Thierry(ティエリー)氏のコテージ
ノルマンディー滞在中は、まるでお宅拝見ツアー状態。
なにしろ、根がインテリア好き、アンティーク好き。そして、ペーターおじさん周辺のお友達も、アンティーク好き、に加えて「お宅自慢」な人が集まっている。
写真の方もインテリアを撮るのが好きなので「ぜひうちも撮って。」と、あちこちの家を案内されては、お宅激写。
その中から今回は、ペーターおじさんの仲のいい友人、Thierry氏のお家をフィーチャー。
まずこれが入り口。
コテージというのは日本語だと「小屋」なんてことになってしまうのだが、
小さくてこじんまりした住宅のことを、もっぱらこう呼んでいる。
ここも、リヴィング・ダイニング一部屋、ベッドルーム一部屋の小さな家。
入り口を飾っているのはぶどうの木。
中は、外観の素朴さからは想像できない、重厚なインテリア。
このコテージも、ペーターおじさんのシャトーと同様18世紀のもの。
オリジナルの暖炉が、薪ストーヴを入れて今でも使われている。
ティエリー氏も、ペーターおじさん同様18世紀アンティークに詳しい。
というか・・・オタクな域かもしれない(笑)。
そして、専門分野は「椅子」だそうだけれど、椅子に限らず、
18世紀に限らず、とにかく博学のティエリー氏。
部屋の中も、アンティークと本で埋め尽くされている。
ダイニングテーブル。
キッチンはリヴィング・ダイニングの一角にある。
裏口のドアから、リヴィング・ダイニングを見たところ、右側がキッチン。
入り口を入って左手の奥が、ベッドルーム。
ベッドルームも本で埋め尽くされている。
窓からの光が、とても爽やかな一角。
ベッドルームから、リヴィング・ダイニング側を見たところ。
ドアのヴェルヴェットのカーテンが、インテリアを引き締める。
そして、隙間風を防ぐ・・・というのが、最大の目的だろうけれど(笑)。
裏口側にシャワーとトイレのスペース。
その横には、屋根裏に上がる梯子がかけられている。
Photo by noriko.stardust @Flickr
バランス感覚のよくない私は、その梯子では屋根裏に上がれず・・・で、
屋根裏に上って撮影したのは、同行のDanaさん。
上にも。椅子・・・椅子・・・椅子。
一方私は、裏庭の物置小屋をのぞいてみたら・・・、
やっぱり、ここにも椅子・・あぁ・・・。
ティエリー氏がアンティーク・ディーラーかというと、そういうわけではなくて、
パリ在住のフランス語の先生。
自由業なので頻繁にこのノルマンディーのコテージに滞在しては、
あちこちから椅子を掘り出している。
これは同じくペーターおじさんのお友達、Françoise(フランソワーズ)のコテージに、
夕食によばれたときに、ティエリーおじさんの持ってきた、最近の掘り出し物の椅子。
最初はこの椅子の座の下の部分は、後年のペイントで覆われていたのだが、
椅子のバランスのよさと、彫りの精密さから、
ファニチャー・メーカーMesleeのものではないかと見て購入。
ペイントをはがしてみたところ、見事にJacob D. R. Meslee の刻印が出てきたんだよ!!
という、お宝発掘話を熱弁する、ティエリーおじさん。
フランスに「アンティークス・ロードショー」がないのが残念だけれど、
あったら、かならず椅子部門のエキスパートになれると思う・・・の、ティエリー氏。
横に座っているのは、Danaさんでした。
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