Sunday 15 September 2013

Le Château-Peter Gabriëlse(ぺーター・ガブリエルザ) の家 -1-

今回はノルマンディーの、箱彫刻家ペーターおじさんの家、ル・シャトーのイメージを。

もう、何度も訪れていて、でも何度も写真を撮ってしまう。
部屋の全体像は、昨年だいぶ撮ったので<このページから3回のエントリー>、今年は気の向くまま、脈絡なくディティールばかり撮っていた。

Le Château
パーティーの前日キッチンに並んでいた、コーヒーポット達。

Le Château
これもパーティー用に引っ張り出されてきた皿達。

Le Château
キャビネット・オブ・キュリオシティーズか、ミュージアムの一角・・・のようでいて、
実はだだのキッチンの一角というところが、このウチの面白いところ。

Le Château
一見しただけだとタダのセラミックの断片。
よく見ると聖母子像のレリーフ。
この素朴な感じは、18世紀のもののよう。

Le Château
庭の野草を活けるのが得意なPおじさん。

Le Château
ダイニング・エリアには桃やらスモモを盛った皿。
おじさんは果物好き。

Le Château
今年初めて覗き見た、larder(ラーダー=食料庫)。
ちょうど正面階段の裏に当たるところにある小部屋。
秘密の部屋が、まだほかにもあるに違いない(笑)。

Le Château
椅子達。

Le Château
ちいさなケルビム達。
いつか作品に入れられるのだろうか。

Le Château
アイボリーの彫り物の額装。
これも18世紀っぽい。

Le Château
作品がよく売れて、ちょっと羽振りのいいおじさんちには、
アンティーク絵画が増加中。
18世紀の手着彩のプリント。
しかし、描かれているのはロンドン・ウエストミンスター橋と大聖堂。
ちょうどLambeth(ランベス)のあたりの船着場から見ている眺め。

Le Château
この絵も以前はなかった。
おじさんはことごとく18世紀テイスト。
私はヴィクトリアン19世紀後期が守備範囲なのだけれど、
ここ、ル・シャトーとおじさんから、18世紀テイストを吸収中。

Le Château
奥の図書室の一角に掛けられている。

Le Château
鏡に映るダイニングの窓辺。

Le Château
1階のバスルームのデコレーション。
洗面台の端に並んでいるのは、
屋根に取り付けられていたFinial(フィニアル=先端飾り)。
ジンク(亜鉛)でできいる。
フランスのグレイのスレート屋根には、ジンクのグレイトーンがマッチしている。
イギリスだと、レンガ・タイル屋根なので、フィニアルもたいてい、
レンガと同じテラコッタ製のものを使うのだった。
なので、イギリスではこのジンク製フィニアルを見ることはほとんどない。

Le Château
庭への出入り口になっている、ランドリー室の暖炉の上の、
鳥の巣と羽のコレクション。
いつか何かの形で作品に使う方法考え中、だそう。

Le Château
その横に放置された、木製の翼。
以前昔の作品に使われていたのを覚えているけれど・・・、
あの作品は解体されてしまったのかな?

Le Château
正面階段の上のシャンデリアに、実際にバルブが入っているのだ・・・、
とはじめて知った。
ずっとただの飾りだと思っていた・・・。


とまぁ、アンティークと装飾物の断片で満たされたル・シャトーは、私にとっては奥深い「おもちゃ箱」。 いつまでいても飽きない場所なのだった。

次回は一段と奥深い「おもちゃ箱」、作品展示室とアトリエのイメージを。

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