Saturday, 20 July 2013

ロンドンの街-Orange Square (オレンジ・スクエア)

今回は5月の雑誌取材撮影に行った、ロンドンのオレンジ・スクエアのイメージ。

このオレンジ・スクエアは、Sloane Square(スローン・スクエア)から300mほど南に下った、Pimlico Road(ピムリコ・ロード)を東側にまた200mほど入ったところ、つまり、南東方面に7-8分歩いたところにある、小さな公園。
この周りに、インテリア・デザイナーズ事務所、アンティーク・ショップ、ギャラリーが固まっている。
基本的には、ポッシュ(高級な)エリアなのだけれど、雰囲気のいいビストロ・パブ、花屋、チョコレート・ショップ、等が集まって、小さなヴィレッジ風のエリアになっていて、インテリア・デザインを発注するような立場の人間でなくても、充分にのんびり楽しめる。
知名度の高いスローン・スクエア側の人ごみを避けて、ゆっくりしたい時にも最適。
取材のタイミングを合わせることが出来なかったけれど、土曜日の9:00am-1:00pmには、ファーマーズ・マーケットも開催されている。


Orange Square, LondonOrange Square, London
木々に似囲まれた小さなスクエア。
真ん中に立っているのが、モーツァルト少年の像。
1764年のロンドン公演の折に、モーツァルト一家はこのスクエアの近くに滞在し、
その間にモーツァルトが最初の2シンフォニーを作曲したのだとか。


Orange Square, London
アマデウス君をアップで。

Orange Square, London
スクエアを取り囲んで、ショップ・レストランが並ぶ。

Orange Square, London
ギャラリーとチョコレート・ショップ。

Orange Square, London
角の花屋さんの、いつでも美しいディスプレイ。

Orange Square, London
このときは、朝まだ開店直後で、前売用のブーケを制作中。

Orange Square, London
その隣のビストロ。

Orange Square, London
Pimlico Roadを挟んだ向かいには、エレガントなビストロ・パブ、The Orange(オレンジ)。
これはパブの部で、隣と上階がビストロ部。

Orange Square, LondonOrange Square, London
夕方は大盛況。
右は、パブ部の右隣にあるビストロ部。


Pimlico Road, London
ピムリコ・ロードに沿って、こんな感じの建物が何件か続いている。
これは19世紀後半から20世紀初頭にかけて、
Peabody Trust(ピーボディ・トラスト)と呼ばれる、
公団住宅協会の開発した低所得者用住宅。
現在では、これらも高級住宅化している。

Orange Square, London
スクエアの一角に立つ案内ボード。オレンジ・スクエアの歴史が解説されている。
これによると、18世紀中ごろから、チェルシーとロイヤル・ホスピタル
(17世紀末に設立されて、現在も引き継がれている、軍人用養老院)を繋ぐ
中間地点として、パブや宿屋がこの一角に集まり始めた。
「オレンジ」という名は、実際の果物ではなくて、
おそらく「オレンジ(オラニエ)公(ウィリアム)」名のパブ(宿屋)が
あったことに由来すると、考えられている。
一番下の絵は19世紀前半にこの一角にあった、オレンジ・シアター。

Pimlico Road, London
インテリア雑貨のJoanna Wood

Pimlico Road, London
インテリア・デザイナーのPaolo Moschino(パオロ・モスキーノ)のショールーム/ショップ。

Pimlico Road, London
西ロンドンのインテリア・デザイナーズは、
オーセンティックでトラディショナルなスタイルが特徴。
なので、見ていても(見ているだけだけれど・・・笑)目に心地よい。

Pimlico Road, London
アンティーク・ショップを覗き込む。

Pimlico Road, London
ボタニカル・プリントのディスプレイ。

この、Orange Square(オレンジ・スクエア)は、地図だと、このあたり。

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