。
ドライブの車の中から、ブレア島が見えてきた。
(最初に公開したときに載せていたた写真が。
ブレアではなくて、サン・リオム島だった・・・、
なので、キャプションに合わせて、写真を差し替えた。)
駐車場から本土側の海岸線の眺め。
ブリタニーに入ると、海岸線が岩がちで、
複雑な風光明媚なものになる。
フェリー乗り場のピアで、フェリーの到着待ち。
夏は基本的に1時間に一本<タイムテーブルは、仏語でこのページ>。
冬場は一日8便に減る。
最終フェリーも7-8時頃なので、夏場で明るい夕方に、
のんびりしていたら、フェリーを乗り逃しそうになったりもする。
フェリー到着。
夏場の観光トップシーズンは、一時間に一本では、
観光客を捌ききれないのか、2台のフェリーで運行。
フェリーの中は、こんな感じ。
写真を撮りたいので、船頭のデッキに座る。
航行時間は約10分。
これぐらいなら、多少揺れても船酔いしないうちに着いてしまうので、
船酔いしやすい私でも大丈夫^^。
本土側がどんどん遠くに。
伝統的なスタイルのヨットが走る。
島に近づいて来た。
島側のフェリー乗り場は、満潮時と干潮時で少し離れたところにある。
満潮だと島のメインの通りの先にあるピアだけれど、
私達が渡ったときは干潮時だったので、
離れた方のピアに着いた。
そこからタラタラ、300mほどを海岸線の道を、
島のメインの通りに向かって歩く。
ブリタニーにはこの先に、ピンクの岩の海岸線で有名な、
Ploumanac'h(プルマナック)があるけれど、
そこでなくても、なんとなく岩が赤っぽい。
それは石造りの建物にも現れていて、
建物がどことなくピンク(赤)っぽく感じられる。
海岸線を見下ろす、ステキなお屋敷。
島のメインの通り、Crech Kerio
(クレシュ・ケリオ←ケルト起源のブルトン語なので、地名はフランス語とは程遠い)
を登る観光トロリー・・・、を引くトラクター。
これが唯一の公共交通のよう。
シャトー的な建物。
典型的なブリタニーのコテージ。
左右対称で、中央に入り口、両側に窓、
上にも左右対称にドーマー窓がついて、左右の端に煙突。
そして、ブリタニーの海岸線はMicroclimate
(マイクロクライメート=微気候というのか、局地気候というのか、一部に限られた気候)。
温かいメキシコ湾流の真っ只中に突き出しているわけで、
緯度は高いのに、冬でも霜が降りない。
なので地中海地域の植物が自生できる。
典型的なのが、このアガパンサス。
ウチも鉢で育てたことがあるけれど、温室がないので冬越しできずに
(球根を引き上げて保存すればよかったんだろうけど・・・?)、
お亡くなりになりましたよ。
ブリタニーの本土側でもブレア島でも、
アガパンサスがモリモリ自生しているのには驚いた。
ホリホックも大きく育っている。
ここもブリタニー・コテージのフォーマットに完璧。
観光ルートとは離れて、
コテージの続く細い道にくねくね入っていって、
まずはティエリー氏の叔母さま宅で、お茶をよばれることに。
オマケ・ヴィデオはブレア島へのフェリーの様子。
上に載せた写真もいろいろ、スライドショーで入ってるんだけど・・・。
夏のブレア島、次回も続きますよ。
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by KotomiCreations
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