Monday 12 August 2013

Chenies Manor and Garden (チェニース・マナーと庭)

今日は実はもうホリデー・モードで、レンタカーを借り出し、同行の友人Danaさんは今夜うちに泊まりこみ、明日早朝から、Prtsmouth(ポーツマス)経由でノルマンディーに出発。
ホリデー・モードのついでで、今回のイメージは、先日訪れたChenies Manor and Garden(チェニース・マナー)の庭のイメージ。

ここは、ナショナル・トラストやイングリッシュ・ヘリテージに属していない、いまだに独立経営(というか、個人所有の)マナー・ハウス(大屋敷)で、中世以来の歴史があり、チューダー期建造の部分も現存する建物。
建物も興味深いのだけれど、ここの庭が2009年の「ガーデン・オブ・ザ・イヤー」賞を受賞した優れもの。
4月~10月のサマー・シーズンの、水・木曜と、バンク・ホリデーの午後2時~5時に公開している。
お屋敷の方は15分きざみの、ガイド・ツアーに参加する形で、写真撮影は禁止。
庭の方は自由に見て回り、もちろん撮影もOK。
うちの配偶者氏と、ちょうどローマからロンドン入りした、フォトグラファーのエイドリアン師匠達と一緒に、ミニ・ホリデー気分で出かけることにした。

Chenies Manor and GardensChenies Manor and Gardens
左は、ガイドツアーの集合を待っている間に撮った、庭へのゲート。
右の写真は聖マイケル教会で、ここのお屋敷の当時のオーナー、
べドフォード家のチャペルも付随しているが(非公開)、基本的には村の地区教会。
15世紀末~16世紀初頭の建造で、その前に存在したと思われる、
木造教会に由来する、12世紀の建造物も残っているのだとか。
師匠たちと、庭のカフェでまったりしていたら、
教会の公開時間を逃してしまって、中は見れずじまい。

Chenies Manor and Gardens
これはお屋敷の正面。
古い部分は(正面右側・・・だったと思う)1460年、
Sir John Cheyne(ジョン・チェイニー卿)の建造。
左側はその後のチューダー期16世紀に
初代Earl of Bedford(べドフォード伯)John Russell(ジョン・ラッセル)が増築したもの。
ヘンリー8世や、エリザベス1世も何度か訪れたことがあるお屋敷。
後ろに見える煙突が、ヘンリー8世建造のハンプトンコート・パレスによく似た、
典型的なチューダー様式。

Chenies Manor and Gardens
その煙突の様子は、裏の庭側から見るとわかりやすい。
ここはsunken garden(サンクン・ガーデン=
沈み込んだ形で地盤が下がっていく形式の庭)と呼ばれる部分。

Chenies Manor and Gardens
整形式の庭でありながら、自然でオーガニックな、高低を活かした構成は、
イギリスのガーデニングの最も得意とするところ。
今はちょうど、ダリアの花のシーズン。

Chenies Manor and Gardens
満開のエリンジウムに、大喜びのバンブル・ビー達。

Chenies Manor and Gardens
ここ数年、世界的に蜂の数が激減していて、
蜂が減少すると穀物収穫にも深刻な影響を与えるため、
さまざまな保護キャンペーンが展開されている。
ここの庭でも、蜂保護チャリティーへの援助をはじめとして、
庭でも、蜂や蝶の好む植物が積極的に採り入れられているそう。

Chenies Manor and Gardens
これは、蝶や蜂の大好物、ブットレア

Chenies Manor and Gardens
別の角度で・・・。

Chenies Manor and Gardens
お屋敷側の、ヘッジのゲートから覗いたところ。

Chenies Manor and Gardens
これはwhite garden(ホワイト・ガーデン)と呼ばれる一角。
白~シルヴァー系の植物で、コーディネートされている。

Chenies Manor and Gardens
現在メインで咲いているのは、八重咲の白コスモス。

Chenies Manor and Gardens
この植物は・・・名前は知らない。アガパンサスの一種なのかな?

Chenies Manor and Gardens
遅い午後の日差しに映える。

Chenies Manor and Gardens
ブドウ(かな?)のドーム。

Chenies Manor and Gardens
庭に建つ、ロマンティックなガゼボは、庭が
(なんだったか忘れたけど、18世紀ものの・・・)
映画の撮影ロケに使われたときに、プロップとして持ち込まれて、
撮影終了後、ここのオーナーにプレゼントされたものなのだそう。

Chenies Manor and Gardens
この一角は、キッチン・ガーデンと呼ばれる部分で、
野菜や切花用の花が、実用的に植えられている。

Chenies Manor and Gardens
それでも、ワイルド・ガーデン風でとてもチャーミング。

Chenies Manor and Gardens
真っ赤に熟したレッド・カラント。
鳥に食べられないように、ネットで覆われている。

Chenies Manor and Gardens
区切られた庭の後ろにも、大きな敷地が広がる。
(ここまでは、まったくたどり着くことができなかった。)

Chenies Manor and Gardens
なのは、ティールームで和んでしまったからで・・・。

Chenies Manor and Gardens
和みすぎて、昼寝する者(配偶者氏)まで現れる始末。

Chenies Manor and Gardens
芝生でできたメイズ(迷路)に熱心に取り組む、エイドリアン師匠と配偶者氏。
メイズの真ん中で瞑想中(?)なのは、師匠のガールフレンド、ディレッタさん。

Chenies Manor and Gardens
さわやかな夏のミニ・ホリデーでした^^。


Chenies Manor and Garden (チェニース・マナーと庭)



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そんなわけで、今度は本格的にホリデー・モード。また戻ってきたら更新しますー。
Have nice summer days!!!





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