Chenies Manor and Garden (チェニース・マナーと庭)
今日は実はもうホリデー・モードで、レンタカーを借り出し、同行の友人Danaさんは今夜うちに泊まりこみ、明日早朝から、Prtsmouth(ポーツマス)経由でノルマンディーに出発。
ホリデー・モードのついでで、今回のイメージは、先日訪れたChenies Manor and Garden(チェニース・マナー)の庭のイメージ。
ここは、ナショナル・トラストやイングリッシュ・ヘリテージに属していない、いまだに独立経営(というか、個人所有の)マナー・ハウス(大屋敷)で、中世以来の歴史があり、チューダー期建造の部分も現存する建物。
建物も興味深いのだけれど、ここの庭が2009年の「ガーデン・オブ・ザ・イヤー」賞を受賞した優れもの。
4月~10月のサマー・シーズンの、水・木曜と、バンク・ホリデーの午後2時~5時に公開している。
お屋敷の方は15分きざみの、ガイド・ツアーに参加する形で、写真撮影は禁止。
庭の方は自由に見て回り、もちろん撮影もOK。
うちの配偶者氏と、ちょうどローマからロンドン入りした、フォトグラファーのエイドリアン師匠達と一緒に、ミニ・ホリデー気分で出かけることにした。
右の写真は聖マイケル教会で、ここのお屋敷の当時のオーナー、
べドフォード家のチャペルも付随しているが(非公開)、基本的には村の地区教会。
15世紀末~16世紀初頭の建造で、その前に存在したと思われる、
木造教会に由来する、12世紀の建造物も残っているのだとか。
師匠たちと、庭のカフェでまったりしていたら、
教会の公開時間を逃してしまって、中は見れずじまい。
これはお屋敷の正面。
古い部分は(正面右側・・・だったと思う)1460年、
左側はその後のチューダー期16世紀に
初代Earl of Bedford(べドフォード伯)John Russell(ジョン・ラッセル)が増築したもの。
ヘンリー8世や、エリザベス1世も何度か訪れたことがあるお屋敷。
後ろに見える煙突が、ヘンリー8世建造のハンプトンコート・パレスによく似た、
典型的なチューダー様式。
その煙突の様子は、裏の庭側から見るとわかりやすい。
ここはsunken garden(サンクン・ガーデン=
整形式の庭でありながら、自然でオーガニックな、高低を活かした構成は、
イギリスのガーデニングの最も得意とするところ。
今はちょうど、ダリアの花のシーズン。
満開のエリンジウムに、大喜びのバンブル・ビー達。
ここ数年、世界的に蜂の数が激減していて、
蜂が減少すると穀物収穫にも深刻な影響を与えるため、
さまざまな保護キャンペーンが展開されている。
ここの庭でも、蜂保護チャリティーへの援助をはじめとして、
庭でも、蜂や蝶の好む植物が積極的に採り入れられているそう。
これは、蝶や蜂の大好物、ブットレア。
別の角度で・・・。
お屋敷側の、ヘッジのゲートから覗いたところ。
これはwhite garden(ホワイト・ガーデン)と呼ばれる一角。
白~シルヴァー系の植物で、コーディネートされている。
現在メインで咲いているのは、八重咲の白コスモス。
この植物は・・・名前は知らない。アガパンサスの一種なのかな?
遅い午後の日差しに映える。
ブドウ(かな?)のドーム。
庭に建つ、ロマンティックなガゼボは、庭が
映画の撮影ロケに使われたときに、プロップとして持ち込まれて、
撮影終了後、ここのオーナーにプレゼントされたものなのだそう。
この一角は、キッチン・ガーデンと呼ばれる部分で、
野菜や切花用の花が、実用的に植えられている。
それでも、ワイルド・ガーデン風でとてもチャーミング。
真っ赤に熟したレッド・カラント。
鳥に食べられないように、ネットで覆われている。
区切られた庭の後ろにも、大きな敷地が広がる。
(ここまでは、まったくたどり着くことができなかった。)
なのは、ティールームで和んでしまったからで・・・。
和みすぎて、昼寝する者(配偶者氏)まで現れる始末。
芝生でできたメイズ(迷路)に熱心に取り組む、エイドリアン師匠と配偶者氏。
メイズの真ん中で瞑想中(?)なのは、師匠のガールフレンド、ディレッタさん。
さわやかな夏のミニ・ホリデーでした^^。
Chenies Manor and Garden (チェニース・マナーと庭)
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そんなわけで、今度は本格的にホリデー・モード。また戻ってきたら更新しますー。
Have nice summer days!!!
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