Parisの街-Galerie Vivienne アーケード
パリ話の続きで、今回はフォトジェニックなアーケード、Galerie Vivienne。
私的になぜだかアーケード好き。もちろん、19世紀の様式、というのが前提条件だが。
19世紀の産業革命で、ヨーロッパの建造物に鉄骨構造が取り入れられるようになってから、もっとも特徴的なのが、そこにガラスをはめ込んだ、「温室」のような構造物。
最たるものは、残念ながら現存しないのだけれど、ロンドンのクリスタル・パレス。
ロンドンのキューガーデンズの温室は、現存する例の一つ。
また、その名残は、ロンドン・パリ他ヨーロッパの諸都市に残された、19世紀のアーケードにも垣間見られる・・・というのが、アーケード好きの要因なのかもしれない。
ロンドンにもピカデリー/メイフェア界隈に、2-3アーケードが現存しているが、エレガントな建築様式では、Parisのアーケードが秀逸。
今回、旅行出発直前に、このアーケードの情報を発見して、急遽目的地の一つに加えることにした。
これがGalerie Vivienne(ギャラリ・ヴィヴィエン)の入り口の一つ。
パレ・ロワイヤルの北側の通り、Rue des Petits Champsに面している。
入り口の両サイドは雰囲気のステキなビストロ。
お値段を拝見したが、ちょっと敷居が高かったので、写真を撮っただけ(笑)。
そのカフェ部の方。
ブティック、ギャラリー、雑貨ショップなどが営業中。
中央のドーム部、
から、右に折れる通路を見たところ。
この左にあるポットの中で・・・、
寝ていた、前のギャラリーの猫を発見。
シャッター音で目を覚まして「なんぞ?」の迷惑顔。
ゲーブルの装飾と時計・・・時間はぜんぜん合っていない。
一番奥で左に通路は折れる。その角にある古書店。
が、なんともフォトジェニック。
ランタンと装飾レリーフのディティール。
その向かいに合った、アンティーク屋。夕方5時を過ぎていたので、閉まっていた。
開いていたら吸い寄せられて、何か買ってしまったに違いない。危険、危険。
上階が事務所や住居になっている様で、階段をのぞき見ることができる。
コンチネンタル特有の、大きく優美な螺旋階段。
が、きれいに撮れたので、ついレイヤー加工して雰囲気を盛り上げる。
(出)入り口のファサ-ドの影。
前回の標本箱のプリントショップは、この(出)入り口の角にある。
外に面したウィンドウ。
反対側の角はJPゴルチェのブティック。
このGalerie Vivienneの西隣にもう一つ同時期のアーケードがある。
Galerie Colbert(ギャラリ・コルベール)。
建造同時はヴィヴィエンと繋がったアーケードだったのだろうが、現在は中では繋がっていなくて、
ここの敷地の大半は、ソルボンヌ大学の設備として使われているよう。
一般人でも入ってかまわない。
その中で、一軒だけビストロが現在も営業中。
一番先のドーム部。
その、彫刻と、
装飾レリーフのディティール。
Galerie Vivienne
地図:
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