ロンドンの街-Orange Square (オレンジ・スクエア)
今回は5月の雑誌取材撮影に行った、ロンドンのオレンジ・スクエアのイメージ。
このオレンジ・スクエアは、Sloane Square(スローン・スクエア)から300mほど南に下った、Pimlico Road(ピムリコ・ロード)を東側にまた200mほど入ったところ、つまり、南東方面に7-8分歩いたところにある、小さな公園。
この周りに、インテリア・デザイナーズ事務所、アンティーク・ショップ、ギャラリーが固まっている。
基本的には、ポッシュ(高級な)エリアなのだけれど、雰囲気のいいビストロ・パブ、花屋、チョコレート・ショップ、等が集まって、小さなヴィレッジ風のエリアになっていて、インテリア・デザインを発注するような立場の人間でなくても、充分にのんびり楽しめる。
知名度の高いスローン・スクエア側の人ごみを避けて、ゆっくりしたい時にも最適。
取材のタイミングを合わせることが出来なかったけれど、土曜日の9:00am-1:00pmには、ファーマーズ・マーケットも開催されている。
木々に似囲まれた小さなスクエア。
真ん中に立っているのが、モーツァルト少年の像。
1764年のロンドン公演の折に、モーツァルト一家はこのスクエアの近くに滞在し、
その間にモーツァルトが最初の2シンフォニーを作曲したのだとか。
アマデウス君をアップで。
スクエアを取り囲んで、ショップ・レストランが並ぶ。
ギャラリーとチョコレート・ショップ。
角の花屋さんの、いつでも美しいディスプレイ。
このときは、朝まだ開店直後で、前売用のブーケを制作中。
その隣のビストロ。
Pimlico Roadを挟んだ向かいには、エレガントなビストロ・パブ、The Orange(オレンジ)。
これはパブの部で、隣と上階がビストロ部。
夕方は大盛況。
右は、パブ部の右隣にあるビストロ部。
ピムリコ・ロードに沿って、こんな感じの建物が何件か続いている。
これは19世紀後半から20世紀初頭にかけて、
公団住宅協会の開発した低所得者用住宅。
現在では、これらも高級住宅化している。
スクエアの一角に立つ案内ボード。オレンジ・スクエアの歴史が解説されている。
これによると、18世紀中ごろから、チェルシーとロイヤル・ホスピタル
(17世紀末に設立されて、現在も引き継がれている、軍人用養老院)を繋ぐ
中間地点として、パブや宿屋がこの一角に集まり始めた。
「オレンジ」という名は、実際の果物ではなくて、
おそらく「オレンジ(オラニエ)公(ウィリアム)」名のパブ(宿屋)が
あったことに由来すると、考えられている。
一番下の絵は19世紀前半にこの一角にあった、オレンジ・シアター。
インテリア雑貨のJoanna Wood。
インテリア・デザイナーのPaolo Moschino(パオロ・モスキーノ)のショールーム/ショップ。
西ロンドンのインテリア・デザイナーズは、
オーセンティックでトラディショナルなスタイルが特徴。
なので、見ていても(見ているだけだけれど・・・笑)目に心地よい。
アンティーク・ショップを覗き込む。
ボタニカル・プリントのディスプレイ。
この、Orange Square(オレンジ・スクエア)は、地図だと、このあたり。
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