Sunday 16 September 2012

Thierry(ティエリー)氏のコテージ

ノルマンディー滞在中は、まるでお宅拝見ツアー状態。
なにしろ、根がインテリア好き、アンティーク好き。そして、ペーターおじさん周辺のお友達も、アンティーク好き、に加えて「お宅自慢」な人が集まっている。
写真の方もインテリアを撮るのが好きなので「ぜひうちも撮って。」と、あちこちの家を案内されては、お宅激写。
その中から今回は、ペーターおじさんの仲のいい友人、Thierry氏のお家をフィーチャー。


Thierry's cottage
まずこれが入り口。
コテージというのは日本語だと「小屋」なんてことになってしまうのだが、
小さくてこじんまりした住宅のことを、もっぱらこう呼んでいる。
ここも、リヴィング・ダイニング一部屋、ベッドルーム一部屋の小さな家。
入り口を飾っているのはぶどうの木。

Thierry's cottage
中は、外観の素朴さからは想像できない、重厚なインテリア。

Thierry's cottage
このコテージも、ペーターおじさんのシャトーと同様18世紀のもの。
オリジナルの暖炉が、薪ストーヴを入れて今でも使われている。

Thierry's cottage
ティエリー氏も、ペーターおじさん同様18世紀アンティークに詳しい。
というか・・・オタクな域かもしれない(笑)。

Thierry's cottage
そして、専門分野は「椅子」だそうだけれど、椅子に限らず、
18世紀に限らず、とにかく博学のティエリー氏。

Thierry's cottage
部屋の中も、アンティークと本で埋め尽くされている。

Thierry's cottage
ダイニングテーブル。

Thierry's cottage
キッチンはリヴィング・ダイニングの一角にある。


Thierry's cottage
裏口のドアから、リヴィング・ダイニングを見たところ、右側がキッチン。

Thierry's cottage
入り口を入って左手の奥が、ベッドルーム。

Thierry's cottage
ベッドルームも本で埋め尽くされている。
窓からの光が、とても爽やかな一角。

Thierry's cottage
ベッドルームから、リヴィング・ダイニング側を見たところ。

Thierry's cottage
ドアのヴェルヴェットのカーテンが、インテリアを引き締める。
そして、隙間風を防ぐ・・・というのが、最大の目的だろうけれど(笑)。

Thierry's cottage
裏口側にシャワーとトイレのスペース。
その横には、屋根裏に上がる梯子がかけられている。

Thierry's Attic
Photo by noriko.stardust @Flickr
バランス感覚のよくない私は、その梯子では屋根裏に上がれず・・・で、
屋根裏に上って撮影したのは、同行のDanaさん
上にも。椅子・・・椅子・・・椅子。

Thierry's cottage
一方私は、裏庭の物置小屋をのぞいてみたら・・・、

Thierry's cottage
やっぱり、ここにも椅子・・あぁ・・・。

ティエリー氏がアンティーク・ディーラーかというと、そういうわけではなくて、
パリ在住のフランス語の先生。
自由業なので頻繁にこのノルマンディーのコテージに滞在しては、
あちこちから椅子を掘り出している。

Thierry's chair
これは同じくペーターおじさんのお友達、Françoise(フランソワーズ)のコテージに、
夕食によばれたときに、ティエリーおじさんの持ってきた、最近の掘り出し物の椅子。

Thierry's chair
最初はこの椅子の座の下の部分は、後年のペイントで覆われていたのだが、
椅子のバランスのよさと、彫りの精密さから、
18世紀後半ルイ16世からナポレオンにかけての時代の
ファニチャー・メーカーMesleeのものではないかと見て購入。
ペイントをはがしてみたところ、見事にJacob D. R. Meslee の刻印が出てきたんだよ!!
という、お宝発掘話を熱弁する、ティエリーおじさん。

Françoise's dinner
フランスに「アンティークス・ロードショー」がないのが残念だけれど、
あったら、かならず椅子部門のエキスパートになれると思う・・・の、ティエリー氏。
横に座っているのは、Danaさんでした。


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