ノルマンディーの町や村-Domfront-
ノルマンディー話、今回はブロカンテ・マーケットとDomfront(ドンフロン)の町。
ブロカンテ・マーケット・・・といえば聞こえはいいのだが、今回行ったのは、これはもう「カーブーツ・セール」。
アンティークというよりは、家の中の不用品を車に積んで売りに来る、つまり「中古品市」。
昨年はペーターおじさんにLonlay-l'Abbaye(ロンレィ・ラ・ベィ)で催されていたブロカンテ・マーケットに連れて行ってもらって(そのときの話は、このページ)、なかなかの掘り出し物だったので、また今年もともくろんでいた。
残念ながら、今年は滞在時期が1週間ほど早かったので、ロンレィ・ラ・ベィの開催日は私達が帰った後。
どうやら、毎年ほぼ同じ時期に催されるらしい。
で、「私たちの滞在中何かやってないの?」と尋ねたら、年間マーケットガイド的な小冊子を渡される。
それで調べて、比較的近場で、開催されているCerisy-Belle-Etoile(セリジ・ベリトワール)のマーケットに行ってみることにした。
ロンレィ・ラ・ベィでは、例年200ストール出ているらしくて、このセリジ・ベリトワールのマーケットは70ストールだというので、まあ小さいマーケットだとは覚悟して行ってみたけれど(Pおじさんは、こんなマイナーなマーケット、全く興味なし、行く気なし)・・・こんななんだな・・・。
ピーカン天気一転して、霧+小ぬか雨の天候もナニだが、
いやまぁ、出てるものがこんな感じで・・・Chiswickのカーブーツが恋しくなる(笑)。
中には掘り出し物があるかも・・・とは、あまり思えないか。
で、アドレナリン値一気に下がる。
Pおじさんが、全く興味を示さない理由が、よーくわかった。
Danaさんと澤山女史は、アネックス生活に足りないミルクパンやら、
サラダ・ボウルやら、滞在中の生活向上目的のお買い物。
私は建築関係のアンティーク雑誌をまとめ買い。
あ、そして、この村は・・・農地に道が一本通っているだけの村・・・、つまり、村の写真はまるで撮らなかったのだった。
Hmmm...来年はブロカンテ・マーケットも調べた上で日程を組もうかな・・・。
ちなみにこんなサイトがある<このページ>。緑丸は中古品市、赤四角がアンティーク、黄色三角はコレクタブルズ・・・というような区分になっている。アンティークを目指して行くと「アタリ」ということのよう。
その「カーブーツ・セール」の後、天候も回復してきたので、Domfront(ドンフロン)の町に向かうことにした。
丘の上に建つ交通の要所になっている町で、今回、西のブリタニー側からノルマンディーに入ってきた時もここを通過した。
道路の便がいいのと丘の上に建っていて見つけやすいこともあり、去年も訪れたことがある(このページ: 去年は英語読みの「ドンフロント」って書いていたな・・・仏語読みだと「ドンフロン」)。
古い町並みが残っていて、なかなか良さげな町なのに、去年は町中休みの月曜日に行ってしまった。 なので、今年は日曜日にリベンジに行ってやろうということになった。
ところが・・・だ、やっぱり今年も閉まっている。
日・月曜日が休み、その上「ホリデーに出ています。」などという張り紙の店もあり。
なんだか、縁がないというか、呪われているというか(笑)。
ノルマンディーに入る前に通ってきたブリタニーの町、カンカール、ディナン
、モン・サン・ミシェルで(この後話は、このあたりに行きますよ)、観光モード全開・
ヤル気満々ぶりの中を通過してきただけに、内陸ノルマンディーのやる気のなさに腰くだけ・・・。
ダメですね、全然観光するところではないってーこと。
ウサ晴らしで、閉まっているアンティークショップのショーウィンドゥ激写。
そうしたら、車のクラクション音が、遠くからだんだん近づいてきて、
突然現れたヴィンテージ・カーのパレード。
延々30台ぐらい連なってきた。
ほーぅ これは何かのイベントか・・・と思ったのもつかの間で、
そのまま一同クラクションを鳴らせながら、ドンフロンの丘を下って、
来たときと同じようにどこかへ去っていきましたとさ。
つまり・・・、通過しただけ。
古い町並みも残っていて、いい町なのにな。
インフォメーション・センターだってあるのに、観光地になりきれないのだな。
マリア様も「ヤレヤレ・・・」って感じかもしれない。
まぁしかし、丘の上の街だけあって、眺めは絶景。
中世にここに城が築かれたのも、よく理解できる。
去年かろうじて中に入れた、Saint Julien church(聖ジュリアン教会)。
今年は本格的に修復工事が始まっていて、立ち入り禁止。
珍しいビザンティン風アールデコ(セセッション)様式の建築。
Youtubeでこの教会のヴィデオを見つけた。
中が写っているが、このヴィデオの意図は「田舎町には修復費がないんです、寄付してください!!」
と、世界中に訴えかけているのだった(米語で)。
3年前のこのヴィデオの効果・・・とはあまり思えないが、とにかく、
修復工事が始まっているところをみると、国か建築保存機関か
次回はぜひ修復完成した、内部を拝見・・・できるように、私も送金しようかな(笑)。
その後、インフォメーション・センターで教えてもらったレストランGrand Gousierが、
ミシュランにも載ったとかいうお料理の方は、田舎町とは思えない洗練されたもの。
ランチだったので、一番手ごろな22ユーロ(17-18ポンド)のコースをオーダーした。
これはスターターで・・・この後メインのステーキを見事に撮り忘れ・・・、
いきなりアイスクリームのプディング。
ロンドンだとまず予算外の、このクラスのフランス料理を、お手ごろ価格で堪能できたのは
次回は、旅行の足取りを順繰りに、さかのぼっていってしまっているのだけれど、ノルマンディーに入る前に立ち寄ったMont Saint Michel(モン・サン・ミシェル)。
いやぁ、ドンフロンとはうってかわって、ここは観光激戦区・・・でありましたよ。
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