Dinan(ディナン)-2-
ディナンの町のイメージの続きで、今回はお店やら、その他の町の様子など。
(あ、大丈夫、親知らずプチ手術、4日にしてほぼ完治。そうしたら、いつも頑固に張っていた、親知らず側の首筋のコリまで消滅。 うゎ、親知らずが原因だったんだ・・・と、判明。めでたし、めでたし、なのでした。)
着いた週は、たまたまディナンのアート・フェスティヴァルだったようで、
オープンスタジオや、作品展がいろいろ催されていたり、
街角ではミュージシャンが演奏している。
中世の町ディナンだけあって、
ユーロポップやラップ・・・なんていまどき俗物なものはなくて、
トラッド、フォーク、ジャズ、といったラインナップ。
このミュージシャンは、中世音楽を演奏してるのだけど、
3つの楽器をこなす、マルチタスク。
このミュージシャンの演奏しているのは、
Hurdy Gurdy(ハーディー・ガーディー)と呼ばれる弦楽器の一種。
これも中世からある楽器で、もっぱらルネッサンス期によく演奏されたもの。
この、アート・フェアのチラシをもらって、その中に載っていたフォトグラファー、
Thierry Chuzeville氏の作品展を見に行った。
左側の部屋がその作品展。
とっても気に入って、アートフェアのポスターに使われていた、
窓のコラージュ写真の小さなプリントを購入。
いろいろ話したかったけど、なにしろ言語の壁で・・・断念。
こちらは、顔料の専門家、兼、画家、兼、修復師の
Francoise Perego氏のアトリエ、Atelier Beaumanoir。
ドアが開いているからといって、
隣の部屋で絵画作品を展示販売中。
ところが、去年もここを通りかかって、顔料壜だらけの錬金術師の実験室のようだったのを見かけて興味津々。
そこで、今年は同行のDanaさんが
幸い彼は英語が話せるので、快諾してもらって、中へ。
こんなです。錬金術師、というか、錬色術師のラボラトリー。
コミュニケーション専門のDanaさんにおしゃべりは任せて、
私はひとしきり写真を撮らせてもらう。
顔料のみならず、ヴァーニッシュ(塗料)の専門家でもあるらしく、
元・漆工芸科出身の私も、漆塗料の話には参加(笑)。
泊まったホテルは、去年と同じHotel Arvor
いいホテルだけれど、地方だけあって、パリほどは高くない。
町の中心にある時計塔の通りの先にあるので、観光にはとても便利。
問題は、車で入ってくると、モーターウェィN176から、
裏道から回ってこないと、歩行者満載の石畳を
去年は、多少道を間違えながらもウラからたどり着いたけど、
今年は降りそこなって、亀運転でなんとかホテルにたどり着いた。
観光地ど真ん中なので、ホテルの前はこんな観光トロリーの停車ポイント。
で、とどめに、ホテルの駐車場に車を入れるのにてこずっていたら、
なにやら人だかりに激見されている。
実は、この観光トロリーが後ろから迫っているのを、
トロリー待ちの観光客から「なにしとんじゃ、この車・・・。」の激見だったという(笑)。
その、ホテルの駐車場を見下ろす、聖母子像。
お導き、いやいや・・・どうもありがとう。
ま、旅にトラブルはつきもので・・・、でも、美味しい朝ごはん。
その前の晩ご飯は、ガレットにありつけず・・・、
ここのヒットは、このブリタニー産ビール、シャ・マロ。
ブリタニーの港町サン・マロと、シャ(猫)をかけて、マロ猫と呼ばれるビール。
(私はアルコールが飲めないので)飲んだDanaさんによると、
しかし・・・、このレーベルの猫が、超イケメン(笑)。
コンテのタッチといい、とても気に入ったので、ボトルをもって帰ってきて、
レーベルを水につけて剥がして、乾かしてスキャンした。
もらってきてよかった。 その後、ノルマンディー側のスーパーでは全くみあたらない。
本当にブリタニー特産のビールよう。
右にあるのが、去年も買い物をした雑貨屋さん、Julie va en Bretagne。
左のゲートを入っていったところが、上記の錬色術師のアトリエのある、コートヤード。
フレンチ・カントリー風の雑貨がいろいろ。
去年、ル・シャトーのアネックスの鍋つかみを焦がしてしまった私達は、
鍋つかみを買って、アネックスに貢いでおいた。
古風なプリントがナイスな、モンサンミッシェル・ビスケット缶入り。
このパターンを使って、マグ、ショッピング・バッグ、ティータオルなど、
いろいろなアイテム展開されている、Les Palets de la Mere Poulard。
缶に惹かれて買って帰ったけど、小麦製品の苦手な私が一つも食べないうちに、
配偶者氏にぜんぶたいらげられてしまった。
このLa conserverie la belle-iloiseというお店、ブリタニーのみならず、
フランス海岸線の町に、いくつもあるようで、魚のパテの缶詰を扱っている。
2年前にアン・フルールで買って帰ってやみつきになり、今年も購入。
ふふふ・・・ついにUKにネットディーラー発見^^<このページ>
お店といえば・・・、ディナンで見かけた、このお店の窓のシャッター。
上部分が跳ね上がってひさしになり、下半分が台になる。
これ実は、中世からのオーセンティックな、
ヨーロッパのお店のショーウィンドーの構造。
ここではプランターが置かれているけれど、その台の部分に、
前売り商品を並べるのだった。
裏通りで見つけた家具屋さん。
この、上半分が開く構造のドアというのも、昔のヨーロッパではよく見られたもの。
今でも、田舎に行くと残っていることがある。
あぁ、まだディナン写真が残っている・・・。なので、もう一回、町のイメージ続きます。
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