Le Château-Peter Gabriëlse(ぺーター・ガブリエルザ) の家 -1-
今回はノルマンディーの、箱彫刻家ペーターおじさんの家、ル・シャトーのイメージを。
もう、何度も訪れていて、でも何度も写真を撮ってしまう。
部屋の全体像は、昨年だいぶ撮ったので<このページから3回のエントリー>、今年は気の向くまま、脈絡なくディティールばかり撮っていた。
パーティーの前日キッチンに並んでいた、コーヒーポット達。
これもパーティー用に引っ張り出されてきた皿達。
キャビネット・オブ・キュリオシティーズか、ミュージアムの一角・・・のようでいて、
実はだだのキッチンの一角というところが、このウチの面白いところ。
一見しただけだとタダのセラミックの断片。
よく見ると聖母子像のレリーフ。
この素朴な感じは、18世紀のもののよう。
庭の野草を活けるのが得意なPおじさん。
ダイニング・エリアには桃やらスモモを盛った皿。
おじさんは果物好き。
今年初めて覗き見た、larder(ラーダー=食料庫)。
ちょうど正面階段の裏に当たるところにある小部屋。
秘密の部屋が、まだほかにもあるに違いない(笑)。
椅子達。
ちいさなケルビム達。
いつか作品に入れられるのだろうか。
アイボリーの彫り物の額装。
これも18世紀っぽい。
作品がよく売れて、ちょっと羽振りのいいおじさんちには、
アンティーク絵画が増加中。
18世紀の手着彩のプリント。
しかし、描かれているのはロンドン・ウエストミンスター橋と大聖堂。
ちょうどLambeth(ランベス)のあたりの船着場から見ている眺め。
この絵も以前はなかった。
おじさんはことごとく18世紀テイスト。
私はヴィクトリアン19世紀後期が守備範囲なのだけれど、
ここ、ル・シャトーとおじさんから、18世紀テイストを吸収中。
奥の図書室の一角に掛けられている。
鏡に映るダイニングの窓辺。
1階のバスルームのデコレーション。
洗面台の端に並んでいるのは、
ジンク(亜鉛)でできいる。
フランスのグレイのスレート屋根には、ジンクのグレイトーンがマッチしている。
イギリスだと、レンガ・タイル屋根なので、フィニアルもたいてい、
レンガと同じテラコッタ製のものを使うのだった。
なので、イギリスではこのジンク製フィニアルを見ることはほとんどない。
庭への出入り口になっている、ランドリー室の暖炉の上の、
鳥の巣と羽のコレクション。
いつか何かの形で作品に使う方法考え中、だそう。
その横に放置された、木製の翼。
以前昔の作品に使われていたのを覚えているけれど・・・、
あの作品は解体されてしまったのかな?
正面階段の上のシャンデリアに、実際にバルブが入っているのだ・・・、
とはじめて知った。
ずっとただの飾りだと思っていた・・・。
とまぁ、アンティークと装飾物の断片で満たされたル・シャトーは、私にとっては奥深い「おもちゃ箱」。 いつまでいても飽きない場所なのだった。
次回は一段と奥深い「おもちゃ箱」、作品展示室とアトリエのイメージを。
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